見出し画像

一点突破、ニッチマーケットの強み!

淡路牛は安いし丁度いい肉質と程良い脂味がなんとも言えずめちゃくちゃ美味し、大好物の玉ねぎもあるし、淡路に少し住んでもいいかな?と密かに思っている まるメガネですww

最近、ニッチマーケットで培われた知識と技術は最強の武器では?と思うようになった。

ニッチマーケットとは、市場全体の一部を構成する特定のニーズ(需要、客層)を持つ規模の小さい市場のことで、隙間市場とも言う。
つまり、『大きな市場の中の特定のニーズ・客層』のこと【ニッチ】と言ったりする。

『競合がやっていない(不在)』という市場!!

マーケティングの言葉で『ブルーオーシャン』と『レッドオーシャン』と使われるけど、ニッチ産業はライバルがいないから一定のシェアを取りやすく利益を生むからブルーオーシャンと言われ、同一マーケットに競合が多数いてシェアの奪い合いをしているのがレッドオーシャンだね。

例えば、しまむらや西松屋、ユニクロなどは購買層が最も多い低価格で服を提供しているが、値段が安い何処でも似たようなな商品が作れるカジュアルウェアということもあり、各社競争が激しい消耗戦でまさにレッドオーシャンの典型。

逆に同じ低価格のゾーンだけど、『機能性』『低価格』を売りにしてこれまで作業服専門で規模を拡大してきたワークマン。
元々は作業服用だからオシャレではなく、機能性を重視したニッチマーケットでシェアを拡大していたが、SNSで紹介された事をきっかけに、爆発的にお客さんが来るようになった。

低価格ゾーンの服を購入する客層のマーケットの中には今まで『低価格』と『機能性』を合わせもって特化した企業がなかったから一旦市場に認められたらライバルがいない状態、まさにブルーオーシャンを見つけた。
モノが売れない時代に破竹の勢いで売上を伸ばしている!!!

ニッチ産業(作業服産業)からマス市場(カジュアルウェア産業)に参入して成功した例の1つ。
既にニッチ産業(作業服産業)での一定のシェア(市場規模)を持っているから、何処かライバル企業がマネをして商品開発に乗り出しても機能性は追求出来ても、安く出来ないなど障壁が高く、現段階ではライバルがいないから一人勝ち状態ってこと。
当然利益も生むから規模も大きくなる!

これが一般的なニッチマーケットからマスマーケットに出て成功した例ではあるけど現実問題このケースは稀で、元々の資本力があったからこそ加速度的に成長しただけで、基本資本力がなければ出来ない。

それでは資本力がないならブルーオーシャンを掴めないのか?と言われたらNO!

あくまでニッチマーケットでの考え方のポイントは

安定的な高収益という点、売上が大きい過ぎると目立つから競合が生まれるけど、そもそも売上が大きくないマーケットで一定のシェア(市場規模)をとってしまった方が企業の利益は残っているってこと。

大きな池(レッドオーシャン)でシェアをとりに行くか?今は市場規模の小さい池(ブルーオーシャン)でシェアを確保するか?で利益の出し方が全く違う!

大きな池なら売上はすぐに伸びるけど競合が多いからシェアを取りたければ資本力を使って利益を削るしか方法はない。

逆に小さな池であればゆっくりではあるが利益を担保しながらシェアを広げられるってこと!
さらに元々小さかった池は自分で大きくできるというのが重要だね。

例えば、卓球業界。
マイナースポーツだから何処のスポーツ店でも取り扱いコーナーは小さい。
市場規模は小さいように思える。
でも最近プロ卓球選手が1億を軽く超える高額年俸もらえていると話題になっているけど、高額年俸を払っても回収できるマーケットがあるという証拠。

深掘りすると卓球は中国の国技みたいなものだし、欧米ではプロリーグもある。
単純に日本はマイナースポーツだけど世界で見たらマーケットはかなり大きい。

日本には競技人口が少ないけど、その中でもニッチなマーケットがあって数社企業がシェアを奪い合っている。
ただ、元々日本では市場規模が小さいと思われているから多くの企業は参入しないから、あくまで数社で業界特有の商品を改良開発しシェア争いをしている。
日本ではマーケットが小さいけど、世界で見たらかなりの競技人口がいるから日本で磨いた技術の商品を世界で売り出したらどうか?、、、商品の質が良ければ売れるってこと。

実際に売れているから、卓球の世界選手権で日本の企業が結構スポンサーになっていたりとかしている。
世界選手権のスポンサーになれるということは、その企業は儲かっていないと出来ない。

それでは、オリンピックで卓球が注目され競技人口が日本で多くなったらどうなるか?
市場規模は大きくなるけど競合はいないし、そもそも卓球の道具とか簡単に作れないから、単純に今ある企業のシェアはそのままで売上だけが大きくなるという原理。

ニッチマーケットって普段は陽の目を見ていないから、陽の目が出る前に専門知識と技術を蓄えてしまえば、幾ら資本力がなくても利益出せるし何かのきっかけで劇的売上が伸びる可能性を秘めていると言うこと!!!!

圧倒的な技術力で出来たホーロー鍋の『バーミュキュラ』はまさにその典型だね!
ニッチマーケットで技術を追求し、少しだけ用途を変えて売り出したら爆発的に売れた!
技術が必須だからライバルはできないから高額でも独占的に売れる!

劇的な吸水力がある『エアータオル』もニッチマーケットからの成功例。

どちらも共通するのが、『圧倒的な技術力による商品』ってこと。

日本にはこう言った圧倒的な技術力を持っている企業が山程ある。

ただ、陽の目を浴びる方法を知らず消えていっているのが現状。
そう思うと身近なところに宝の原石が転がっているという視点で企業を見ると宝探しみたいだし、多分コレからは宝を見つける能力が生き残る上で必須だと思う!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?