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はじめてのクラウドファンディング公開初日の気持ち

#Protoout   #CAMPFIRE #クラウドファンディング

生まれて初めてのクラウドファンディング

今日、人生初のクラウドファンディングを開始しました!個人かつ2万円という小規模な目標金額のものですが、一生の中で「初めて」は今日この瞬間しかないので気持ちを書き残しておこうと思います。


なぜクラウドファンディングに挑戦したか?

これまでずっと転職もなく、普通の会社人間だった私は、会社の傘を被って、市場・顧客に問うということをしてきました。けれど、会社発信だと、「会社」として適切なの?という目線で精査しなければならないし、かなり詰めて準備しないといけない。もう少し気軽に世に問う形があったらいいなと思っていた時に卒業時にクラウドファンディングするProtoOut Studioというスクールを知ったことがきっかけでした。ただ後からこの「気軽に」って色んなレベルがあることを知ることになります・・・。

試作品づくりの楽しさ♪

Protoout Studioでは最初の3か月講義フェーズがあった後、クラウドファンディングに向けて卒業制作をします。正直、私はスクールに通うまではプログラミングもIoTも未経験だったし、小さい頃から図画工作もとても苦手だったので、メンターさんと相談してまずは「モノづくり」を楽しむことを最優先しました。テーマは「こどもの作品」。今まで親が子供の工作や絵を撮影してすごい物足りなさを感じていたので、子供に撮影してもらうことを目指してみました。日々大人も子供も忙しい中で「ゆっくり子供の話を聞く」というのは優先順位が下がりがちだし、もっと会話を盛り上げる何かのトリガーになってくれたらいいなあという想いも込めて。
試作品づくりではラズペリーパイを触ってみたり、初心者でも扱いやすいNODE-Redを試してみたり。M5CAMERAというデバイスに最終的には決めたんですが、その後も100円ショップを回ってケースを試行錯誤で探したり、人生初のハンダ付けに挑戦したり。メンターさんに教えてもらいながら、モノづくりの楽しさを謳歌できました。苦手意識があっても大人になれば器用になってることも多く、自分に対する新たな発見があるなと嬉しかったぁ♪
また試作品を通じて「こども」とテストできたこともいい思い出です。うちの場合、よい意味で感覚違うなあと驚くことも多いし、こんな機能どう?と聞いた時の反応が良い場合も悪い場合もはっきりしていたので楽しかった。

クラウドファンディング公開まで悩み、戸惑ったこと

そのまま勢いでクラウドファンディングまで行っていたら、ひょっとしたら何も悩まなかったかもしれません。でもコロナ禍でクラウドファンディングの開始が延長してもよいことになり、少し時間ができました。加えて在宅勤務の中、ママが家にいても構ってくれないという「こどもたち」のストレスもマックスになり、時間があっても何も動けず、考えるだけの期間が1か月ほどありました。
「なんで私はこの試作品を作りたいんだろう??」「作っただけで楽しかったのに、クラウドファンディングでわざわざ世に問う意味ってなに?」いろんな問いが頭をめぐりました。
特にクラウドファンディングに対する問いはなかなか解が出ません。2万円くらいなら自分でもだせるのに、わざわざ何がしたいのか。どんな目的で、どんな人との出会いを求めているのか。賛同してくれた人たちに、つい最近まで素人だった私のプロダクトで失礼じゃないのか。考えれば考えるほど、私にしては珍しくマイナス思考に陥り、本当にモチベーションが落ちました。他のクラウドファンディングのページを見ても、皆さんすごい完成度が高くて、最初に思っていた「気軽に」というイメージがどんどん崩れていく・・・・。

それでも公開に踏み切った理由

一つの理由はスクールの方針でメンターさんがいてくれたことだと思います。ひょっとしたら、メンターさんのプロダクトへの共感や優しい励ましなかったら途中で諦めていたかもしれない。そしてこんな状況の中で、家族の誰も止めたら?と言わなかったこと。本当だったら、家の仕事しろとか、子供と一緒の時間を増やしなさいと言われても当然だと思いますが、何かの気合をかんじたのか、両親も夫も応援してくれたことも大きかったです。
そして、そういう精神的なセーフティーの中で、あらためて「世に問う」ことの大切さ、何か作ったときに自己満足で終わるんじゃなくて、誰かにきちんと評価してもらうことで次に繋げていく姿勢が大切だという自分の信条に立ち返れました。正直、成功するかどうかはわからないですけど、もっとすごい誰かが、こんなおばちゃんでも頑張れるんだと思って奮起してくれたら嬉しいです。

最後に

このクラウドファンディング公開まで、改めて励ましてくれる誰かの存在が本当にありがたく感じました。同時に今後は挑戦していくであろう誰かの励ましにもなりたいなと思います。もしこれからクラウドファンディングを目指す方がいたらぜひ頑張ってください。各個人が「世に問う」姿勢を続けたら、互いを尊重できるような良い社会になる気がします(笑)。


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