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『BLUE GIANT』感想


リバイバル上映を観た感想

多くの演奏シーンがブラッシュアップされてより自然になっていて、終始会場にいる雰囲気を味わえた

ほとんどドルビーアトモスの映画館で鑑賞したのだけど、コットン、SOBLUEでの演奏前、観客のひそひそとしたしゃべり声が後ろからひそひそ聞こえてきて、映画館なのに喋っている人が居る?って振り返ってしまったくらい驚いた

会場にいる感じがそれだけ臨場感があってとても心地よかった
映画を観たというより大、雪祈、玉田の
JASSを聴きに来た、ていう感じだった

ジャズの定義とか難しいことはわからないけれど、ただ好きだ
大の音がとても好き
この作品、とても大好きだ

最初のライブをしたSEVEN SPOTの演奏シーン
玉田が付いていけなくなりドラムがすううっと離れていくシーン、私にも覚えがあるなあ

1回noteで書いたのだけど高校の吹奏楽部でクラリネットを担当していた私
初めての演奏会でパニックになった
わかる、わかるよ玉田―、落ち着いて!頑張ってー!
すっかり中の人になっていた私


(過去のnoteこちらです↓)
※高校3年間の吹奏楽部での思い出も合わせて書いてます
長いのでお時間あれば


カツシカジャズフェスティバルからJASSの演奏がどーんと変わっていく
あそこ痛快だったなあ
みんなのはっとした顔がとても印象的
あのどでかい一音は何度聞いても鳥肌がたつ


雪祈がSO BLUEの平さんからずばずば切り込まれるシーンも印象的だったなあ


雪祈が心折れたことをきっかけにバラバラになりかけた3人

大が、
「へこんでる場合じゃねえ、でっぱらねえと」「俺らにできることは何もない、帰るぞ」
と切り捨てるような発言をした時、
玉田が「なんで俺には言わないんだよ!」
そう言って部屋を飛び出していったけど、玉田は真摯にまっすぐに向き合っている
何も言う必要がないから言わないんじゃないかなと思った
遠慮しているわけでも下にみているわけでもない

その後元通りになれたのは大のジャズへの熱い気持ち、真摯に向き合うまっすぐな気持ちに二人が惹かれたからだった
私もそう、こんなにもこの作品が好きなのはこの熱い気持ちに惹かれたんだなと思った

雪祈の覚醒したコットンでの演奏、最高に気持ちよさそうだったな
私も一緒に中腰になりそうだった
大、玉田と一緒に「いえーーーいっ‼︎」て叫びたかった

たくさんの劇中曲、サントラ盤CDでもぜひ聞いて欲しい
一部YouTubeでも公開されているのでぜひ!
BGMも最高だった
セリフ聞かないと!と思う反面、BGMもちゃんと聞きたくて忙しかった


演奏シーン、本当に素敵だったなあ
まだ観に行きたいよ
映画館で見ると一緒に観ている観客が映画のお客さんなのかコットンやSO BLUEのお客さんだったのかわからなくなる感じ、あれがたまらないなあ
会場の演奏シーンももちろん良かったけど、月の下、一人で吹いている大のシーンも大好きだ

最後は行ってくる、ていうシーンで終わったけど続編あるかな
あってほしい

また映画館で会えることを祈って

ここまで読んで下さりありがとうございました
まるいち


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