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酒場からのマーケット2023 11月10日

日経平均32568 NYダウ34266 wti原油77.41 ドル円151.54
前週比619 205 ▼3.48 2.16

日経平均は更に上昇しました。
先週の下値よりは2000円も上昇した事になります。

758 ▼436 ▼105 479 ▼78の1週間でした。
32708 32271 32166 32646 32568の推移です。

日経平均 32568円。
テクニカル的には3空と言って大きな窓を開けて上昇しています。
 

値で語る特に株屋さん系は年末高の35000円等と発信しています。
これは4月からの10年ぶりの暴騰である、33年ぶりの高値を誰もが予想できなかった訳ですから眉唾物でしょう。
年初にこの様な事象を聞いた事はありません。

今回の暴騰は米株市場に沿った動きであるのは間違いありません。

上段の1年チャートを見て頂ければ分かりますが、6月よりは上下を繰り返しています。

米株が更に上値を超えてくればそれは実現できるのでしょう。
そうなる裏付けなど何もないとは思いますが。

sp500 4415。
同じ様に上下を繰り返しています。

今後大きな流れではリスクマネーキャッシュ預金かを問われた時にどちらを選択するのかとも言えるのでしょう。


*株式マーケットと言う所は非常に難解な市場なのは事実です。

基本はファンダメンタルズ経済の基礎的条件であるとは思います。
各種経済指標の動向を鑑みる事と個別企業の決算が値として出てきます。

そして政治的要因が大きく影響を及ぼします。
これは人が絡みますので様々な状況で変化します。
内政の国策だけではない外交や安全保障等の外的な要因も複雑に絡みます。

金融当局の金融政策も大きな要因でしょう。
権限を与えられたプロの方々がお金の供給量と金利を決定します。
これも自国だけの政策でないのは言うまでもありません。

為替の取引も当然影響が出るのでしょう。
様々な要因での通貨の強弱でそれが動きます。
同じ業績内容でも利益ベースで得になったり損になったりします。

コモディティー商品の動向でも左右されるのでしょう。
川上の値で全ての基礎的値段が決定されるのです。

そして地政学リスク天災事件事故等々が絡んできます。

*最も大きな要因は需給要因が挙げられるのでしょう。
アルコリズムが市場を占有しています。
Ai君が牛耳っているのです。
ここの動きは人の思いなど関係はないのでしょう。
それは理屈を超越して動きます。
後付け解釈が一般的に解説されます。
無理やりな解釈になる場面も多々あります。
材料の正反対に動く事など日常茶飯事です。

上段に書いてある需給以外の諸々は関係なしと言う関係者もいる程です。
ネーミングが付いている何々ショックというのも本当なのかさえも思う所です。
暴騰する時もしかりです。
日本株の5月6月もそうだったのでしょう。


*更に世界の株式市場はそれらを含んだ米国の動向が大きく影響するのは間違いありません。

特に日本市場はそうなのでしょう。
7割の取引が外国人であり保有率は3割を超えているのです。

*日本の株式市場を語る上では米国のそれらをチェックしなければならない事は当然となるのです。


そうなると足元では米株が暴騰や調整をした主な原因である金利動向を確認せざる負えません。

米国10年債 10日時間足 4.643%。
前月末から2日間で0.44%も急落したのは先週の事でした。
これはFRBの金融政策の2回合分とも言い換えられます。
その後は若干値を戻しています。

パウエル始め各連銀総裁の発言は言い回しは様々ですがタカ派発言の週間でした。
市場の思惑と齟齬が出た週間でした。

米国10年債 3ヶ月日足 4.643%。
現在の値は10/11~10/13の値となっています。

米国10年債 1年日足 4.643%。
年初からは上昇しているのが分かります。

*10年債は市場が決めています。
10年間の金利を市場が決めています。

難解と言えば短期債の金利動向でしょう。

2年債は5.060%となりました。
前週は4.485%でした。
前々週は5.015%でした。
2年債は上記に書いたパウエル始め各連銀総裁の発言の影響なのでしょう。

FF金利に準ずると言われている2年債は値を既に戻しているのです。
現在のFFレートは5.25%~5.5%となっています。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 11月 0
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


この2年債と10年債の違いを書きました。
これをどう考えるのかは難解なのでしょう。

10年債が今後どうなるのかです?。
こちらは株価に大きく影響を及ぼします。

様々な見解が出ています。
もう5%はピークだったと言うのが足元の多数でしょうか。
ついこないだまでは違う内容も多かったのですが?。

これ等本当は分からないという証左なのでしょう。

即ち米株が上値を追っていくという論建も不明としか言えないのでしょう。

今後の動向に注目です。


*問題の悪材料が米国から発信されました。

これは11/10の米国の全市場が閉じられた後の発表でした。

観測報道が出ていた格付け会社のムーディーズ社が米国債の格付見通しを
ステーブル安定的からネガティブに変更したのです。

AaaトリプルAは維持するとの報道でした?。

これを受けて米国の全市場がどういう動きになるのかは週明けにならないと分かりません。

大注目です。

これをもし予想するのならば8/1に同フィッチ社の米債格下げ後の動きを見るのが普通の考えでしょうか。

同日の10年債金利は4.051%でした。

これが今どうなっているのかをです。

米債は大きく売られたのです。
入札の不調が続いています。
米債の買い手が少ないのです。

市場関係者の間ではこの案件は無視したい内容なのかもしれません。
これの内容での現値ではないと言い換えたいのかもしれません。

実際の動向を見るしかないのでしょう。

注目です。


*それと今回の格下げの原因の一つとして。
つなぎ予算の締め切りが11/17となっています。
これは9/30に締め切り直前に超党派で可決されました。
その後下院議長のマッカーシーが前代未聞の解任という事態を招きました。二転三転し現在はジョンソンがその後を引き継いでいます。

米国下院がどういう決断をするのかは分かりません。
報道では11/14での可決が必要とも出ています。

おりしも11/15からエイペックがサンフランシスコで開かれます。
これの日程など以前より分かっていた事です。
米議会はこれをどう考えて行動するのでしょうか。

既に来年の大統領選を見込んで動いている事は当然視野に入れておかなければならないでしょう。
言い換えればトランプはどうする方が得なのかという点です。
水面下では密接に動いているのでしょう。
現在の国益の度返し迄は言い過ぎでしょうが。

注目です。


エイペックでは米中首脳会談が行われます。
国際政治など難解中の難解です。

習近平サイドは米国の状況を鑑みてどういう結果を求めているのでしょうか。
事務方でおおよその話は進んでいるのでしょう。
何かしらの内容は出てくるのでしょう。


トランプはデザート中にシリアにミサイル攻撃を行いました。
そういう事はバイデンというのか普通はしないのでしょう。

どういう結果になるのかは最大注目となります。

岸田首相も当然参加します。
人気薄すぎて気の毒でもありますが、何か外交結果の欲しい所でしょう。


*原油が大幅下落しています。
wti原油 1年週足 77.41ドル。

10/7からのイスラエルガザ紛争で急反発した後に大幅下落となっています。
この値は年初からの揉み合いの値とも言えます。
当初懸念された事が中東では起こらないと市場が感じたとも言えます。

但し中東の観光は当たり前ですが激減している様です。
世界の主要都市で大規模なデモ行進が起きている事はチェック点でしょう。
日本は少々ずれている事の認識も必要です。

今後の動向に注目です。


*日本からは植田発言でしょうか。
11/8衆院の財務金融委員会で発言されました。

概要を書きますと。
金融政策の変更に実質賃金が必ずプラスに転じていなくてもよい。
今回の物価目標の引き上げは以前には予想が出来なかった?。
価格転嫁はまだ続くと思うが全体の上昇率は大きく上がるとは思わない。
ETFの購入は市場の不安心理がある程度収まればやめていく準備はある。

他もあるとは思いますが私が聞いた所を羅列しました。

マイナス金利は時期は不明ですが早々に改めるのでしょう。
通常は0.25%程度を動かすのが世界の常識となっています。

短期債は現在-0.1%を適用しています。
0.25%にするのが普通の政策変更でしょう。
長期債は0%程度の推移を謳っています。
市場が決めている長期債は0.85%と既に離れています。

日本10年債 0.849%。

10/31日銀は1%をめどにと政策の変更をしました。
既に0%程度の推移という文言との齟齬が出ています。
これは日銀文学の解釈なのかは存じません。
非常に分かりにくいとは思います。

そして総裁の言葉の言い回しはともかく金融政策は変更します
と読み解くのが普通だと思います。
様々な経済指標が先行している事は否めません。

毎月勤労統計より18ヶ月連続で実質賃金は下がっているのです。
円安をこれ以上誘導させてはいけないのでしょう。

今後の動向に注目です。


ドル円 151.54円。
短期的な上下はあるでしょうが理屈的な動きとなっています。
放置しておれば経済の3連呼等追いつかないのでしょう。

エネルギー食料は基より原材料は全て輸入に頼っているのは仕様がない所でもあります。
補助減税給付の税金を使ってしのいでいくのでしょうか。

難解な所は世界は物価を下げる努力をしている事です。
景気を下げてでも物価の上昇を抑えているのです。
それはそちらの失敗でわ。
とも言えるのですが。
こちらは景気景気景気とやっている訳です。
これをどう考えれば良いのでしょうか。

GDPはドイツに抜かれて4位となりました。
為替の動きでなったのですが。

口先ばっかりがいけないのでしょうか?。
それは分かりません。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットはいつもの米国cpiが11/14に出てきます。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

総合の対前年対比は4ヶ月間減少にはなっていません。
市場はコアを見る様ですが実際の生活は総合なのでしょう。
予想は3.4%の模様です。

前月比は7月0.2 8月0.2 9月0.6 10月0.4となっています。
これらの値を見て市場がどう動きくのかは注目です。

生産者ppiと小売売上高も出てきます。

上段で書きましたムーディーズ社の変更にての動きと
米国議会の動向も大注目となるのでしょう。


cme日経先物は246円高の32815円となっています。


日経平均 32568円。

どうなるでしょうか。
注目です。


























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