見出し画像

ナスケンの自己紹介②~ひまわりを作る理由~

どうも。三重県四日市市で野菜農家をしているナスケンです。

野菜農家としてナス、小松菜、人参を栽培しています。

いわば野菜農家として野菜を作り、販売することを生業としている僕ですが、野菜農家以外に取り組んでいることがあります。

今回は取り組んでいるうちの1つ「ひまわり作り」について紹介させてください。宜しくお願いします。

その前に…

私ナスケンは、自身の活動の全ての根底に「野菜を身近に感じてもらえれるように」という想いがあります。

この想いを持って今回紹介するひまわりや日々の取り組み、発信を行なっています。

↑写真は昨年2020年のもの。

先に言いますが、ひまわりを作った後は、

↑専用の機械で細かく粉砕して、肥料を撒き、耕して、「人参」の種をまきます。

収穫を迎えた人参は地元のJA三重北に出荷して三重県内にスーパーに並んだり、四日市市の学校給食に使ってもらって小学生のみんなに食べてもらったりしています。

ひまわりは2019年から栽培をスタートさせました。

その理由なんですが…

ひまわりを作ることで土が豊かになり、その後に作る野菜の生育に好影響を与えてくれるから

です。

こういった効果を農業界では「緑肥」←”りょくひ”と言ったりします。

緑肥としてもっとメジャーな「ソルゴー」や「麦」などがあるんですがそれらを作っても畑一面「みどり色」にしかなりません。

そこで「目立ちたがり屋だけど恥ずかしがり屋」の私ナスケンは考えました。

「目立つならここだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

と。

緑の葉っぱに黄色いお花。

見る人を虜にし、元気にさせてくれる。

「そうだ!ひまわりを作れば目立てるし、しかも土作りもできる!!」

こういう時の勢いはめっちゃ大事!

ってことで2019年の4月27日に友人協力のもとひまわり作りをはじめました。

僕の住む四日市の隣町の菰野町やいなべ市には既にひまわりを遊休地で作っていて満開の時期(7〜8月)になると多くの方が足を運んでいます。

既に取り組まれている方達がいる中でいかにしたら「目立てるか?」を考えました。

通常ひまわりは種まきから開花まで早くても3ヶ月ほどかかります。

しかも成長すれば草丈は2メートル以上。

大きいひまわりは迫力があるものの、大きすぎるが故、見に来てくれた方自身がひまわりと自撮りをしようとするとアングル的に難しかったり…

「野菜を身近に」感じてもらうためにひまわりを見に畑に足を運んで欲しい

であれば「ひまわりの草丈はなるべく低く」て「地域で1番の開花&満開」を目指そう!

種苗メーカー(ひまわりなどの種を扱っている業者さん)のカタログを見ていたら、

ちょうど見ていたカタログに「草丈150センチほど」で「種まきから60日で満開」になるひまわりを見つけました。

↑この写真は2019年6月末のひまわり。大人の目線の高さでビッチリ揃って満開になりました。

広がる田園風景。どこか懐かしいような。山並みは鈴鹿山麓。

実際多くの方が見に来てくださりました。

畑の面積自体は2000㎡ほどで他と比べたらめちゃめちゃ小さいです。

けど、地域で1番最初に咲いてくれました。し、この時来ていたカメラマンの方が、

「この密度でひまわりが生えているのは他に無い。いいね〜」

と言ってくださりました(マンモスうれぴーーーーーーーーーw)

2020年はドローンも導入し、空撮にも挑戦。

野菜農家って芸術家なんかも?と感じたり。

自分の手がける作物をどう表現していくか、という側面からみれば芸術家だよな、と。

看板を畑に設置してみて前の道路を通る方に告知。

以前はチョークで描いていましたが、雨で消えてしまうので2021年はスプレーで描いてみました。

これで消える心配もなく、一安心!w

取り組みを始めた2019年からざっくりと振り返りながら書いてきましたが、ひまわりを作ることで土が豊かになってその後に作る野菜に好影響があることを知ってもらいたいので、

↑こんな感じで畑に黒板を置き、そこには、

「ひまわりが土を豊かにしてくれて、その土で人参を作ります」

という内容の想いを書きました。

最初はひまわりを目当てで来てくれた人であっても帰る頃には、

「この畑で人参育つんだな〜」

と知ってくれてたら最高だと。

人と畑の距離を今より身近に。

あともう一つの理由は、

「居場所作り」

あなたにとっての居場所。そして「目指す場所」で在りたい。

そう考えています。

朝見る顔も、燦々と太陽の光が注ぎ込む昼間の顔も、少し哀愁さえ感じる夕方の顔も。

見ているあなたの心境を映してくれる、まるで生きる鏡のような存在。

喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。

全ての感情がこの畑にある。

あなたも見に来てみませんか?

2021年の満開予想は(まだ種もまいていないのにw)6月20日以降になると思います。

目指す、地域1番のい開花&満開!!

最後に

つらつらと書いちゃいましたがひまわりを作ることで色んな方との出会いがありました。

もちろん問題や課題は付き物です。

けど、やってみて僕自身がすごく楽しくて、やりがいを感じています。

「土を豊かにし、美味しい人参をたくさん収穫しする」←これは農業面でのやるべきこと。

「あなたの居場所作り」←これはひまわりを作ることで僕があなたに出来ること。

これを日々楽しみながらやります。

2021年もどうぞ宜しくお願いします。

ナスケンより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?