韓国なんて楽勝だろ!そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
先日、12月14日から18日まで、韓国の釜山で「EAFF E-1サッカー選手権」という大会が開催されていました。
最終日に男子の日本-韓国戦が行われたと聞きます。僕は2戦目(香港戦)は現地に行きましたが、韓国戦はテレビでも見ませんでした。
帰国後、AMAZON PRIMEで昔のドリフを見始めたら、すっかりはまってしまって、試合の存在を忘れていました。やっぱり志村けんは天才だと思います。
韓国戦はスコアこそ0-1でしたが惨敗だったそうですね。
「韓国なんて楽勝だろ!」
表題のこの言葉はサッカーの試合についてではなく、旅行先としての韓国に対してです。
海外旅行に慣れないうちは、異国の地への緊張感を持って臨みます。しかし何度も海外に行くようになると、次第に油断が生じてきます。そして、旅行の準備がおろそかになったり、予定があいまいなままアドリブで旅を進めたりするようになります。
特に韓国は日本から近く、景色や文化が似ていることもあり、つい油断しがちです。しかしここも、間違いなく外国なのです。油断すると思わぬトラブルが待ち受けています。僕に今回起きた、旅のあるある的なトラブルがいくつかあったのでとりあげていきます。
・タクシーのトラブル
12月14日、釜山の空港に到着しました。13時ごろ釜山着の便だったので、そのままホテルに向かえばチェックインできる時間でした。
釜山は空港から街が近く、そもそもタクシー代が安いです。タクシーでも2000円しないぐらいで、空港からホテルまで行けるという話でした。電車だと途中で一度乗り換えがあるということで、タクシーで行くことにしました。
今でもこの選択は間違いではなかったと思いますが、結果的には失敗でした。(人生においてこのようなことはよくあります)
道路はかなりの渋滞でした。おそらく電車で行くよりも時間がかかってしまったと思います。
渋滞は仕方ないとして、タクシーの車内に謎の加齢臭が立ち込めていたのには閉口しました。運転手のおっさんの臭いですかね。渋滞もあって到着に時間がかかったので、加齢臭のせいか次第に頭痛がしてきました。
今回2泊3日の釜山の旅で、計7回タクシーに乗ったのですが、うち4回は強烈な加齢臭を感じました。どういうことでしょう?
話を戻して、空港からの渋滞についてです。渋滞の先頭にさしかかると、大破した車がレッカーで運ばれているところでした。
渋滞はこの事故が原因かな。こいつのせいで俺はここまで臭い思いを…。
レッカー車の助手席に、事故車の運転手と思われる人物が座っています。
女性でした。やたら神妙というか、キッと覚悟を決めたような表情をしています。レッカー車の助手席で。
そこそこ若くて美人。そして、フワッフワのドレスみたいな服を着ています。レッカー車の助手席で。
この女が激情にかられ、車で疾走し、そして大破させたのでしょうか。
何か韓国ドラマでありそうなシーンですね。韓国ドラマ、あんまり見ないけど。
・電車に乗り間違える
無事、ホテルにチェックインしました。すぐに出発すれば、街を観光したり、なでしこの試合を見に行ったりも出来たのですが、タクシー(の臭い)の疲れもあって部屋でダラダラしてしまいました。
香港戦は19時半からでした。ホテルの最寄の西面駅から、地下鉄で一本でスタジアムに着きます。「遅くても18時に部屋を出れば、余裕で間に合うだろう」と考えていました。そしてその通り、目一杯遅く18時に部屋を出ました。
ハイここ!これが油断です!
「地下鉄で一本だろ」みたいな考えが、旅の油断です。ちゃんと改札までの経路、何番線もしくはどこ行きの電車に乗るか、切符の買い方などを、昔だったら調べていたはずです。
不幸な未来も露知らず、のんきに地下鉄の改札に着きました。はて、どこに行ったらいいんだろう?
この駅は改札口の時点で、上り線か下り線かを選んで改札を通るようになっています。そしてハングル文字が全然読めないので、どっち方面に乗るべきなのか全く見当がつきません。
いやアルファベット表記は読めるのですが、結局見慣れない地名だと読めてもよくわからないっていう。
韓国の街の雰囲気は日本と似ているため、つい油断しがちです。しかし、文字が読めないというのは相当なハンデになります。
行き先がわからないなら、ホテルからタクシーに乗れば確実だったかもしれません。でも、それだと何かに負けたような気持ちになります。「旅に来たからには電車で移動しないと」という想いがあります。韓国なんて楽勝なはずです。
困った時のGoogle mapを起動すると、G社はなぜかバスに乗ることを勧めてきます。でもバスは乗る時や降りるときに、マゴマゴしてると怒られそうなイメージがあって怖いです。
ずっと迷っているのも切ないです。スタジアムは南西なので、とりあえず西に向かう方の電車に乗りました。
そして電車に乗って初めて気付きました。この電車は地下鉄2号線でした。僕は1号線に乗りたかったのですが、そもそも違う電車の改札口で迷っていたのです。そりゃ行先を見てもわからないわけだ。
慌てて次の駅で降ります。しかしその駅は、上りと下りのホームが分かれていました。一度改札を出ないと反対方面には乗れません。
ちょっとここまで右往左往し過ぎです。グーグルマップを開くと、またバスの経路をリコメンドしてきます。もう冒険心は消え失せています。一応バス停には向かうけど、タクシーを拾おう。僕の負けです。韓国、手ごわかったです。
韓国のタクシーは安いですが、その分あまり捉まりません(市場原理ってやつです)。
これならホテルからタクシー乗れば良かったぜ……。
とはいえ、さすがにバスよりは早く来て(これも市場原理ってやつです)、一応キックオフには間に合いました。こうやって決定的な痛い目を回避できると、また油断するんでしょうね。いや次はもっとうまくやります。
本文は以上です。今回はもう一つ、ありがちな旅のトラブル(未遂)がありました。多少プライベートな情報を含んでいることもあって購読者限定の内容にさせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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