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保育園のクリスマス会について、思うこと。

今年のクリスマスは日曜日。
金曜日に少し早めのクリスマス会を行った保育園が多いのではないでしょうか。
私が働いている保育園でも金曜日にクリスマス会を行いました。

保育士による出し物があったり、みんなでクリスマスソングを歌ったりして、クリスマス会は大盛り上がり。

クリスマス会が終わる頃、どこからか「シャンシャン」と鈴の音が聞こえ、音の鳴る方へ行ってみると、そこにはリボンがついた袋と手紙が・・・。
サンタクロースからのプレゼントでした。
子どもたちは「サンタさんがきた」「サンタさんプレゼントありがとう」と大喜び。
とても楽しいクリスマス会となりました。

クリスマス会にサンタクロースが登場する演出を行う保育園が多いと思います。
私が子どもの頃通っていた幼稚園でも、クリスマス会にサンタクロース(の格好をした園長先生)が登場し、一緒に写真を撮った記憶があります。

私が働いている保育園ではサンタクロースは登場しませんでした。
それでも子どもたちは「サンタさんがきた」「サンタさんプレゼントありがとう」と、サンタクロースが保育園に来たと信じています。

サンタクロースという架空の人物。
誰だって子どもの頃はその存在を信じていたと思うし、「サンタさんってどんな見た目なんだろう」「サンタさんに会ってみたいな」と想像し考えたと思います。

クリスマス会をより盛り上げるため演出としてサンタクロースが登場するというのが、当たり前と考える方もいると思います。
ただ、サンタクロース=赤い服を着た白い髭のおじいさん?これだけが正しいのでしょうか。
サンタクロースという人物は子どもたちにとって夢を与えてくれる存在であって、一人ひとりイメージするサンタクロース像が異なっても良いと私は考えています。
姿を見せる登場の仕方ではなく、今回のように姿は見えなくても「サンタさんが来た」と思わせる演出も、ファンタジーで素敵だなと思います。

大人の価値観で、なんでも子どもに実態を与えるのではなく、子どもの自由な想像力に任せてみてもいいのではないでしょうか?

先日あるテレビ番組で、海外から見ると日本の運動会は順位をつける競技が多いと言っていました。運動の楽しさを味わう前に、運動=競走という固定観念を大人が与えてしまっていると指摘されておりました。

クリスマス会と運動会では場面が異なりますが、
知らず知らずのうちに、子どもに大人の固定観念を押し付けていないでしょうか。
子どもは大人が思っている以上に想像力があって、知的で、自由です。

子どもの自由な発想や展開の可能性を
改めて感じられる出来事でした。

保育園はこれから年末年始のお休みになるかと思います。
お子さんがいる方は、ゆっくりとお子さんとの時間を楽しんでください。
また来年もよろしくお願いします。

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