腐女子彼女。、を観た!
制作:2009
監督:兼重淳
撮影:伊東伸久
主演:大東俊介、松本若菜、古川雄大、EMY
■あらすじと感想
普通の大学生がバイト先の面倒見のいい美人OLに一目ぼれ。実は、彼女はオタク腐女子だった…。果たしてその恋の行方は…、、、というのが普通の解説記事だが、ネタバレですが、腐女子は自身の夢であったロンドン勤務を命じられて、ロンドンへと発つ、普通の大学生の彼氏は彼女を止めながらも見送るが、ロンドンまで追いかけ二人の恋は成就する、というお話。
■この映画はインターネット上のブログから小説化され映画化、というシンデレラストーリーとのこと。ストーリーの面白さよりも「腐女子」というカテゴリーが新しいのだと思うが、本当に「腐女子」はいるのだろうか?また、その腐女子の「生態」はこの映画に描かれている「日常的には普通の社会人だが、その趣向はオタクで辺境な面を持つ」という平和なものなのだろうか?僕は「オタク」の友達がいないのでよくわかりません。でも、この映画で描かれているのが「オタク腐女子」であれば、非常に平和なのかな?とも思います。男も女性より「汚い」印象があるが、たぶんマスコミに出ているのが「小太り・メガネ・チェックのシャツ」という典型的なキモイ青年、なのだが実際の「オタク」はこの映画の「腐女子」のように普通なのだろう。
■では、この映画の面白さは何か?と聞かれたら「オタク」は実は普通の人だったのね!という事を訴えた事かもしれません。オタクだけど「仕事ができる面倒見の良いスタッフ」で、オタクだけど「夢はロンドン勤務」に象徴されるオタクのキャラ設定が、です。
■印象に残ったカットは、オープニングの二人歩くカット。手をつなぐ前に金魚を挟んでの二人の手。二人の距離感がいいです。
■でも、オタクがテーマですが内容は恋愛映画でした。部屋も普通だし…。もう少しドキュメンタリータッチな部分があったら、良かったのに、とも思いましたが、松本若菜はかわいかったので良しとしましょう(笑)
ではでは。
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