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酒場からのマーケット2023 6月16日

日経平均33706 NYダウ34299 wti原油71.44 ドル円141.86
前週比1441 423 1.09 2.45

日経平均は更に週間で1400円以上の上昇です。
ここ迄きますと暴力的な上げとまで言えます。
どこまでいくのでしょうか。

10週連続の上昇です。

6/16 1441 33706   6/9 741 32265   6/2 608 31524 
5/26 108 30916     5/19 1420 30808  5/12 231 29388 
5/5 301 29157    4/28 292 28856    4/21 71 28564  
4/14 975 28493  4/17 ▼523 27518
6188円の22.5%も上昇しています。 

連日33年ぶりとテロップが流れますが。
ついこないだ迄はレンジ相場だったのです。
いきなりなのです。

そして市場関係者の多くから一旦は調整する。
と聞かされていました。
私もこういう書き物をしていますが、読み返しますと分かるのです。
セルインメイを唱えていた訳です。

人ではない機械的な動きである事は間違いありません。
現物の1000倍と言われている日経225先物がぐいぐいと上昇します。
現物の値がさ株がそれにつられていきます。
特段材料が出なくてもその動きが続きます。


それを行っているのは外国人投機筋なのでしょう。
投資部門別売買状況よりも明らかです。

日本市場は外国人が7割ですから。
動かしやすい市場なのです。

連日売買額は3兆円を上回っています。
この週末は5兆5600億円でした。
今までの2倍以上の値です。

売買ですから誰かがそれだけ売っているのです。
利益を確定しているのでしょう。.
短期の循環で行っているのでしょうか。

とにかく凄まじいばかりの動きとなっています。

上段3年のチャートを見て頂きますと2020年11月~の動きと似ています。
コロナ渦中での過剰流動性スーパー金融相場と言われた時期とです。
これは世界同時に起こりました。

今回はどういうネーミングとなるのでしょうか。
それは流行語大賞となるかもしれません。

NYダウ 34299ドル。
日経平均はNYダウの値を抜くのか迄言われています。
日本が吐出しています。

2022年 12/30 26094 
7612円の29.2%も上昇しています。

これが分かっておれば最高でしたでしょうw。


168 584 483 ▼16 220の1週間でした。
32434 33018 33502 33485 33706の推移です。

米国cpiやfomc前に上昇するのですから驚きです。
経済指標は無視している証左です。
理屈を超越しています。
とにかく需給の動きなのです。

この時期epsは2198とほぼ変更ありません。
新たな決算が出ていませんから。
perは15.33になっています。
配当利回りは1.92と下がってきました。

今後の動向に注目です。


*大注目は6/14発表のFOMCでした。

6月度は11会合ぶりに予想通り現状維持でした。

フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


*サプライズ的にはドットチャートの変更です。

2023年は0.5ポイント上昇の5.6となっています。
あと2回分の利上げがあるかもと出てきたのです。
今回はスキップという事です。

次回以降はデーターを検証しその都度決定するとの事です。
次回は7/27となります。

パウエルはインフレ圧力は高い状態が続いておりインフレ率を2%に戻すプロセスにはまだ長い道のりが残されていると述べました。

以前より市場の思惑であった利下げはない事となっています。

FRBは金利を現状維持としながら予想の金利は上げてきたという事です?。

どういう意図かは存じませんが、FFレート5.25%を維持して経済・物価を見ていくという事なのでしょう。

物価が下がれば利上げはしませんし、下がらなければ又利上げをするという事なのです。

という事は世界最大のシンクタンクは
今後の事は分からないという事なのでしょう。

そもそも2%という提示が不明ではあります。
別に3%でもいいじゃないか。という論建もあります。

何か利上げが出来ない要因があるのかもしれません。
それは金融機関の状況と穿ってしまいます。
ストレステストを実施している中で、何かおかしな傾向が出ているのかもしれません。
商業用不動産云々は事あるたびに出て来るフレーズです。
全ては健全に動いていると言及はしていますが。


GDPの見通しは3月度の0.4%から1.0%上昇さし強気の見通しを出してきました。
失業率は4.5%から4.1%に下方修正してきました。
インフレ率は3.6%から3.9%に上振れさしています?。

今後の事は分からないFRBですから上記の予想も眉唾物とも言えます。

今後の動向に注目です。

*6/13米国消費者物価指数の発表がありました。
FRBが重要視するデーターの1つです。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0
2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

順調に下がっています。
昨年がひど過ぎる訳なのですが。
前年対比ですから発射台が上がっていますので、算数的な所はあります。

前月比は0.1%上昇と出てきました。コアは0.4%でした。
5月は0.4%の上昇とコアは0.4%の上昇でした。

足元ではほぼ変化が無かったとも言えます。

但し0.4×12ヶ月は4.8%にはなります。

どう見るかによるのでしょう。

今後に注目です。


*これらの動きを受けた金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.767%。

前週は3.743%でした。
変化なしです。
2年債は4.720%に上昇しました。
前週は4.596%でした。

短期金利は上昇し長期金利は変化がなかったという事です。

短期金利はドットチャートの変更で上がりましたが、市場が決める長期金利はそれをスルーしたとも言えます。

イールドの差は開いた事は事実です。

いつもの傾向ですが市場はFRBの言う事を信用していないのではないでしょうか。
もう金利は上げないんでしょ。という感じです。
ファーストインパクトはそうなっています。

ドル円 141.86円。

為替は大きく円安に振れています。

日銀が永遠の0を継続していますので、こういう傾向なのでしょう。

他通貨に対しても円は一人弱い状況です。

日本売りが加速し超株高になっている訳です?。

日本10年債 0.401%

政府からの口先介入は事あるほどに幾度と出てきますが、こちらの金利が変わらないのですから仕様がありません。
普通に金利差を見て市場は動くのでしょう。

急激な変動には天下の宝刀の為替介入が出てきます。

何とも言えませんが、いらないお金を使って対処するのでしょう。


どうも日本の金融政策は詰んでいるとは感じます。

一方を管制的に固定しているのですから、一方にゆがみが出てくるのは必然なのでしょう。
マーケット的には見透かされている訳です。

但し、これは仕方が無いのでしょう。
前週に個人的な見解を書きました。
今回は割愛します。

今の株式マーケットの暴騰は諸々が語られていますが。
実話過剰流動性スーパー金融相場なのでは迄も思ってしまいます。

今後の動向に注目です。

*6/16日銀金融政策決定会合の結果発表がありました。

鉄板の現状維持となっています。

植田総裁は見通しがはっきり変化するという事であれば、足元はそんなに動いていなくても、そういう意味で機械的に政策変更するという事になる。

何回読んでも意味不明な日本語となっています。

次回会合後に公表する展望レポートで消費者物価の新たな見通しを示す。
少し先のインフレ動向等を見通した場合まだ持続的安定的な2%を達していない。
これも整合性が不明な言質です。
高いcpiの見通しが出てもそれは違うという事なのでしょうか。

*yccはある程度サプライズが発生する事はやむを得ない。
意味深な言葉ではあります。


私が関心があったETF運用の事は記者から質問があったのか、なかったのか報道が出ていませんので存じません。

現時点でもし前場に2%下落すれば、日経平均が33000円でも日銀はETFを700億円買ってくるのでしょうか?。

これはリスクプレミアムに働きかけるという政策です。
この暴騰相場で内容は全く違うとは思いますが。
これは見てみたい所です。
なかなか下がりませんがw。


*来週のマーケットは特に重要な経済指標はありません。

そもそも日本株は足元では経済指標は関係がありません。

前週に書きました。
連続上昇が止まるのか続くかのか一点でしょう。
トレンド迄とは言いませんが一旦調整はあるのか。
需給がどうなるかです。

引き続きドル円は鍵となるのでしょう。

機関投資家から半期に一度のリバランスの記事が出ていました。
株価が上がり過ぎたのでポートレシオの見直しがあるとの事でした。
これは機械的に動くのでしょう。

徐々に見直すのか月末最終まじかで見直すかです。

6/19は米国市場は休場です。

どうなるでしょうか。
注目です。






文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。