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出会い系アプリに手を出した結果の話(第4クォーター)

お疲れ様です。デミヲです。

もう画像に疑問を持つ意味など無いとお分かり頂けてますよね?

筆者自身の想像を遥かに上回るスケールでお届けした本エピソードも最終クォーターです。

まずはいつものように第3クォーターのハイライトをチェケラー。

とにかく待ち伏せされる。

ヤバい手紙をポストに入れられる。

警察に相談したけど、警告の手続きをせず。

また前作は、オジサンの行動にツッコミどころが多いのも見どころのひとつでしたね。(他人事)

では、前回警察に相談したオジサンが実際にどのような大胆行動を取ったのか?

いざ参らん。


警察署から帰宅したオジサン。

オジサンはスマホを片手にとある場所の電話番号を調べました。
連絡先を特定後、すぐに電話します。
もうダメ元の気持ちで。

『お電話ありがとうございます。〇〇病院です。』
「もしもし?私オジサンと申します。そちらの病院の〇〇科、△△先生が主治医の患者さんで女性さんがいると思うのですが、私はその方にストーカー被害に遭っています。その件で△△先生に相談できたらと思い連絡しました。」
『……ハァ?』

オジサンが連絡した先は、女性が長年通っている精神科がある病院でした。


女性は、ストーカーと化した後の長文LINEの中で自ら△△先生のことについて言及していたのです。
長年お世話になっていて、身体のこともプライベートなことも相談に乗ってもらっているとのこと。
(ご丁寧に勤務先まで晒している女性。)

もしかするとオジサンのことを知っているかもしれませんし、もしかしたら話を聞いてもらえないだろうか?

あ、もちろんかなり無謀な連絡だと理解はしていましたよ。
窓口の方には個人情報の開示にあたるような問合せにせず、こちらの要望と連絡先を一方的にお伝えして、「本当に困ってます。よろしくお願いします。」と頭のおかしいオジサンと思われても構わない勢いで気持ちを伝え終話しました。


その日の夜。

オジサンのスマホに知らない電話番号から着信がありました。

もしかして?!と思い電話に出ると…そうです。

△△先生からでした。

『病院の職員から聞きました。○○ちゃんのことで困ってると聞いてただ事では無いと思って…詳しく聞かせてくれるかな?どんな状況なの?』

かかってくる訳無いか〜と思っていた方から電話をいただき、オジサンは身体の力が抜け一気に老け込んでしまいます。(オジサンですから)

しかし気持ちを切らさずに、しっかりと現在の状況と経緯を伝えます。(この時ばかりはおちゃらけ封印です。)

すると、『話はわかったので、女性に連絡してみるよ。こちらから連絡するのは久しぶりだし、番号が変わってるから出てくれればいいんだけど…。』

最低限の礼義くらいは一応持ち合わせているオジサンですが、△△先生が動いてくれることに何度でも何度でも何度でも立ち上がり呼ぶよ君の名前声が涸れるまでお礼を言います。(あれ?なんか途中変に…まぁいいや。)

とてつもない味方を手に入れたオジサン。
これで何かが変わるかもしれない。(10001回目ではないです。)
そんな期待を胸に秘めながら、自宅で女性の来訪に備えて電気を消し息を潜めるのでした。

△△先生との電話翌日の仕事帰りも変わらずオジサンの家の前で「これヨロ」している女性。

△△先生が動いてくれているのかどうかわからない状況だったため、いつものように自宅から離れます。

数日様子を見て変わらなければ再度△△先生に連絡をしてみよう。

数日前とは違い、こちらも仕掛けている。そんな気持ちで食べる逃亡先のハンバーグはいつもより美味しく感じました。

ファミレスで時間を潰していると、いつものように長文のLINEを受信していたので軽くチェックします。

オジサンの家に手紙を置いた翌日の文章で少しタガが外れたのか、包丁の切れ味について報告してくる1文があり、思わず胃痛胸焼け便意脇汗白目。

いかんいかんと心を落ち着かせ、なるべく無感情で長文を読んでいる最中、新たなメッセージを着信しました。

「うわー2通目…しんどい…。」と思いながら新たなメッセージを確認します。
ここ最近の女性にしては珍しく短文です。

『うわー!△△先生から着信があった!電話は久しぶりだなぁ。なんの用事かなぁ…。」

先生さっそく動いてくれています!
急なお願いなのに…神かよ…。


その翌日。

仕事を終え、いつものようにひとつ前の駅で降り、いつものように家の前の様子を確認します。

家の前に女性の姿はありません。「これヨロ」してないじゃないですか。

待ち伏せを回避する生活が始まってまもなく2か月になりますが、オジサンの近くに女性の存在を感じなかったのは初めてのことでした。

「え?もしかして…」という期待感が込み上げてきましたが、すぐに家に駆け込みシャワーを浴び終えると、電気を消し人が住んでいる痕跡を消します。今振り返っても謎にビビリ過ぎた行動。
オジサンは慎重派なのですよ。


その翌日。

その日も女性の姿を見かけることはありませんでした。(ビビリオジサンは昨日と変わらず居留守してました。)

さらに翌日も女性は姿を現しません。

オジサンは警戒心を少しだけ解いて、スーパーに買い出しをします。
何事もなく帰宅します。

あらそーいえば、毎日送られてきていた長文LINEも来ないじゃないですか。

その後1週間くらいは心の警戒を解くことは出来ませんでした。(ビビり過ぎてて)

しかし、その間1度も「これヨロ」も無く、長文どころか短文LINEすら来ることはありませんでした。

そうです。ついに最寄りの駅で下車し、まっすぐ帰宅するまともな生活に戻れたのです。



女性が「これヨロ」して来なくなってから10日程度経った頃、△△先生からご連絡をいただき以下のことを教えていただきました。

1.説得に応じて、オジサンのことを諦めてくれることになったこと。(よかった…。)

2.最初はオジサンに対し、「あんなに好きだと言ってくれたのに、どうして。。。」とおっしゃっていたとのこと。(妄想が現実を追い越すタイプですね…。っていやいや!ホントに一言も言ってないの!)

3.△△先生曰く、「まぁ…男性に依存してしまうようだからね…。だからなのか、、、その、、、3回もねぇ…。え?女性は離婚1回って言ってた?」(まさかのバツ3。)

4.ちなみに2人目の元旦那さんの時に借金を背負ってしまったとのこと。(一方的に貢いでいたようです。)

首がもげるくらい頭を下げてお礼を言い、△△先生との通話を終えます。全身の力が抜けていきます。

とにかく「これヨロ」から逃げ続け、隠れ続けた約1ヶ月強の日々はこうして終わりを告げたのです。


通話を終えた後に最後にやるべきことを思い出し、スマホを取り出します。

騒動以降、全く起動していなかった出会い系アプリを起動します。退会手続きを行なうため。

余裕が無くてすっかりアプリの存在忘れてたなぁ…。
女性とやりとりしてた頃はこんなことになるなんて思ってもいなかったなぁ…。

そんなことを思いながらアプリを確認すると、

女性からそりゃもう大量の足跡とメール。

ちらっとメールを確認します。
長文LINEと少し違う話題をご提供くださっていましたが、まぁテイストはほぼ一緒。

更にメールの送信時間を見ると、ほぼ「これヨロ」していた時間帯と一致します。
(なお、「これヨロ」しなくなってからはメールは来てませんでした。)

では最後に、久しぶりにアプリを開いたオジサンの心模様をお届け。

…まぁそうですよね。待ってる間退屈でしょうし、オジサンにお伝えしたいことがたくさんあったんでしょうし。

そんなに好かれるようなことをしたかなぁ?
まぁ性格上そんなに塩な対応はしなかったとは自覚してるけどなぁ〜。

逆に考えると、こんなに異性に思いを寄せられることってもう2度と無いのかもなぁ……。オジサンだしなぁ……。

……………。

はい、退会〜。削除削除っと。



以上、オジサンが「出会い系アプリに手を出した結果」の話でした。

ちなみに、「それ以来マッチングとか出会い系のアプリに手を出すことはありませんでしたとさ。」

とかで終わりたかったんですけど、それは書けなかったです。

だってまた手を出したからね。

あ、そのことは書きませんけど。

ここまで「ある意味いい思い出」として書き綴らせていただきましたけど、マッチングアプリ・出会い系アプリを否定しているわけではありません。

どんな方法であろうと、出会いというのは巡り合わせなんですよね。

いいこともあれば悪いこともある。
たまたまどのガチャを引くのか?って話だと思います。

ところでどーです?オジサンのヒキの強さ?
っていうお話でした。


では、お目汚し失礼いたしました。


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