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【メモ】いい話し合いとは?

昨晩、鳥取市の中心市街地を盛り上げていく若手コミュニティの運営メンバーとの企画MTGがありました。あっという間の1.5時間で、久しぶりに「いい話し合いだったな」と感じました。

どんなところが「いい話し合い」だと感じたんだろう?と思いましたので、3つの視点からまとめてみました。

まとめ
・いい話し合いはアイデアがつながる
・話している人たちがワクワクしている
・松竹梅の水準があがる



いい話し合いはアイデアがつながる

「今こんなことを考えていて」
「だったら、こういうのもできそうですね」
「それを聞いて、こんな話を思い出したんですが」
「この視点から考えると、こういう意味もありそう」

・・・

いい話し合いでは、こんな風に話が次々とつながっていきます。ぼくは「連歌式」と読んでいるんですが、前の人を話を受けて、それに乗っかって話すというスタイルです。自分だけで考えているんじゃなくて、相手のアイデアや視点を受けて、その前提やアイデアにのっかると、という感じでつなげていくと、思いもしないアイデアが出てきたりもします。

前提を受けて考えると、自分持っているアイデアをそのまま言えなくなるのですが、その「ある種の制約条件」があることで、さっきまで考えていなかったアイデアを生み出すことができるんです。その意味で、いい話し合いには、程よい制約があるとも言える

話している人たちがワクワクしている


テレビで玩具メーカーの企画会議をみたことがあるのですが、そこでは、担当者が10名以上集まって、ひたすらアイデアを出し続けていました。その様子は、語弊を恐れずに言えば、幼稚園児が夢中で遊んでいるかのような光景。つまり、大人が本気でふざけていて、ワクワクしながら話していました。


地域や会社のプロジェクトでも大切にしたいことが、ここからは学べると思います。「ワクワクすることを起こしたいなら、それを考えている人たちがまずワクワクしていること」と。

反対を考えてみてもらったらすぐにわかるんですが、スーツを着めこみ、眉間にシワを寄せた大人が集まる会議室。意見を出してもすぐに「それはつまらない」と一蹴されそうな、ピリつく雰囲気。ここから、みんなに愛される、アンパンマンの新キャラクターが生まれると思いますか?


松竹梅の水準があがる


なんでもできるけど、すべてはできない。アイデアを出したあと、収束フェーズにいくときに必須の考え方です。どんなに良いアイデアを出しても、それをどこまで実現できるか、をどこかの時点で見極めて、考えていかなければいけません。いろんな情報やアイデアがあふれる世界では、アイデアの質よりも、行動力(実現力)の方が、より重要になるとは、このことです。


一方で、アイデアがたくさん出ると、全体の水準もあがると感じています。面白法人カヤック代表取締役の柳澤 大輔さんは「アイデアがたくさんあれば事態は深刻化しない」と話していました。

まるもなりにまとめると、プランAしかないと、それができなかった場合、じ・エンドなんだと。ただ、プランB〜Dまであれば、100%の成果は生み出せなくても、60%くらいの成果は得られる。また、30%以下になるリスクを回避できる。みたいな感じです。

さらに言うと、プランB〜Zまであるならば、その時の状況に合わせた最適なプランを選べるはずだ。まさかの事態も避けれるし、他にもプランが有るという余裕から状況を冷静にみれる。だから、アイデアが沢山あれば事態は深刻化しない、というお話です。

このようにアイデアがたくさんある状態だと、最終的に実現したい状態の基準が全体として底上げされます。「松竹梅」というように3プランに絞るにしても、3から絞るより、10から絞る方がより最適なものが選べるからです。いい話し合いは、終わった時に、このような実現に向けたアイデアの松竹梅があり、その水準が開始時点よりもあがっていると言えます。

というわけで、いい話し合いで起きていることについてお話しました。みなさんは、どんな時にいい話し合いだったな!と感じますか?よければ考えてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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