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医療人のうつうつ入院note・・②

楽しい入院生活の医療人のうつうつ入院note ••①しかし、入院の目的! 依存していた薬(向精神薬から)の離脱(症状)!これが結構すごかった。

私は抗うつ剤の中でも、副作用や依存度の高いといわれている、三環系の抗うつ剤を2年以上服用していました。 最初はSSRI系も服用していた記憶はありますが、途中で変更。 三環系の投薬を開始して少し経った時は、私的にはかなり破滅的でした。 やる気が起こることは起こったのですが、パニック状態に!! ほぼ錯乱〜 死んでも構わない!!消えてしまいたい!ギャアーー!!みたいな・・今でも感情は思い出せます。 落ち着いている時も目の前が曇っているような状態。本当、早く終わりにしたかったなぁ。。

「たとえこの先、100回楽しいことがあったとしても、たった1回の悲しいことがあるならば、もう私は耐えられない・・だからもう終わりにしたい・・・」とよく呟いていたのを覚えています。 

自殺の報道があると「そっちへ飛び越えたのか・・・あっちへ転んだのね・・・こっちに転べば良かったのに・・」ほんとうに生死が紙一重の状態。

しかし、ドクターにはそんなこと一言も報告したこともなく、報告しなければという気持ちになれなかったです。 ドクターは心開ける存在では、私はなかった。 何なのこの人?どうですか〜って言われても・・・そういう状態、いわゆる最悪の自分の状態を報告をする人はどれだけいるんでしょう? こういう感情は駄目だということは自覚しているし、これをいったら変に思われるのではないか?とか・・そもそも自己肯定感が欠如している人達・・話すわけない!!

目的は薬!!もっと眠れる、苦しみから逃れられる薬をくれ!! そんな感じでした。 

こういうのってどうなんだろう?  これってお薬効いているのかしら??

長期服用していると頭がボーッとして楽しいという感情はなく、生きているということも漠然で、ストレスがあるとパニックに・・この繰り返し。 指標となる数値も示されず。治療が進んでいるという実感もない。

そんなある日「飲んでいる薬をやめたい!!どうしてもやめたい!! 」という感情が芽生えまして。。春です♪ そんな感じですか? 相談したところ、やめるためには入院をしなくてはいけないと言われて、渋々入院。

一回目の入院時に離脱の第一段階なのか?全く別の薬(躁の薬)に一旦変えたのですが、これがとても合わず、運転禁止の薬でしたが、ちょいと必要に迫られて退院後に車を運転をしてみたのですが、交差点を曲がったらもう〜どこを走ってるのかわからなくなり右車線を走行したり、縁石にぶつかったり頭の中ぐるぐる。(すごい田舎の田んぼしかないところで、本当良かった) 

感情もなんか絶望の感情しか湧かず、パニック&パニック!!この世の中全て消えてなくなれ、私も消えたいと、発狂して暴れ回った記憶があります。

そもそもこんなことになったら病院来てね!って話も聞かされてなかった。それが普通なのか?? (現在はその神経科は閉鎖されてありません)そして、1ヶ月も経たずして再入院、ここで完全に薬を離脱することにしました。

完全に全ての薬をやめたのかどうかは覚えていないのですが、一種類の抗不安剤が私の電源をoffするように眠りに落ちることがわかり、その薬に助けられた気がします。人は睡眠が基本 ということを改めて認識!眠れるって幸せです。

眠剤代わりの薬以外を完全にやめて二日後くらいから、離脱症状が出てきました。あれ??なんか歩きづらいぞ??うん??(離脱するときにこんな症状がありますとか、一切説明がなかったです!)

「トイレに行く時はナースコールしてくださいね」と言われ、そんなバカな・・・と思ったものの、えっマジ?!歩けない!歩こうとすると力が抜けて全然歩けない!一人だとドタバタ・・・不眠のみなさんを起こしてしまうほどドタバタしてしまい、その後両脇を看護師さんに支えられ。トイレへ・・・

それからどんどん筋肉の弛緩が進み、舌の筋肉が動きづらくなりレロレロ状態・・

会話がままならない!お箸でご飯を食べようと思っても、ご飯が重くてお箸がぽろっと落ちてしまうので、フォークをしっかり握りしめてなんとか口に運ぶ。

ただ思考はしっかりしていて、ショックという感じではなく・・・これやばい!!ウケるんですけど!!ってなんかすごい笑っていた気がします。

筋肉弛緩は一週間ほど強く出て徐々に改善していきました。 続いて出た症状が 健忘症! 

この人知ってる!でも名前が出てこない!! 特にテレビの中の人は全員出てこなかったです。今でもやっている「さんま御殿」というテレビ番組をみんな楽しみにしていて、一番前を陣取り、明石家さんまさんを観て「私この人知ってる!!でも名前がわからない〜!!やばっ」って ロレツの回らない口調で言っていた記憶があります。 その状況はかなりカオス!(笑)

これだけの筋肉弛緩があるのならば、呼吸機能などみていかないとやはり危ないので、やはり向精神薬を止めるのは入院は必要!!と強く思います。

あと・・・離脱症状の説明は絶対に必要!! 私は医療人なので、面白がってたけど、びっくりしましたね。 

頭の中でずーーーっと「マジか?!」でした。

離脱症状の山を越えた後の入院生活は、メイクを仕事にしていた若い女の子に綺麗にメイクをしてもらったり、患者同士で一緒にお出かけとかはダメなんですけど、タイミングをずらして外出許可をもらって、外で待ち合わせ🎵 スイーツを食べに行ったり、コスメを買いに行ったりと楽しんでました。

その後。。1ヶ月ほどで退院、緩やかな回復とともに、眠剤も止めることができました。 それからは、抑うつ状態になることもなかなったんですけど、薬のやめ時って、そもそもいつなの?。。そんな疑問は置いといて。

今では、抑うつ状態の患者さんが来たとしても、そっちへ引っ張られることもなく、『私も鬱だったんですよ〜』ってお話しすることもあります。

きっと。。頭の中のアンテナを張り巡らせている敏感な人達には、私の話が嘘か本当がわかるんだと思います。 

なんちゃって編集後記。。。これを書くにあたり、心の整理とあの時の感情を思い出しました。 書くことで、心が整えられればいいのですが、苦しいと思ったら、書くのすぐにやめる!とか。。やめても胸が苦しかったら、書くにはまだ早いのではないかと思います。 焦らずとも、その時はいつかやってくると思って。。。きっと必ず。


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