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包括支援センター(第一章)
私に万が一のことがあった場合を考えて、包括支援センターで介護認定の申請をすることにしました
包括支援センターへ行くことは母には内緒でと思っていましたが
お客さんがタイミングよく、リハビリを受けられるデイサービスに行ってるって話をされ、母にも『行ってみるといいよ』と誘ってくださいました
4年ほど前に右肩を脱臼してから腕が上がらない母
個人の整形外科で診察してもらっていて、先生から『リハビリはもういいよ』と言われ通院を終了したんです
でも腕は上がらない
いまだに不自由を訴えるので、リハビリに行ってみたら?と言うと
『また、前に診てもらった整形外科に行く』って
行くって言ったって1人で行けないし、私の負担も増える…
『リハビリを受けられるデイサービスに行ってみたら?』と言ったけど、都合が悪くなると返事もしない(笑)
いよいよ、私が包括支援センターへ行く日の朝
朝ドラを観ていたら、ドラマの設定なのに、演じてる女優さんのことと勘違いして変なことを言いました
お母さん、ドラマの中のお話だから女優さんのこととは違うよと言ったけど、ちょっとびっくり!
本当は否定しちゃダメなんだろうけど…
一緒に生活していて認知を疑うようなことはないし、なんなら私よりしっかりしてるくらいだけど、高齢だからね〜
そして私が包括支援センターへ行ってくるねと言うと
『私も行きたい』とか
『私は入らないから』とか言い出して
『お母さんを施設になんて入れないよ!お母さんは私がいるから施設に行く必要なんてないんだから』と言い聞かせました
母からしたら私が急に包括支援センターとか、デイサービスと言い出したから不安な気持ちになったんだと思う
私としても、母の葬式は私が出したい!と強く願っている
だから今回の申請も、万が一の時のためだし、今すぐサービスを受けようなんて思っていない
介護保険も掛けてるし、受けられるサービスは受けようよ!くらいの軽い気持ちなんだけどね
それから包括支援センターへ行って、私はちゃんと話せるだろうか?
泣いちゃったりしないだろうか?
そんな不安を抱えながら、ハンカチと鼻水用のポケットティッシュもしっかり持って、いざ包括支援センターへ
続く
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