Marukaji-Do

丸梶堂にようこそ。フランス⇔日本行き来してます。 イラストやら漫画やら描いてます。スタ…

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丸梶堂にようこそ。フランス⇔日本行き来してます。 イラストやら漫画やら描いてます。スタンプもたまに作ります。 好きな本や映画について、日常生活について語ったり。 優雅でおしゃれなフランスの記事はないと思います。 かなり雑多な感じになる予感。

「女と男のいる舗道」のロケ地と謎

＊前半部分は別のところで書いたもので、映画を観に行ったのは2017年春、桜の季節。今回の記事はそれに大幅に手を加えたものです。 　ソルボンヌ横のLe Champoで「女と男のいる舗道」がやってたのでウン十年ぶりに見てきた。 　最初にこの映画を観たのは名古屋の名画座のようなところで、日替わりの初期のゴダール特集をやってたとき。ゴダールは初めて見たのが「探偵」でなにがなんやら？という感じで、第一印象としてはこの人は合わないわ、だった。しかし初期の作品は写真や記事などを見るとどう

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    • 個人企業主になるのに苦労した話

      　　最近、個人で受ける仕事が増えて、以前はそういった一回きりの仕事でも臨時雇い扱いで会社の方で諸々の手続きをしてもらっていたが、個人事業主（フランス語ではmicro-entrepreneur または auto-entrepreneur）として登録した方がいいということになり、そうすることにした。 　これから書くことはこの手続きをしようとしている、またはすでにしたけど苦労したという人以外には全く面白くもなんともない話だと思うけど、どなたかの参考になればと思って、また人に聞かれ

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      • マルメロジャムをひとすくい

        　マルメロのジュレとジャムを作った、なんて話すと、「マルメロジャムをひとすくいだね♪」なんて返事が返ってくることがある。そう、これは田渕由美子の漫画のタイトル。1970年代半ばに「りぼん」で陸奥A子、太刀掛由美子とともに、ブームを巻き起こした「乙女チック漫画」の代表作家みたいな存在だった。マルメロなんて日本ではあまりおなじみではないし、われわれ世代で少女漫画読みだと、マルメロと聞くとこのタイトルがまず頭に浮かぶのかもしれない。 　 　ヨーロッパ映画ファンだと、ビクトル・エリセ

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        • 高野文子　「美しき町」　余白とひろがり

          *ネタバレ、というほどでもないですが、内容についてや終盤の描写やセリフなどが出てきます。 　高野文子はデビュー作からリアルタイムで読んでいて、本格的にファンになったのは「ふとん」か「玄関」あたりから。「るきさん」も「黄色い本」も好きだしが、一番好きな作品というと、この「美しき町」だろうか。 冒頭からいきなり美しい。絵もテキストも。 　サナエさんが向こうから歩いてくる。少しずつ大写しになる。線路の向こうに見えるタンクと夕日。 　高野文子はもともと画力が非常に高い作家なので

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          オハイオプディング

          （旧ブログに載せた記事を一部修正したものです。） 　オハイオプディングなるもの作ってみた 60年以上前に発行された林とし著「新しい料理」 に載っていて、ずっと気になっていたお菓子。 　日本語で検索すると、ヒットしないので、おそらく今はほとんど作られていないのではないだろうか。 もしかして今世紀入って日本で作られたことはないのでは？ ニンジンやじゃがいも、レーズンが入っていて、「複雑な味のするまことによいプディング」と書いてある。一体どんな味なんだろう？そんなによいプディング

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          ポッポちゃん影絵劇場

          ある天気のいい日の午後、カーテンが影絵劇場と化していたので セリフを入れてみた。ノリは70年代後半の「乙女ちっく漫画」風で。って、そんなノリ分かる人いるかなあ… ※既出です。何年か前にTwitterに載せたもの。 このあたりは鳩が多く、ベランダはフンだらけ、掃除も大変だった。 なにせ、この建物のベランダ、排水口がない。それがこっちの標準仕様かどうかは知らないけれど。上の住人なんか、平気で汚水を下に落としながら掃除して、うちのベランダにも汚い水が降ってきたりするけど、9階とは

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          りんごの季節 コックスオレンジピピン

          りんごの美味しい季節がやってきた。 私の一番好きなりんご、コックスオレンジピピン Cox's Orange Pippin。イギリスの品種。 フランスではCox Orange またはCoxと表示してあることが多いが、そもそもフランスでは知られていない。スーパーではまず売ってなく、だいたいマルシェか、年によっては近所の青果店に出ることもある。私はいつもムフタールのマルシェで買ってくる。 ムフタールではこのようにワイルドに売られている。ほかにも、よそで見かけない初めて聞くような品

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