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親の楽しみ。サンタの存在について、私は一生口を割らない。

私は、サンタの存在を自分の子には一生口を割らないと固い決意をしている。

当然、うちの子も、小学校高学年あたりから、その存在を怪しむ空気を出し、サンタの正体である親の口を割らすため、あらゆるひっかけトークを繰り出してきた。

子「え?、サンタって親なんでしょ(ニヤニヤ)」
私「は?、マジ!?知らんて」
子「え~、あやしいなぁ」
私「そんな超めんどくさいこと、ママやるわけないやん。死ぬほど忙しいんだから、ママ。え!もしかして、これパパやってんの。マジで!あんなに毎日疲れて帰ってきて、いびきかいて寝取るのに!? いや~、ないだら」
と、私的にはかわしていると判断している。

なぜ、私が口を割らない決意をしているか。

それは、自分がサンタになるという素敵なこの時間を手放したくないから。

息子は物欲ないから、いつまでたってもプレゼントが決まらず、
娘は物欲満載なので、季節がまだ汗ばむ時期から「今年のクリスマスプレゼントは~」と語りだし、2週間に1度のペースでお願いするものが変わる有様。

子供がプレゼントを考える愛らしい姿をみて、クリスマス直前までプレゼントの内容がころころ変わってしまうことに振り回されることも心地よく、
子供にプレゼントの存在がバレないように楽天で頼んだプレゼントは私の実家へ配達してもらい、母の全面協力の元、プレゼントの授受を直前に行う連携プレイも毎年のこと。

イブの日は、深夜に夫との連携プレイで忍び足で子供の部屋前にプレゼントを置き、子供の反応みたさに朝は早めにスタンバイ。

パジャマ姿の寝ぐせ満載な子供が、プレゼントはなにかなぁ、とラッピングをごそごそ開ける姿、プレゼントをみた反応、全てが最高に幸せなひととき。

この、年中行事の中でも最大の楽しみであるこの時期を、正体を明かしてしまったら楽しむことができなくなってしまうではないか!!

という私も、この楽しみ時間はいつまでやっていいものか悩んだ時期があった。

その頃、ちょうど参加した会社の研修時の休憩で、私より年上の先輩パパ達が多く参加していたため、各々のサンタ事情を調査した中に、

「そんなもんな~、おまえ、あれは最高の夢のある話だ!、だから俺はサンタの存在は明かしていないぞ、これからも明かさないぞ!」
と語る大学生の娘ちゃんを持つパパ先輩がいた。
いまでも枕元にプレゼントを毎年おいているらしい。

おそらく娘は気づいているが、俺からは絶対にいわない。夢があるだろ?、と満面の笑みで、ハイキュー!!の田中ばりに、堂々と語っていた。

おー!!、カッケー!!!

とハイキュー!!の日向ばりに感動した私は、それから悩むことなく、この時期を楽しんでいる。

ということで、私のわがままで、我が子には一生、親の楽しみに付き合っていただくこととする。

以上。

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