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酒場からのマーケット2023 2月10日

日経平均27670 NYダウ33869 wti原油79.76 ドル円131.35
前週比161 ▼57 6.53 0.16

日経平均は変わらずでした。
チャートを見て頂ければ分かりますが、3週間変化が無いと言っていいでしょう。
300円程の上昇など1日で戻しますから。
上にも下にも行きません。
膠着状態です。
居心地の良い値ごろ感なのかもしれません。

184 ▼8 ▼79 ▼22 86の1週間でした。
27692 27685 27606 27584 27670の推移です。

cme日経先物は27575円と▼95円安となっています。


2/6月曜日早朝
に日経新聞電子版から雨宮副総裁に総裁打診。
と結果的には全くの誤報から始まった1週間でした。

各市場は安堵感からいきなり動いたのです。
円安株高に振れました。

前回の読売報道もそうなのですが、基幹報道各社はどういう裏付けで発信しているのでしょうか。
ネットの個人的なコラムじゃないんですから。
その後に誤報でしたとも言いませんし。
こんないい加減でいいのでしょうか。

但し、一般人には内情等知る由もできません。
個人的には信用的に失墜とも感じますが。
そんな事は関係ないのでしょう。
世間的にも全くのスルーとなっているのです。



そして2/10市場が引けた16時頃に官邸からいきなり、日銀総裁に植田氏を2/14国会提示と出てきたのです。


植田和男氏71才。
マクロ経済学者で元東大教授であり日銀総裁では初めての学者出身との事です。
副総裁には氷見氏財務省と内田氏日銀出身との事でした。

*市場は金利が上昇し一旦円高に振れ、先物は売られました。

本人より政策の判断を論理的に判断し、結果を分かりやすく説明する事が大事である。
現状の景気と物価からすると現状の日銀の政策は適切である。
当面は金融緩和を続ける必要があると思っている。

本当に日銀が出口に行くとすれば厳しい問題だ。
百も承知している。
と報道が夜間未明に出ています。

岸田首相よりも金融緩和を継続する必要があるだろう旨が発信されました。
1月下旬には内定していたとの事で国会承認は2月一杯迄かかるとの内容でした。

それらを受けて市場は一旦落ち着いたのです。
ドル円日中足 131.25円。

日本10年国債 日中足 0.5%。



各方面から様々な論建や解説が発信されました。
全くのノーマークの方であり、今後も思惑は数知れずでしょう。
足元のマーケット的には米国発信が注視となるかもしれません。

官邸はアベノミクスからの脱却の人事であるのは間違いないと思います。
副総裁からは基より、政治や官僚とは関係が無い大抜擢な訳です。
岸田さんは当然誰かの推薦でしょうが決断したのです。
任期は5年となります。

掴みは上段の政策継続の内容ですが、どの様な政策変更があるのかは最大注目となります。

金融政策の行方もそうですが、強弁を押し通し、ある意味煙に巻く様な黒田節で10年間慣れてきた会見がどの様に変わるのか。

実質的に減少しているETF購入はもうやめると思いますが。
それをどう柔らかく語るのかはデリケートな世界となります。

今後の動向に注目です。



*2/3想定外の強い雇用統計を受けて、各連銀総裁がどのような発信をするのか。
市場がどの様な反応をするのかに注目が集まりました。

米国10年債利回り 3.744%。


各連銀総裁のタカ派的な発信内容は割愛しますが、金利は大きく上昇しました。
パウエルはどっちとも取れるような玉虫的な発信でした。
ディスインフレが流行っている様です。

前週が3.519%でしたので20ベーシス以上の上昇です。
今後の金利の行方を見るフェドウオッチは猫の目の様な動きと解説がありました。

2年債は4.526%となり前週は4.287%でした。

2年債は教科書通りに上昇するのでしょう。

4.526-3.744=0.782
逆イールドは続いています。
FRBからはこの事について私が知らないだけかもしれませんが聞こえてきません。
日本ではゆがみという事で当局から結構発信されるのですが。
日本は市場を管理統制しているのでかもしれませんが。


*兎に角金利は上昇したのです。

ちなみに上記10年債チャートより11/7が4.214%で昨年末12/30は3.879%となっています。

ナスダック 11718。
理屈なく急上昇してきた高perナスダックは反落しました。
ナスダック市場の金利相関を確認しますと。
11/7時点は10564で昨年末12/30は10466でした。
年末に年初来安値を付けたことは記憶にある所です。
今後どうなるのかが注目となります。

NYダウ 33869。
NYダウは昨年末33147ドルですから微増の範疇です。
ここに米株の違いが表れています。
昨年とは逆になっています。
オールドエコノミーは軟調な訳です。

米国決算より想定内でしょうがSP500は3%の減益と報道がありました。
ファンダメンタルズは良くはないのです。
足元でこれがv字回復すると予想している方は少数なのでしょう。

大手所は人為削減の最中ですから。
日々レイオフの報道がまだ出ています。
こういう部分を研究している方よりの発信は存じませんが、決算面でいつ表れるのでしょうか。
一般人が知りえる時期が注目となります。

そうなると足元のマーケットは金利動向となるのでしょう。

2/14いつものcpi消費者物価指数となるのです。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

これだけ金利を上げてきていますので徐々に下がるはずとは思いますが、今回の値で市場がどう動くのかです。

又対前年比では前年の発射台が高い値ですので当年は落ち着くはずです。
対前月対比が注目かもしれません。

fomc金利推移
2023年
2月0.25
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

誠に勝手な思惑ですが、当局は勿論のことFRBの面々も値は知っているのでしょう。
悪すぎる場合は昨年7月でしたか、先にリークしてきますから。
今回はまだありません。
但しFRB高官達のタカ派発言が気になる所です。


又米国では単月だけではなく2年レベルでは13%以上物価が上がっている事の認識は必要でしょう。
消費にどう影響しているのかと言う事です。
2/15には小売売上高も出てきます。

最大注目となります。


*日本の決算は佳境に入ってきました。

個別銘柄は端折りますがEPSをチェックしておきましょう。
1株当たりの純利益です。
当期純利益÷発行株式数で求められます。

日経平均のEPSは2125.27となっています。
perは13.02で日経平均は27670円です。

昨年末12/30は214712.1526094円です。
11/15は221712.6227990円でした。

perというのは株価が1株当たりの純利益の何倍の値段がつけられているのかです。
perは株価の値で随時変化します。
epsは決算を受けて変化します。

*結局の所は11/15~2/10迄の個別決算を受けてepsは下がり続けているという事です。

様々な論建はありますが、昨年末の株価を大外しした方々は、大発会の25716円が今年の安値と発信していますが、足元ここの部分をどう理屈建てするのかと言う内容でしょう。

今後の推移に注目です。


*来週のマーケットは米国消費者物価指数1本でしょう。

発表は2/14 22時30分となります。
いつもの様に何とも言えませんが、米国の物価が日本株の動向に影響する訳です。
雇用統計がサプライズでしたので、どうなるのかです。
これで直近の方向感は出るのでしょう。

植田氏関連も逐次に市場を揺るがすかもしれません。
報道機関には右往左往さす様なアドバルーンはもうやめてもらいたいものです。

トルコシリアの地震では3万人の死傷という事で大惨事となっています。
戦争をやっている場合なのでしょうか。


どうでもよい私の話は、ダメすぎる4932アルマードが2/14に決算です。通期予想を変えずに配当も55円を堅持できるのか。
アルマード 1090円。

どうなるでしょうか。
注目です。















文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。