ポコラの大冒険　黒い森のひみつ　９

「今ふたたびマーブのところへ」

こうして
4つの国のポコラたちの旅は突然始まった・・・

アクニ
「あっ！この道覚えているわ！　ここをまっすぐ進むとマーブのお店があるんじゃない？」
テライ
「そうだよ！懐かしいなぁ〜又旅が始まるんだね」
シルフ
「今度の旅は、何をどうすれば良いのか、まだわからないけど、会う人会う人がいろんな事を教えてくれるような気がしているんだ！きっとマーブだって何か教えてくれるかもしれないよ」
イグニ
「そうだね！だってマーブはなんでも知っていそうだもの！」
シルフ
「あっ！着いたよ！ここだよ！」

4人はマーブのお店の前で大きな声で叫んだ

「マーブ！アクニです。イグニです。テライです。シルフです。」

マーブ
「やぁ〜よく来たね！どうしたんだい！君たちとはあの冒険以来だったね、改めてお礼を言うよ
4つの国を守ってくれて本当にありがとう！」
イグニ
「そんな！僕たちみんなに助けてもらったからできた旅だったんです」
テライ
「僕たちが困ったら、いつも助けてくれた人がいたよね」
シルフ
「うん、本当に不思議な旅だったよ」
アクニ
「平和になって、喜んでいたのに・・・」

マーブはアクニの言葉の後を続けてこう言った
「また旅へ出ることになったんだろ？」

イグニ・テライ・シルフ・アクニはびっくりした
「えっ！旅に出ることを知っているの？どこに行くのかも知っているの？」

マーブ
「あぁ〜知っているよ。森へ行くんだろ？　もうそろそろここへ着く頃だと思って
森へ入る用意をしておいたよ。森へ入るには色々準備がいるんだよ。私も用意をしたのは初めてだよ
私の父さんは森へ入る準備を２回したらしいんだが・・・」
シルフ
「２回も？森へ入る人がいたの？」
マーブ
「あぁ〜森へ入るためには必ず準備がいるんだよ、準備をしなければ入ることができないんだ
父さんが用意した時のうち１回はポコランたちの時だが、あの時は森へ入っていなかったね。」
シルフ
「もう一人の人は森へ入ったの？」
マーブ
「あぁ〜多分入ったと思うが・・・帰ってきたのは覚えていないんだよ」
テライ
「誰だろう・・・森へ入った人って・・・いつ入ったの？」
マーブ
「ポコランたちの前の日だね」
イグニ
「誰だかわかる？」
マーブ
「それが消えているんだよ・・・森へ入るためには必ず「あるもの」を持って入らないとダメなんだ
だから必ずこの店へ寄らないと森へは入れないんだよ」
アクニ
「私たちもそれが必要なの？」
マーブ
「そりゃそうさ！森へはいるためには、必ず必要なものがあるのさ」
テライ
「ポコランたちより先に森へ入った人がとっても気になるね・・・」
イグニ
「そうだね・・・絶対「謎の病」に関係しているに決まっているもの！」
アクニ
「ねぇ、マーブ森へ入る為に必要なものって何？」
マーブ
「あぁ〜今から説明するよ。
森は夜になると真っ暗になるから「真実の灯り」
森の妖精が大好きな「未来の鈴」
そしてこの「音楽の目覚め」」と言って小さな太鼓を渡した。
テライ
「真実とか未来とか目覚めとかって何か意味があるのですか？
マーブ
「森へ入る準備でいらない物や意味のないものはないよ。
昔からこの3つを用意すると決まっているのだ。だから必ず必要なんだよ」

マーブの怒ったような強い言い方に4人はびっくりして頷くしかありませんでした。

「ポコラの大冒険」　黒い森のひみつ

2025年開催ぽこあぽこピアノ教室発表会に向けてのお話
前回の「ポコラの大冒険」の続きのお話となります。

今回は「歌を忘れた神アムネン」が主役となります。
アムネンが昔、大事な物を無くしてまで、４つの国を救うのですが
果たしてそれでよかったのだろうか？

誰かの犠牲の上に成り立った平和は果たして真の平和なのか？
ポコラたちが、答えを求めて黒い森の中へ入っていきます。

「黒い森」の中に答えはあるの？
「黒い森」の中には誰かいるの？

さぁ〜！みんなもポコラと一緒に旅に出よう！

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ポコラの大冒険
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