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苦手な虫の克服方法?それとも想像力の無駄つかい?

どうしようもなく虫が出る田舎暮らし。

冬は比較的いないが、全くいない訳ではない。
そして、暖かくすればするほど、そして暖かい日程出てくる虫がいる。

カメムシだ。

カメムシを知らないという世にも幸運な方が万が一見ていた場合を
考慮し説明すると

一言で言うと、触ると臭いニオイを発する虫だ。

過去に東京にいた時、東京ピープルにカメムシの話した所
「触ると臭くなるって、、、何その虫!!(爆笑)」
とツチノコばりに珍しがられ、爆笑された。

カメムシカルチャーショックである。

そうか、知らない人は触ると臭い虫が面白いのか。。。

しかし実際は面白くない上に、大変不快&不便である。

まず匂いが付こうものなら、半日以上はカメムシ臭に包まれて過ごさなくてはならない。
服に付いても十分嫌だけど、手に付こうものならその日が終わる。

眼鏡がズレて直すたびにカメムシ臭。
顔を何気なく触ってもカメムシ臭。
鼻なんて一番デジャラスゾーンだから、いくらほじりたくても
ほじってはいけない(そもそもほじるな)

仕事に行く前に付いてしまっても最悪だ。
「なんか、カメムシ臭くない?」と疑惑の渦中に陥るのだ。

休日のリラックスお出かけタイムの際も奴らは容赦しない。

カフェに行った際に、プン、、、とカメムシ臭が。
「カフェと言えど、田舎だからいるよね」と他人事のように
思っていたら、そもそもが私の服に付いていた。
家から意図せず同伴してしまっていたのだ。

私が反射的に払ってしまったので、奴はその後何食わぬ顔で、カフェをうろつき、消えて行った。

なぜかあれほど嫌っていた奴なのに、家から遠く離れた場所に置き去りにしてしまった事に若干の罪悪感が芽生えた。ごめんカメムシ。
だけど、臭いニオイをつける陰湿な技を持ってる上、人に罪悪感まで抱かせるとは、なかなか手ごわい虫だ。

そんな事より、ごめんカフェの人たち。本当にごめん。不可抗力なんです。。。

ここまで言っておいてなんだが

「そんな恐ろしい事になるなんて!!田舎怖い!!!!」
などと、絶望しないでほしい。

カメムシの匂いに関して唯一の救いは「時がたてば消える」という事。
そう、すべて時間が解決してくれる(言い方なんだかなあ)

だけれども、せっかく時が経ち匂いが消えた頃、再びカメムシを触ろうものなら新たなカメムシ臭が更新されエンドレスカメムシ臭地獄に。

ちなみに匂いは諸説あるが、割と言われるのはパクチーに似ているらしい。
イマイチ、パクチーに接する機会が無いので判私は断不明だけど。

カメムシの説明ですでにお腹いっぱいだけど、結局何が言いたいかと言うと、この厄介な虫と共存していかなくてはいけない田舎暮らしをどう乗り切るかだ。

子供の頃よりだいぶ免疫が付いたけれど、次から次へと現れると
いちいち「キーーーーーーーーーー!!!!!」となるのも疲れてくる。

そんなある日、外にも出れず、夏に比べて虫も少なくて遊び相手(殺し相手ともいう)がいない我が家の猫が、絶好の暇つぶし相手としてカメムシで遊びだすようになってしまった。

もちろん触ると臭くなる。

臭いのを覚えて遊ばなくなる猫もいるが、執拗に遊ぶ猫もいる。

ジッと床を見てるなあ、、、と思うと、必ず近くにカメムシが佇んでいる。
もしくはひっくり返っている。

その度に「コラコラ!」と猫をつかまえ、カメムシをつかまえしていたが
キリがない。

殺虫剤なんかもカメムシ用などあるが、キリがない上にやはり猫がいるから使いたくない。

調べてみると、カメムシは激臭を発するものの、人間や猫への害自体はほとんどなく、最悪食べてしまっても(、、、、、)体調が悪くなる事もほぼないらしい。人によっては猫が食べてしまったり、触ってしまったりして、その匂いをとるためにシャンプーしたり大騒ぎするらしいが(気持ちはよく分かるよ)匂い自体は半日くらいで取れるし、命を奪う程の毒性がある訳ではないので、変にストレスを与えるより、そっとしておく事にしている。

猫も懲りれば触ろうとしないし、、、

と思っていたのだが、やたらと学習しないのか、鼻がバカなのか、何が何でもエモノを獲りたいのか、ひとり(一匹)が執拗にカメムシ遊びをやめてくれない。

ぼくです!

ある日、そんなカメムシキャット(言い方よ、、)がテクテクと歩いていたら、たまたまなんだろうけど
その後ろから着いてきているみたいに、カメムシがテクテクと歩いてる事があった。

おや?ちょっと可愛くない?

猫はもちろん可愛いし、何ならまさかのカメムシまで可愛い。。。。(気は確かか?)

カメムシがまるで猫になついているペットみたい。

そうだ!

私はひらめいた。

この子がカメムシを飼っている設定にしたらどうだろう(頭、どうした?)

すると、あら不思議

そこら辺にブーンとカメムシが飛んでいても
「また放し飼いにして遊んでるなあ(猫が)仕方のない子だなあ」
となるし

床をテクテク歩いているカメムシを見ても
「ちゃんと世話するっていうから飼ったのにほったらかしにして。仕方のない子だなあ」
となるし

なんどダメって言っても遊んで(殺して)いる猫を見ても
「遊んだらちゃんと小屋に戻しときなさいよ(小屋などない)」
となるし

とにかく、カメムシを見る目が穏やかになるのだ。

これは、とんでもない発見なのでは。

少なくとも「またいる!!きーーーーー!!!」というイライラからは解放された、、、、、気がする。今のところ。まあ自分を騙し騙しなのだが。

是非、一度同じような環境の方は試してみてほしい。

ちなみに注意事項として、くれぐれも友人知人には言ってはいけない。
生暖かい冷ややかな目で見られるのは確実だ(経験者は語る)

想像力の無駄つかい&猫が好きすぎて、頭がおかしいのは承知の上だ。

あとこれ、多分名前を言いたくないアイツ(ム〇デ)には、いくら何でも効かないと思うが幸いに今は出て来ない季節なので試しようがない(出来れば永遠に試したくない)

・・・・・できれば、やめてくれ。


【2024年追記】
2023年の異常なくらいの猛暑の影響で(たぶん)2023年秋、10月頃からカメムシが異常発生する事態が発生した。もう本当にバケツに一杯毎日捕獲する日々がしばらく続いた。悪夢。

さすがに、「カメムシは猫のペット妄想乗り切り大作戦☆」は一ミリも効き目がなかった事をここに白状しておこう(わざわざ追記せずとも)


さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨