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【読書感想文】魔女のあとおし

昔の自分にも読ませたい1冊です。

魔女のあとおし  中山有香里 著  幻冬舎

どうやら私は 人よりも勉強ができない
どうやら私は 人よりも運動ができない
どうやら私は 人よりも可愛くない
(中略)
私は 自分がキライ

魔女のあとおし 冒頭

魔女に出会い、懐かしい記憶や料理を思い出しながら凛と背筋を伸ばしていく主人公の桃子。

主人公の桃子が、どことなく自分と重なっているように感じました。
スカートが似合うわけがないと思っていて、頼まれると断れなくて、背中が丸まって…。

だから桃子が好きだったものを思い出し、泣き笑いの表情になるたびに勇気づけられました。

毎日がつらかったあの時の自分にも読ませてあげたい。
私も自分の気に入った服を着たい。
私も自分の時間を大切にしたい。
私も背筋を伸ばして生きていきたい。

私も私を好きになりたい。
つらくなったら、またこの本を開いて桃子に会いたい。

読んでいると、気持ちが優しくなって、元気が出てきます。


描かれている食べ物がとても美味しそうです。
(どんなときでも食い気です。)
特に木の器に盛られたシチュー!
いつか木の器を手に入れたい。

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