ポコラの大冒険　黒い森のひみつ１０

「レイブンの心配」

魔人レイブンは森の変化を大分前から感じていた。そして理由もわかっていたのだが自分だけの力では何も出来なかった。

レイブン
「どうしよう〜〜まさか”ドモラ”がきっかけでアムネン様の記憶が戻るってことないよね〜〜
でも森のあいつは絶対何かを感じているよ、怒りのオーラがどんどん強くなっているもの・・・・あぁ〜ボーヌムは一体何をしているんだろう!!
マルムの力ばっかり大きくなっているじゃないか！
このままだと森がどんどん変わっていってしまうぞ！
それにしても、ポコラたちは森から音楽のエネルギーをもらっているのに
なんかおかしいな？って思わないのかね〜
明らかに音楽のエネルギーが変わっているじゃないか！
よし！あのイグニやテライそしてシルフとアクニに会いに行ってみようか？
あの4人なら何か感じているかもしれないな」

ポコラの谷へ向かったレイブンだったが、
谷にいた他のポコラたちの話を聴いて、イグニたちが森へ旅立った事を知ったのだった。

レイブン
「やっぱりなぁ〜〜アイツらはやってくれると思ったよ〜〜森からのシグナルを感じていたんだよねえらい！それでこそ俺のポコラたち！じゃぁ〜マーブのところへ行きますか」

レイブンはマーブのところへ向かった。
マーブはレイブンの顔を見るなり、怒った口調でこう言った。

マーブ
「ポコラたちのを追って森へいくのは誰かと思ったら、あんただったのか！イグニやテライ、シルフ、アクニの邪魔をする為に森へ入るのだったら、レイブン！あんたに渡すものはないよ！何も持たずに森へ入るんだね」

レイブン
「マーブ、誤解だよ！ポコラたちを邪魔しにいくわけではないよ。なんとかしないと！しか考えてないよ」

マーブ
「ふ〜〜ん、あんたはアムネンのことが心配なんだろ？あの時森へ入ったアムネンの事を心配してるんだろ？」

レイブン
「えっ！どうしてそれを知っているの？　ポコラたちに話してないだろうね！」

マーブ
「森の番人は森で起こったことはなんでも知っているんだよ。それに森の妖精の魔法にもかからないしな
森へ入る意志のあるポコラやレイブンみたいな魔人をいち早くキャッチして森へ入る準備をしておくのが森の番人の仕事なのさ」

レイブン
「マーブはあのことを知っているのか・・・どう思った？」

マーブ
「あの時出来る一番良いことをしたと思っているよ・・・でも長く続くのか？という不安もあった
ボーヌムはきっと許さないからな・・・だから今の森はきっとマルムが支配しているんだろう。
私はポコラたちならきっとうまくやれると思っているよ。森から生まれる音楽のエネルギーを
正しいものに変えることが出来るのは、あのポコラたちしかいないよ。
そして結局間違ってしまったあの時の判断を・・・」

レイブン
「そ、そうだな・・・オレもポコラたちならやれると思うよ・・・
だから私は森へ入らなければならないんだよ。あの時アムネンについて行けなかったからな」

マーブ
「なるほど、よくわかった・・・では気をつけてな。ポコラたちを助けてやってくれ
あんたはマルムと会うことが出来るたった一人の魔人なんだから」

レイブン
「あぁ〜では行ってくるよ！」

マーブ
「なぁ〜その時アムネンはどうなるんだい？」

レイブン
「さぁ〜最後は神様にお願いだな」

マーブ
「なるほどな」

「ポコラの大冒険」　黒い森のひみつ

2025年開催ぽこあぽこピアノ教室発表会に向けてのお話
前回の「ポコラの大冒険」の続きのお話となります。

今回は「歌を忘れた神アムネン」が主役となります。
アムネンが昔、大事な物を無くしてまで、４つの国を救うのですが
果たしてそれでよかったのだろうか？

誰かの犠牲の上に成り立った平和は果たして真の平和なのか？
ポコラたちが、答えを求めて黒い森の中へ入っていきます。

「黒い森」の中に答えはあるの？
「黒い森」の中には誰かいるの？

さぁ〜！みんなもポコラと一緒に旅に出よう！

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ポコラの大冒険
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