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アーユルヴェーダと妊活① ~性の基礎知識編~

人は「肉体」と「心」と「魂」でできています。
「肉体」と「心」ってイメージしやすい僕らです。
では「魂」って…?「魂」はどのタイミングで体に宿るのか?
それは、精子と卵子がくっついた時、ピストルで撃たれたように魂が体に入るという。ということは、縁起の悪い時間に受精すると悪い魂が肉体に宿る。縁起の良い時間に受精すると良い魂が肉体に宿るのである。

今回から性に関するテーマで書いていきます。

現代医学では性については病気の意味で(生理痛など)語ることが多いように思えます。しかしアーユルヴェーダで性(子供をつくること)は内科・外科に並ぶ専門科。古典書のなかには強精法学とあり、これがそれにあたるのです。

強精法学の目的は
「良質な子孫を残すこと」と
「性行為の喜びを促進すること」にあります。

そしてこの「強精法学」は特に男性のためのものです。妊活と言えば女性が行うもの、というイメージになりがちですが、アーユルヴェーダでは妊活は男性がリードしていくと良いのだと感じるような記載が多く出てきます。
性の力が特に落ちるのは男性なのだそうです。

では精力を上げるために「最も」効果的なものは何か。

最も効果的なものは「愛する人そのもの」だと古典書には記載されています。いつも一緒にいたい、その人のいない世の中は想像できない。夢中になって深く愛することができる相手の存在が、最も自分の精力を上げてくれるのです。

思いを馳せる



さてアーユルヴェーダでは食事・睡眠・性生活が生命を支える柱としています。経験豊富になると一番楽しいのがセックスである。3つの中で一番「しなくていいや」と思いがちだけどね。性生活を楽しむことは健康な長生きのために必要なものである。

生命の柱3つ



子孫を残す行為を頑張ったごほうびとして、人の体にはセックスの楽しみが用意されているという。性行為は気持ちの良いものだ。
しかし楽しみを取り入れただけの性行為は許されていない。
つまり子孫を残すことを目的としていない性行為はするべきではない。
例えば…売春、不倫、学生同士の性行為。子孫を残す責任を取らずに、ごほうびだけもらおうとする性行為は控えるべきだと言います。


こんな感じでアーユルヴェーダには幅広い分野のたくさんの知識があります。知識は人を幸せにするためにあります。

この投稿を読み、
同性愛は悪いことなのか、結婚したけど子作りしないのは悪いことなのか。
そう思う人がいるやもしれませんが、
人を不幸にする知識は知識では無いと思っています。
性行為のこと1つだけを見て、その人の人生が決まるわけではありません。僕ら現代人が実践するのは、古典書に書かれている「できること」を「選んでやっていく」ことなのです。これからもたくさんの「人生が豊かになるためのできること」を発信していきます。できることを実践してみてくださいね。


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