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北陸近畿クボタスペシャルフェア2024IN福井が開催

農機具の展示会が福井産業会館で開かれる



2024年7月12日13日で開催

先日、農機具のクボタさんから展示会のDMを頂いたので立ち寄りました。

展示会のいいところは各メーカーさんが出展されているので、使用している機械の使い方やご担当者さんとお会いできる点です。

岡山の農機具メーカー「小橋工業株式会社」


コバシの企業理念

まず、最初にコバシのブースにお伺いしました。
創業1910年。岡山の鍛冶屋さんから事業を展開されています。
経営理念は「地球を耕す
小橋工業さんは、農水省の依頼で中耕ディスクを開発されました。
実績と信頼が国からの仕事を請け負うのですね。

営業の方に大豆栽培で使っていますとお話して、ディスクのことで10分〜20分ほどお話しました。

コバシの中耕ディスク

自分:チゼルの部分にこぶし大ほどの石が噛む場合があるのですが、どうしたらいいのですか?

コバシさん:そうですね。ディスクは石が天敵なんです。ボルトも切れてしまいますし、作業速度を落とすしかないのです。あとは、前段取りで除礫をされるのが理想ですね。

自分:3連ディスクですと、タイヤで圧がかかった部分とタイヤが通っていない部分で土の盛り上がりムラがでるのですが?

コバシさん:タイヤの部分だけ上部のスプリングを調整して効かせるといいですよ。石に対しては弱くなりますが、、。

自分:本当にありがとうございます。

愛知県の電動工具メーカー「Makita」

Makitaのブースにも立ち寄り、担当の方とお話しました。

刈払機の修理を梅雨明けには使用したいので、なるべくお早めでとお話しました。
Makitaは40Vmaxの商品ラインナップを増やしていく方向のようです。
18Vの使いまわしが出来ないので私としては、なんとも言えないのですが、担当の方は誠実な方で、好感が持てます。

展示会の時ではなく、担当営業が今の方に変わった時のお話。

マキタさん:新しい担当の〇〇です。
河崎さんは農機具の展示会でお見かけしましたよ。
熱心に機械のことを根掘り葉掘り聞いていましたよね♪

自分:いえいえ。お恥ずかしい。(色々とよもやま話をしたあと)
マキタさんは営業のノルマとかあるのですか?

マキタさん:あります。
営業から戻ってパソコンをみるとため息がでるときがあります。

自分:売上貢献できずごめんね。陰ながら応援しています。
マキタさん:いえいえ、これからもよろしくお願いします。

営業は非常に重要でやりがいのある仕事ですが、結果が伴わないと気分が落ち込むこともありますよね。
私も以前、営業の経験があるのでその気持ちはよく分かります。

担当者の「誠実さ」を、私も見習いたいと感じてブースを後にしました。

株式会社やまびこ 新ダイワ工業 NOという勇気

「シンダイワ」という名前は、農業分野以外では知名度があまり高くないかもしれません。マルカワみそ農園では発電機を使っています。

今年の2月ごろにカラヤさんの農機具展でお話した時のお話がステキだったので、紹介させてください。

自分:最近、政府がウクライナに向けて発電機を供与する報道がされたのですが、シンダイワ(株式会社やまびこ)さんの商品が海を渡ったのですか?

シンダイワさん:いいえ。
実は、弊社に供与依頼があったのですがお断りしたのです。

自分:そうなんですね。どうしたのですか?

シンダイワさん:経営会議で決定したのですが、発電機の供与は可能であり、大きなビジネスチャンスにもなります。
しかし、販売することよりも、販売後のサポートが重要だと判断しました。

ウクライナの方々を寒さから救うために発電機を提供することは有意義なことなのですが、海の向こうではネジ一本確保することも難しく、修理や不具合が発生した際に対応や責任を負えないため、お断りすることにしました。
自分が作った製品には責任を持ちたいのです

そんなお話を社員さんからお伺いできました。
クボタの展示会でもその話をしたら、そうなんですと言われました。

一部の株主からは「提供すべきだ!」という強い要望がありましたが、社長をはじめ経営陣は、海外の有事の際にその商品が最大限に役に立つためにはフォローが不可欠だと考えていてそのような形になりました。

と補足説明をいただきました。

ウクライナに発電機を提供することは、人道支援や国策支援、企業のイメージアップ、市場での競争力強化など、断る理由よりも多くの利点があると思います。
しかし、商品やお金のやり取りが絡む複雑な状況で、販売後の商品を考慮して「NO」と言える勇気に好感を持ちました。

「だが断る」

そんな言葉を思い浮かべながら、展示会を後にしました。

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