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日本の伝統をさりげなく取り入れてスマートに

心づけやお小遣いを渡したい、借りたお金を返したい…でも「お金をそのまま、直に渡すのは嫌かも」というシチュエーションで大活躍する「おとなのぽち袋」
お財布に忍ばせておけるミニサイズのぽち袋だから、ササッと取り出して使えます。さらに日本の伝統模様をあしらったデザインも相手を「おっ!」と思わせる魅力の1つです。

今回は「おとなのぽち袋」の柄として使われている、日本の伝統模様や結びの種類についてご紹介。その意味や由来を知れば、相手やシチュエーションに合わせて選べたり、会話のきっかけになったりと、使う楽しみがぐっと増すかもしれません。


縁起のよい意味や願いが込められた吉祥文様

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日本伝統の和柄の中でも、縁起のよい意味や願いが込められたものを吉祥文様(きっしょうもんよう)といいます。

青海波(せいがいは) 半円を重ね、波を表現した模様。古代ペルシャ王朝で生まれ、シルクロードを経由して伝播した文様が、日本でアレンジされたそう。無限に広がり、大海原に繰り返される穏やかな波のように、平穏なくらしが続くことや「未来永劫」の願いが込められています。

市松(いちまつ) 2色の正方形を交互に配した模様。江戸時代の人気歌舞伎役者・佐野川市松が履いていた袴の模様だったことから、その名称がついたとされています。上下左右にどこまでも途切れることなく繋がる柄であることから「永遠」「発展」「繁栄」の意味があるとされています。

紗綾(さや) 無限の意味を持つ漢字 卍(まんじ)を斜めに崩して連続的につなげた模様です。中国の織物「紗綾織」の模様として使われていたことから、この名がついたそう。「家の繁栄」や「長寿」などの願いが込められています。

鱗(うろこ) 三角形が交互に連続する模様で、 魚や蛇のうろこに似ていることからその名がつきました。三角形は魔物や病を示すものとされ古墳の壁画や埴輪(はにわ)に描かれていたことから、「魔よけ」などの呪術性があるとされています。


いつの時代にも親しまれてきた幾何学模様

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縞(しま) 平行もしくは交差する線で構成された文様をいいます。南蛮貿易により縞模様の織物が渡来し流行。江戸時代には日本でも綿織物が生産されるようになり、中でも縞模様は渋みのある粋なものとして重宝されました。

水玉(みずたま) 規則的に並べたもの、不規則なもの、一部分にあしらったものなど種類はさまざま。ドットとも呼ばれています。歴史に誕生したのは紀元前2000年のアッシリア王妃のドレスや古代ギリシアで、日本には安土桃山時代に交易で入ってきたといわれています。

どちらも時代や流行に左右されず、世界中で親しまれている模様です。


結び方で意味が異なる水引飾り

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祝儀袋や不祝儀袋で目にする水引飾りは、結び方で意味や用途が異なります。

あわじ結び 固く結ばれ解くのが難しい結び方で「二度とこのようなことががないように」という願いが込められています。結婚やお見舞いなど、一度だけのお祝いごとに使われます。

花結び 何度でも結び直せる結び方で「再びこのような喜びがあるように」という願いが込められています。ご挨拶やお礼、出産など、何度あってもよい一般のお祝いごとに使われます。

梅結び あわじ結びをアレンジして梅の花の形にしたもの。日本の縁起物「松竹梅」から縁起の良い結びとされています。「固く結ばれた絆」「魔よけ」「運命向上」の意味が込められています。


いかがでしたでしょうか?
何気なく目にしていた模様や形ですが意味や由来を知ると、さらに魅力を感じますね。自分好みの柄を選ぶのもいいけれど、使うシーンや贈る相手に合わせて使いこなせれば一目置かれること請け合いです!
「おとなのぽち袋」で伝統をさりげなく日常に取り入れてみてくださいね。



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