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酒場からのマーケット2023 6月9日

日経平均32265 NYダウ33876 wti原油70.35 ドル円139.41
前週比741 114 ▼1.52 ▼0.57

日経平均は更に大幅高です。
上段過去3年のチャートを見て頂きましても特異なのが分かるのでしょう。
45度の上昇所ではないのですから。
何処迄いくのでしょうか。

これが日本の株式マーケットの主要指数の動きなのです。
個別銘柄のチャートではありません。

NYダウ 33876。

ナスダック 13259。

sp500 4298。

世界経済をけん引する主要米国3指数と比較しまして、明らかに違う事が見て取れます。
それらはまだ直近高値にかなりの距離があります。

こちらは33年ぶりのフレーズです。
それも前週に示しました、いきなり5月からなのです。

他の主要国のチャートは提示しませんが、同じく明らかに違う動きなのです。
相対的にも比較ができない状況です。

*マクロ経済的にどういう論建になるのでしょうか。
経済の先行指標と言われている株価は、日本が抜きん出ている現状をです。

一言で言えば株価だけバブルなのでしょう。
日本株は様々を鑑みましても買われ過ぎなのは間違いありません。

何故バブルなのでしょうか。
平たく言えば大人気なのでしょう。
何故大人気なのでしょうか。
それはAi君に聞いてください。

これからはそういう時代が到来していると言わざるを得ません。


*各国際機関が提示しているGDP予想で日本が抜きんでている内容は見て取れません。

新興国の様な成長率とは程遠い値なのです。
1%成長ですから。


日本国内で発表される各指標が著しく改善している訳でもありません。
貿易統計は赤字が続いています。
実質賃金は1年余り減少し続けています。
人口減少は止まりません。
国債の残高は増え続けています。
金利を上げることが出来ていないのです。
円が売られています。
日本売りが起こっているのです。


そもそも市井の人々は肌感覚で好景気とは感じていないでしょう。
日本が高度経済成長の時の様に世界経済をけん引するとは誰もが思っていないのです。

しかし足元で日本株は急上昇しています。

*冷静に見る事が必要でしょう。

これは中長期の流れなのか短期間の流れなのか。

今後の動向に注目です。

日経平均 32265円。

3ヶ月日足チャートです。
3/16は26632円と提示されています。
5600円の21%もの上昇となっています。

693 289 ▼593 ▼272 623の1週間でした。
32217 32506 31913 31641 32265の推移です。

メジャーSQをにらみ完全需給の動きでした。
ポジション調整の動きがありました。
直近の流れと同様に経済指標云々は関係がない週間でした。

週末の623円の大幅高には驚きました。
また買ってきているのです。
又ポジショニングの動きだとは思います。
相変わらず強気に動いています。

サイコロジカルというテクニカル指標は91%との解説です。
3ヶ月で1週間しか下げていないとの事です。
過熱感はありえない値でトレンドが崩れた時は要注意との事です。

空売り比率
40.8 40.2 41.4 42.2 45.3となっています。
また売り方は性懲りもなくやってきています。
強烈な上げには強烈な下げを期待しているのでしょうか。

来週末の米国は日本のメジャーSQにあたるトリプルウイッチングですので。そこでの波乱を期待しているのかもしれません。

来週はイベント目白押しの週間ですから。
消費者物価指数 小売売上高 FOMC   ECB 日銀金政策決定会合等々。

相場の世界では当たり前の短期筋の攻防なのでしょう。

注目です。


*週末には日銀金融政策決定会合が行われます。

何の変更も無いのでしょう。
黒田さんは念仏の様に2%の物価目標と唱えていましたが、植田総裁も同じくな訳です。

既に2%を大幅に超えているのですが、いずれ下がってくるという前提に変更せずとなっています。

私は物価が高止まりでもマイナス金利の変更は出来ないのではと感じています。
幾度と書いていますが日銀が一言も言わない財政にあると読んでいます。
1300兆円の借金に金利は付けられないという論です。
日本はこれで暮らしていくしかないとも言えます。

バブル以降もっと質素倹約しなければならないはずなのに、皆で諸々を享受をした借金をです。


4/26植田総裁は政策金利に対して財政資金の調達を支援することを目的としている訳ではない。
と日銀のスタンスを強調はしていますが。
物価が日銀が言う様に下がらず目標の2%以上を継続した時に金利をどうするのかは、その時に分かるのでしょう。

世界の金融政策と真逆の運用をしているのは事実な訳です。
世界は同時に起こったコロナパンデミックで強烈な金融緩和を実施してそれに対処しました。
先進国では日本だけがいまだに金融緩和をしているのですから。

トルコは利下げをしていますが。
トルコリラは大変を通り越しています。
ハイパーインフレ真っただ中です。

中国も変更なしの運用です。
こちらも6/9消費者物価指数0.2%でしたから。
コモディティー価格は世界共通なのにです。
これも気色の悪い事になっている気がします。


日本は縮小迄はしなくてもいいでしょうが継続して緩和をしている訳です。
相対的にも通貨円の価値は落ちるのでしょう。


*話はいつもの脱線で恐縮です。
少子化対策でお金を使いますし、防衛予算の増額もタマムシ的な扱いです。
それらの財源の裏付けは示していません。
増税など一言も言いません。
随時に選挙も考えていますし。

政府の朗報はとりあえず消費税なのでしょう。
2022年度は10%で21.6兆円の税収でした。
これも一言も言いませんが、3%~4%物価が上がっているという事は。
消費税はどれだけ入ってくるのでしょうか。
税率は同じですが、全ての単価が上がっており税収は確実に増えるのです。

インバウンドの上積みもあるでしょう。
インボイスの上積みもあるのです。

所得税は20.4兆円、法人税13.3兆円となっています。
企業の利益上積みと賃上げは3.9%でした。
株式譲渡の税金までも
これらの税収は増えるはずです。

財務省は綿密に計算しているのでしょう。
後々に結果は出るのです。
国民に言うと反感が出てくるので言いませんが。

*そして借金は減らさずに諸々の施策に使えるのです。



国債は0金利への借り換えで随時に利払い額を下げてくのでしょう。
実際に下がっています。

借金が多くても金利が0であれば、いいじゃないかという論建です。

そうしたらどうするの?という話です。
もうしようがないでしょ。という感じです。


医療介護支援のレベルを下げるんですか。
年金をいじるんですか。
社会インフラを止めるんですか。
古くなった補修はどうするんですか。
エネルギー問題はどうするんですか。
次世代産業への投資はどうするんですか。

そもそも少子化人口減少はどうするんですか。
防衛費の増額も昨今の状況で致し方ないのです。

そして成熟した社会生活が必要なのでしょと。

国民は増税はゆるさない訳ですし。
今までと同じ様にあれもこれもと要望するのです。
本当にそれが今いるのかを考えますと思いあたる内容があるでしょう。

そして外国人労働者の増加はできるだけ少なくと言うのですから。


そして金利を1%でも上げれば借金1300兆円にかかってきます。
全くのざっくりですが13兆円ですから。

すべての増収が吹き飛んでしまいます。
消費税5%分ですから。

そもそも物価云々ではなく利上げはできない国なのでしょう。

今後の展開に注目です。


*日銀はETFの出口戦略に神経質となっています。
植田総裁は6/9金融委員会で持ち続けるのは一つの選択である
とこの問答に釘をさしています。
6/7の場中に検討は必要である。
だけのコメントの後に瞬時に株価は急落しました。
アルゴリズムの凄さの動きでした。
この問題はこんな動きになるのかと市場関係者全員が感じた事でしょう。
簿価が37兆円時価は53兆円となっています。

私は以前、今の運用であれば前場2%の下落で日銀は700億円買ってくるのか。
と書きました。
その時は28500円所への上昇局面でした。
今であれば31500円所でも買うという事になります。
これは見てみたい所でもあります。

6/16記者会見で以前よりこの手の質問はありませんでしたが、今回はさすがにしてくるでしょう。
ETFの出口戦略と共にこの金額で買う理屈を正すと思います。
どういう返答が出てくるのでしょうか。
注目です。


*6/14fomcでのドットチャートに注目です。

FRBはどこに向かおうとしているのでしょうか。
前回3月はSVBショック後でしたので、12月に引き継いだ金利水準でした。
今回は様々が一旦落ち着いた状況ですので信憑性があるのでしょう。

6月度云々が注目ですが、2023年をどう考えているのかという所です。
フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

今週にオーストラリアとカナダが据え置いていた金利を再利上げしました。
市場ではサプライズと受け止められました。

そういう事はあるのだと確認した所です。
私は6月スキップ7月再利上げと言う話を聞きまして、1ヶ月くらいでどう判断をするのだろうと疑心暗鬼でしたが、なんでもあることが分かりました。

当然各経済指標を確認するのでしょう。
6/13にcpiの発表となります。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

昨年の6月度は物価がぶり返して散々でした。
今月の市場予想は4.1%との事です。
5月より大幅に鈍化する模様です。

当然今迄金融緊縮している内容を受けて値が出る訳です。
当面利上げをしなくても大丈夫だとなるのか違うのか。
ここは各政策委員の考えなのでしょう。

それを受けて米株マーケットはどう感じるでしょうか。
最近特に天邪鬼な所がありますので分かりません。
金利も無視していますし。

材料出尽くしが一番可能性はありそうです。

日本株は別次元ですので不明です。
2000円調整しましても30000円あるわけですから。

注目です。


*いつもの金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.743%。
前週は3.698%でした。
2年債は4.596%で前週は4.511%でした。
微増という事です。
fomc後にどちらかに動くのでしょう。

ドル円 139.41円。
変わらずでした。
こちらも米国金利動向でしょう。

*来週のマーケットはいつかは止まる上昇が止まるかの一点でしょう。
そう言われて9週連続となっています。
海外勢の動向如何と言う事なのでしょう。

cme日経先物は32260円となっています。
週初への先物が上昇していないのもいつ以来か忘れた位です。


どうなるでしょうか。
注目です。












文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。