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勉強が好きだなんて思ってなかった3

私に向いている仕事

ただでさえ忙しい高校生活の合間に、大学受験が入り込む…まああああ、大変でした(笑)
でも、不思議と嫌だとか辞めたいとかは思いませんでした。
大学受験エピソードは、長くなるし逸れてしまうのでここでは割愛します。また別で書こうと思います*॰ॱ✍

私が最終的に大学を決めたのは、担任の国語の先生からの一言でした。

教員向いてると思うから、教員免許もとったら?
向いてると思うんだけど。

正直なところ「教員」という道をまったく考えていなかったので、あまり乗り気ではありませんでした。
でも、3年間お世話になった先生が放つ「あなたに向いている」という言葉は、妙に説得力があったのです。

授業でお世話になっていた家庭科の先生の中に
私が最初から候補に入れていた大学を出た先生がいました。(その先生は、家庭科の教員免許と一緒に栄養士免許を持っています。なんというご縁…✨)
その先生にも相談して背中を押され、腹が決まった私。
その頃には、夢とは別に新しい目標ができていました。

栄養士と家庭科の教員免許をとる。
いや、その大学で取れる資格は
全部とって卒業しよう

そうして合間を縫って受験勉強して、準備をして、めでたく第一志望の大学に合格することが出来ました。

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ちいさな挫折

14歳からなんとなく目指し始めた栄養士。
その勉強ができるとあって、意気込んで入学したものの
やはり大学の授業は難しい。
もともと理数系は強くなかったし、初めて触れる生化学や解剖生理学に戸惑いました。

これ私の仕事に出来るのかな…

高校生活で基礎の基礎は出来ていたものの、格段にレベルがあがり、それが一日に何教科もある…。
ここで小さな挫折を味わいました。

そんな思いも抱えつつ、なんとなくその気になって免許取得を決めた「教職課程」の授業も始まりました。
高校の三者面談で言われた時は、全然乗り気ではなかったのに、いつからか教員をやってみたいと思うようになっていました。

ちなみに、取れる資格を全部取ろうとすると時間割がほぼ埋まります。栄養士課程の授業は必修なので、それに加えて教職課程の必修科目、さらにほかの授業も…ということになりました。

あとから振り返ると、詰め込んでんなあ…とも思いますが、これが出来たのは「高校3年間」があったからだと確信しています。
これは大学生活に限ったことではなくて、今でも”あの3年間”があったおかけだと思うことが、よくあります。

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大学3年生になるころには
「教員採用試験を受ける」と決めていました。
大学生活を送るなかで「あなたに向いている」と高校の先生が言った意味も、分かった気がしました。

ちなみにこのとき、栄養士への想いが消えたわけではありません。
当時の「今やりたいこと」が栄養士よりも教員の方が近かったし、栄養士の仕事は”きっといつかやりたくなるだろう”とも考えていたから。


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こうして【全ての資格をとって卒業する】という目標を無事に達成し、教職にも就くことができました。
大学4年間で取った単位は171。
必要単位は124だったので、最後の成績表をもらった時は「いっぱい勉強したんだな…」と心からの声が出ました(笑)

高校3年間も、大学4年間もなかなかハードなスケジュールと内容をこなし、心身ともに鍛えられたと思っています。先生方からも、同じ時間を過ごした仲間たちとも 【きっとこれから先、何があっても大丈夫】と高め合い、学生時代に幕を下ろしました。

そして、まだ「勉強が好き」だなんて気づかぬまま、社会人としての生活が始まるのでした。

つづく

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当初は3回で完結させようと考えていましたが、連続投稿にチャレンジしたらノリノリになってきたので(笑)
このテーマはもう少し続けます。お付き合い下さい🙇‍♀️





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