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9連勝しているけど、意外と順位的には楽になっていない

J2第27節、柏レイソルはレノファ山口とホームゲームを戦い、4-1の勝利。リーグ戦は9連勝で首位をキープしています。

実際の山口は、19工藤が1トップ(38宮代と24山下が2シャドー)的な配置でした。

4-1でスコアとしては圧勝っぽい雰囲気ですが、試合内容としては結構見ごたえはありました。

とはいえ、前半3分で柏はFW26オルンガのゴールで先制します。おかげで楽に見れる試合展開ではありました。

この場面もそうですが、立ち上がりの山口は前がかり過ぎるというか、後ろの人数が不足がちな場面が多く、柏は開始10分ほどで3回ぐらいゴールしてもおかしくないようなチャンスがありました。他人事ながら山口はこんなに殴り合わなくてもよいのでは?と思ったのですが、とはいえ1-0で前半は終了。

後半、柏は右SBの32川口が、急速に動きが悪くなりました。新加入でまだ、コンディションが十分でないのですかね。時間はまだ58分でしたが、ネル様は即座に、32川口→24宮本の交代を行います。元々左SBに入っていた4古賀を右SBに動かし、宮本は左SBに入りました。かなり大掛かりな処置でイレギュラーですが、川口のところがそれだけ見過ごせない穴になりそうだったのかなと思います。

交代直後の61分、交代とはあんまり関係ないところで、柏に2点目が入ります。前線の(高額)外国人選手3人で取った感じのゴール。

2-0になったので山口が大きく動きます。5佐藤→14吉濱。吉濱は前目に入り、山口の中盤は29三幸の1アンカーっぽい感じになりました。山口にとってはギャンブルですが、2点差になったので仕方ありません。

直後の65分、交代が功を奏し山口が1点返します。失点自体はDF3田上(本来レギュラーじゃないので仕方ない)がボールウォッチャーになってしまったダメさはありますが、山口の交代によるポジション変更で混乱させられていたせいもありそうです。ギャンブルもやってみるもんだ。

その後も吉濱に手を焼く柏。1点差だし早く何とかしようよ、と思っていたら、さすがはネル様、すぐに対応策が出てきます。22マテウスサヴィオ→7大谷を準備しています。攻撃の選手を1枚削り3DHにして、吉濱を自由にさせないことを意図してかな、こういう手をスッと打てるのは本当にすごいな、なんて思っていたら、交代より先に柏にゴールが入りスコアは3-1に。

ネル様にとっては安全圏の2点リードに広がりました。70分に交代が行われ大谷が入り、中盤の穴もふさぎ、ここから先は盤石な感じで(もう1点入りましたが)試合終了。スコアが2-1のまま3DHになったら、試合内容はより見ごたえのあるものになったかもしれません。とはいえ、まだまだ勝ち点的にそのような余裕はありません。


9連勝もしてるのに、プレーオフ回りの3位とはまだ勝ち点6差しかないのです。とはいえ、2連勝目(第20節A山形)の頃のnoteを見てみると、「首位相手に快勝!順位はまだ5位ですが2位との勝ち点差を2に縮めました」などと書いてあります。慣れって怖いですね。いや、勝ち慣れることが大事だということなのかも。


山口はDFの49菊池が、迫力あるプレーでクリスティアーノを抑え込んでいました。欲しい……。来年、いや夏の移籍期間でも。

柏はこの日、一説には買い取りに16億円かかるとも言われている、期待のレンタル新加入マテウス・サヴィオが初スタメンでした。まあ、パスは超上手いです。守備もサボる感じではないです。でもドリブルとかシュートとか、得点に直結するところで際立ったプレーは、この日はなかったですね。試合展開もありましたが早目の時間の交代で、まだコンディション的に上がってないのかもしれません。

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