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出たがりクソ野郎の自己紹介

こんにちは。ホリトモカと申します。

日本のへそと言い張る県、こと岐阜県のすみっこに住んでいる漫画家志望のフリーター、もうすぐ26歳。独身。

趣味はテレビゲームとギターの弾き語り。

ギターは父親が趣味で弾いていたのを見て中二心をくすぐられ、当時流行っていたYUIの楽曲が弾きたくて始めた。

よくギター少年が挫折する理由とされる“G”と“F”(基本コードだけど、弦を押さえるのが難しいのです)の壁も「Rolling starを弾き語りするためなら!」と乗り越え、クラスの女子にモテたいギター少年たちに休日指導に出向き、ついには音楽の時間にみんなが合唱する中自分だけギターを持ち込み、みんなの前で弾き語るというとんでもない所業を成し遂げた。本当に迷惑な子供だが、家族に言わせれば「一番輝いていた時代」だ。

とにかく、昔から私は“出たがりクソ野郎”だった。生まれて5年間一人っ子だったせいか、大人の前で歌を歌ったりダンスをしたりして楽しませることが好きで、小学2年の時に地元のミュージカル劇に子役で出演して味を占め、それからも周りに変な子と思われたい!という欲のために行動していた。高学年になって自作の絵本を作ったら先生に褒められ、夏休みの自由研究で「うんちくんの大冒険」という絵本を提出した。トイレでしたうんちが海まで流れ、魚に食われ、その魚をまた私たちが食べるという循環をテーマにした真面目な内容なのだが、「うんち」にみんな食いつくに違いない、と見込んでの犯行だった。「うんち」は小学生にとって最強のオモシロワードだ。思惑通り低学年男子に大うけし、思春期の特におしゃれな女の子たちには奇怪な目で見られた。その目が嬉しかった。

高校時代も演劇部で楽しく活動し、県大会出場どまりではあったけれどいい具合に痛々しい、良い思い出がたくさんある。すべて、私の“出たがり欲”からの行動だった。

しかし、私は“出たがりクソ野郎”なのである。“クソ野郎”がつくのです。

出たがりは出たがりなんだけど、いざみんなの前に出る直前になると日和って控えめな行動をとってしまう。後のことを考えすぎて、チャンスを棒に振ってしまう。失敗をめちゃくちゃ恐れる。出たがりなのに。

例えば、家族しかいない空間にいるときの私と、それ以外の人といるときの私はまったくの別人といっていいほど性格が違う。何年も付き合ってきた友達にも、絶対に素の自分を見せない。というか見せられない。親にすらみせないことも少なからずある。

高校時代に役者をすることにはまり、映画の新人発掘オーディションを受けたことがある。普通に落ちた。受かった子は、今や売れっ子女優さんだ。いい思い出になったなとしみじみ思う。しかし、友達にも親にも言っていない。

去年、DAYSNEOという講談社の漫画投稿サイトにあげた漫画が好評をいただき、週刊モーニングに担当さんがついたときも、ネット上でしか報告できなかった。羞恥心とかいろいろな決断を乗り越えての報告だった。ネットで見てくれた友達は祝福のメッセージをくれてとても嬉しかったのだが、現実世界では親にも職場にもまだ言っていない。

人に見られるために演技をしたり、歌ったり、漫画を描いたりしているはずなのに、それを周りにアピールするのは極端に苦手なのだ。自分の人生を振り返ってみて思うのが、とにかく“褒められる”のが苦手だけど“面白がられたい”ということ。

そんな私に“漫画家”という職業は合っているな。とつくづく思う。自分が前に立たなくても、自分が表現したいことは相手に伝わり、受け手の思いもSNSを使えばこちらにしっかり伝わってくる。最高だと思う。

しかし、私はまだなにもできていない。ようやく、スタートラインに立つ権利を得たところだ。(DAYSNEOの話はまた後日したいと思います)まずは、目の前のやるべきことをコツコツと(ゲームとかギターとか脱線ばっかしてるけど、それもいいよね)やっていきますよ!という話です!!

初めて私がネットにあげた漫画です。担当さんがついたことで手つかずになり、更新がストップしていますが、この漫画が発表できる場を広げるために超鈍足ですが頑張っております!私は早くこいつが描きたいんじゃよ~!

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