酒場からのマーケット2022 11月11日
日経平均28263 NYダウ33747 wti原油88.86 ドル円138.75
前週比1064 1344 ▼3.94 ▼7.9
日経平均は大幅高しました。
筋目の28000円をいきなり超えてきました。
米国10月度消費者物価指数の発表を受けて上昇したのです。
327 344 ▼155 ▼270 819の1週間でした。
27527 27872 27816 27446 28263の推移となっています。
5日移動平均線は1.79%で25日線は3.82%となっています。
米国の最大イベント11/8中間選挙が終了し、速報では下院が共和党、上院は民主党の善戦が報じられました。
マーケットは一旦材料出尽くしでcpiの発表を待った訳です。
前日は警戒から大幅下落で臨んだのです。
株価は上がり過ぎていましたし。
6月のcpiショックから始まり、その後cpiの発表後に凄まじい動きをする訳ですから当然でしょう。
10月の消費者物価指数は前年比7.7%の上昇と出てきました。
市場予想は7.9%でした。
2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2→11月7.7%
2021年
12月7.0 11月6.8←10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0 4月4.2 3月2.6
上記の表より7月9.1%をピークに右肩下がりとなっています。
但し、いつも書いていますが前年対比の値は、昨年の発射台が上昇してきていますから、10月より0.5%も下がったとは言えないのです。
この事は重々に全ての関係者は知っている事なのですが、ほぼ全てのメディアが7.7%という値を列記し解説者も同様にコメントをされました。
8%を割ってきたという事をです。
コア指数は6.3%の上昇で前月6.6%より減速しています。
株価の大幅上昇の要因はこれに尽きると言う訳です。
確かにNYダウは10月度に46年ぶりの上昇をしたにも関わらず、更に1200ドルも暴騰した訳ですから。
債券が買われ金利が下がりました。
ドル円は大幅に下がったのです。
*チェック点としましては、前月比では総合が0.4%でコアが0.3%上昇しているのです。
物価のピークアウトという言葉は適切でないとは思いますが。
ちなみに0.4%に12をかけてみますと4.8%になります。
そう見れば確かにピークアウトかもしれません。
FRBの目標は2%ですけれど。
cpiの3/1を占めると言われている住居費の特にホテル宿泊費が上昇し、前月比より0.8%の上昇との事です。
医療サービスと中古車価格が低下し、コア指数の伸びの抑制につながったとの解説です。
とにかく各市場の指標がこうなった訳ですから、足元では物価は収まっていると見るべきなのでしょう。
これが日本に何の影響があるのかと言われる方もいるでしょうが、市場では米国の金融政策の行方は、金利は基より株価や為替に大きく影響しますので、廻りまわって国内にも当然影響が出て来るのです。
日経平均の週足を見ておきましょう。
日経平均週足。
今年は、28000円のラインを何回か抜けています。
直近では9月のcpiショック迄と6月のそれ迄でしょうか。
それと3月のウクライナショック後での不明暴騰があります。
年末高の声が大きくなってきました。
3度目の正直と揶揄されています。
金利面では12/13cpi 12/13・14にFOMCとなっています。
来年初旬の金利動向で年末の株価の値が分かるのでしょう。
*当然思惑は今より始まります。
足元では急落した金利がどうなるのかです。
個人的には下がり過ぎと思うのですが。
米国10年債利回り。3.811%。
前週は4.163%でした。
11/11の1日で0.3%も下がったのです。
2年債は4.330%となりました。
前週は同じく0.3%上の4.658%でした。
*これは11/14の取引がどうなるのかは大注目でしょう。
11/12はベテランズデーで債券は取引がありませんでした。
ドル円もとんでもない動きとなっています。
米国の金利が瞬時に下がった訳ですから。
ドル円。 138.75円。
NYダウ。33747ドル。
上記で示しました、週初めからの取引が大注目となります。
なだらかな動きとなるのか、急激な戻しを試すのかです。
完全にゲームチェンジとなっているのか?。
債券の事はよく分かりませんが、誰が買ったのでしょうか。
大幅に買いを入れないとこれだけ動かないでしょうに。
玉が少なかったのでしょうか。
注目です。
ナスダックを見てみましょう。
ナスダック週足。11323。
13週線は▼1.04%で26週線は▼3.48%となっています。
ナスダック指数は11/11に7.35%も急上昇し、これは数年に1度の上昇幅との解説です。
11/10メタことフェイスブックが全従業員の13%にあたる11000人のレイオフを発表しました。
ザッカーバーグ氏は過ちを犯した責任を取るとの言及です。
11/3アマゾンは新規凍結を発表し、stripe、lyftも10%以上のリストラをすると事でした。
ツイッター社は全社員の半分である7500人が解雇の対象との事でした。
例を挙げればきりがありませんが、このような事が日々ダイジェストで出てきています。
マーケット的には、天邪鬼的な所ですから上げ下げ様々となっています。
これをどう考えるのかです。
日本もリストラの嵐が吹き荒れた時期がありました。
希望退職などと言う言葉を使いながら、今も散見されます。
現時点では、いけないのでそういう手段を取るのは間違いありません。
そのまま社名がなくなる所もあるのでしょう。
復活も当然あります。
コロナ過での人々の行動制限が影響している様な感じもします。
今後を見ていくしかありません。
注目です。
*11/11FTX社という仮想通貨事業者が破産を申請したとの事です。
負債総額は1兆4000億円~7兆円?との事でした。
取り付け騒ぎ等の詳細は知りませんし、今後どの様な影響が出て来るのかは存じませんが、来週からマーケットでトピックが出て来るのでしょう。
ソフトバンクGが140億円の投資と出ていました。
注目です。
そのソフトバンクGが11/11決算を発表しました。
ソフトバンクG。6953円。
上期の決算は1290億円の赤字でした。
但し1Q決算は3兆1627億円の赤字でしたので、2Qのみは3兆336億円の黒字との事です。
アリババ集団の売却益が5兆3716億円あったとの事です。
孫さんは最後の登壇との事でした。
ビジョンファンドは当面守りに徹するとの事で、自分はアーム社に集中するとの事です。
同会社は投資会社ですので、ブレが大きく非常に難解です。
日経平均のepsにどのような計算をしているのか私は存じません。
仮に3兆円の赤字でしたら225社の利益がぶっ飛んでしまうのですから。
とにかく寄与度が高い会社ですので今後も注目です。
ちなみにepsは2221.98でperは12.72となり株価は28263円です。
10/31は2158.64で12.78の27587円となっています。
個別決算によりepsが上昇しているのが分かります。
*中国からは11/11独身の日の売上高は非公表としました。
当局の指示であるのは必然です。
以前アリババで売上10兆円は出ていましたから。
その心は不明です。
党大会時に経済統計の遅延で物議を出しましたが、ここは注意点です。
別にオープンにする必要が無いと判断すれば、直ぐに実行するのでしょう。
貿易統計だけは見れるのでしょうが。
それと11/10習主席は最高指導部の会議で、わずかな感染も許さないゼロコロナ政策を継続することを確認しました。
前週楽観的な観測報道が出ていましたが。
中国本土で15000人の感染が出たとの報道がありました。
今後の動向に注目です。
*久しぶりに日本の状況を列記しておきます。
月65915 火30684 水83253 木87009 金78268 土73883 日79992
合計499004人 平均71286人
2022年
12/2 107245
11/25 96791 11/18 83582 11/11 71286 11/4 53538
10/28 38916 10/21 33226 10/14 30338 10/6 30764
9/30 42441 9/23 54907 9/16 79293 9/9 103264 9/2 139934
8/26 202321 8/19 212199 8/12 204303 8/5 214061
7/29 198015 7/22 140492 7/15 81927 7/8 39317 7/1 19721 6/24 14673 6/17 14046 6/10 15347 6/3 19432
5/27 28837 5/20 35551 5/13 37020 5/6 26428
4/27 36256 4/22 40920 4/15 48921 4/8 48251 4/1 46581
3/25 39053 3/18 39000 3/11 54444 3/4 65799
2/25 68000 2/18 90000 2/10 99000 2/4 100000
1/28 84000 1/21 50000 1/14 20000
オミクロン対応型 1076万人
4回 4366万人
3回 8369万人
2回 1億294万人
1回 1億430万人
*来週のマーケットは上段で示しました、金利の動向がまずチェック点です。
イレギュラーな値なのかどうかです。
2年債は戻るはずなのですが。
12月0.5% 2023年0.5%で1%ですから。
2年債はいずれ5%に近づくはずです。
10年債も同じく上昇と思いますが。
それが違うのならば、そもそもの物語が変わってくるのでしょう。
為替は更に円高になるでしょうし。
日経cme先物は183円安の28080円となっています。
注目です。
それと11/13上院で民主党がネバダで50を獲得したとの報道です。
過半数を取った訳です。
知事選の結果にも注目でしょう。
共和党なら財政出動と増税を回避等とも揶揄されていましたが。
下院は共和党となりました。
バイデン民主党とは、ねじれになりました。
それとトランプ76才の動向にも注目です。
11/15に出馬表明との報道です。
バイデンも79才ですから。
今後どのようになるのかに注目です。
どうでもよい私の話は、インデックスは強烈に上に行ってしまいましたので、wインバースで買いと言う方法もありますが。
これだけ理屈無用の上昇をされますと、一旦手出しは危ないと判断しました。
決算プレーでは2229カルビー・4523エーザイ・1801大成建設でちょこっとの週間でした。
それと決算プレーで大失敗した7270スバルが下落してきました。
為替差益だけではいけないと感じていました。
車業界は結局の所は販売台数ではないでしょうか。
スバル。2400円。
それといつもの4932アルマードが11/14に決算となります。
アルマード。 1436円。
どうなるでしょうか。
注目です。
文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。