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繰り返す出血

度重なる血の海

5/31
この日は透析。
9時半ごろに病室を出て、10時半ごろから透析開始。
約2.5ℓの水を引いた。
何事もなく、終えることができた。
しかしその後、またもや手術部から血が出てきた。
とにかく痒かった。
テープの部分やカテーテルの挿入部分が痒くて仕方がない。
気をつけて掻いていたつもりだが、おそらく刺激してしまったんだろう。
またゆっくりと血が出始めた。
その時はまだそれほどでもなかったので、そのままにしていた。
夜寝る前になると、少し気になるくらいに出始めた。
脇から垂れてくる。
応急処置で、ティッシュを脇に挟んだ。
しばらくすると血が滲んでいた。
それほど早く漏れていってるわけではなかったので、そのままティッシュを追加して、耐えようとした。
そして、そのまま寝てしまった。
そういう時に限って、夜に看護師さんが来なかった。
朝起きると、脇は血の海になっており、パジャマはびしゃびしゃだった。

6/1
この日も連続で朝から透析だった。
血が出る原因として、むくみや尿毒症(毒素が溜まりすぎる)の可能性があるからだ。
朝の透析の前、またいつもしっかりケアしてくれる女性の先生が来てくれた。
麻酔をし、糸を数本縫ってカテーテルの挿入部をキュッとしめてくれた。
もう麻酔の痛みが逆に気持ち良くなっていた。
痒いところを書いてもらうような感覚だったのかもしれない。

必死の止血

その後透析の時、ほんの少しだけ血が出てきていた。
透析が終わった後も、女性の先生が来てくれた。
よく理解のありそうな男の先生も一緒にきた。
その後、主治医の先生も来て、3人がかりで処置が始まった。
超音波の機械を持って来て、様々な予想を立てていた。
血が溜まっている場所がある。
根本部分を抑えたら止まるんじゃないか。
やっぱり縫った糸が悪さをしているのではないか。
など、予想を立てながら、相談しつつ処置をしてくれた。
結局、良さそうな箇所を圧迫して止まった。
圧迫する場所によっては、逆に出血してしまう場所もあるからだ。

その後、6/1夜現在も血は出ていない。
子供たちに早く会いたい。
先ほどの処置中の話で、もしかしたら、このまま腎臓移植の日(7/12)まで入院し続けるという選択肢もあるとの事。
退院は8/2くらいの予想なので、かなりの長期入院になりそうだ。
出血が続いているので入院できるのは安心ではあるが、家族に会えなくなるのも寂しい。
難しい。

とりあえず、仕事をしないと給料が入らないので、何とか病院で仕事をしなければならない。
寝ているだけでは何も進まない。
正直かなり追い込まれている。
この窮地を降り越える事はできるのだろうか。
いや、乗り越えるという選択肢しか用意されていない。
死に物狂いでやらなければならないが、がんばろうとするとすぐに出血して、寝る事になってしまう。
八方塞がりだが、それでもやるしかない。
絶対に乗り越えてみせる。
考えろ!
頭を使え!
決意表明でした。

それでは。

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