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データサイエンティストとドメイン知識

今回はデータサイエンティストとしてドメイン知識を学ぶことや、学んだ後にどのように自分の業務に利活用するのか記載します。

ドメイン知識について

ドメイン知識は自分が所属している業界や部署の知識や知見、トレンドなどの情報です。
例えば製造業だと、製品の物性や素材、設備に使用する機器などです。
そのドメイン知識を深める必要性や方法について記載いたします。

必要性について

ドメイン知識はデータサイエンティストではなくても必要な知識です。
自社製品の研修や実技演習を行うこともあると思います。
それらの知識はデータ解析やデータエンジニアリングする際には重要でないと思われるかもしれません。
データがある程度蓄積されているのであれば、機械学習アルゴリズムで異常値を除外することや、データベースの設計ができたりします。
しかし、ドメイン知識がないと因果推論が適切なのか、擬似相関が発生していないかなどといった調査が困難になってしまいます。

ドメイン知識の取得方法

  1. 社内研修を受講

  2. 外部セミナーを受講

  3. 専門書をひたすら読む

1.に関しては、新入社員向けといった形で研修があったりします。新入社員向けでも堂々と参加しましょう。
理由としては、社内研修では普段会話することがないプロの方たちから学ぶことができます。その講師の人たちの知識を吸収して、特徴量の重みを考えていきましょう!

2.に関しては、外部セミナーでもプロの知見や経験を吸収しましょう。
外部セミナーだと自分たちでは把握できなかった事例を学ぶこともでき、その事例のアイデアをインプットすることができます。
そのインプットを自分たちの課題に対してどのように利活用していくかを稽えるのも楽しみです。

3.に関しては、シンプルに学ぶことですね。
専門書は値段が高いですが、基礎知識をはじめ理解を深めるのに大いに役立ちます。専門書の参考文献も見て、その論文や本を調べて読んでみるのも理解を深めるのに役に立ちます。歴史も学ぶのも大事だと思います。

ドメイン知識を取得する嬉しさ

ドメイン知識を取得するのは勉強をする日々になります。
社会人になっても勉強をしなければいけません。
例えば、無機化学や有機化学、栄養学なども学ぶことがあり高校の生物を学ぶような状況も多々あります。
社会人になってから高校や大学の一般教養で話は聞いたことあるが、実際に業務で活かすとは思ってもいなかったです。
また、転職や部署を異動する度に新しい分野で学ぶこともあり、
その学ぶ日々にも嬉しさはあります。
自分の知識が高まっていき、点と点が線で結ばれることによってアイデアを生み出すこともできます。

1  データに対する理解も比例して深まります。
データのクレンジングをする際に、異常値や外れ値を教師なし学習などから見出すこともあると思います。
しかし、ドメイン知識を取得した結果、データのクレンジングをドメイン知識を用いて行うこともできます。
例えば、センサーの知見を得たことで、センサーの特徴量の重みづけや、主成分分析の解釈も容易にできます。
あとは外れ値についても仮説の立て方がスムーズにできます。
ドメイン知識は学ぶことが盛り沢山ですが、自分のデータ解析には必要なことです。
2 図書館へ行く楽しみが増える
ドメイン知識が増えていくと、図書館で見て回る種類がふえます。
今までだとIT関連や経済、行動心理学などといった自分の好きな分野の本のみ見て回ることが多かったです。
しかし、ドメイン知識が増えていくと、見て回る分野が増えていきます。

ドメイン知識を取得する際に気づいたこと

学生時代に一般教養をはじめ、もっと勉強すべきでした。
大学時代はどうしても単位取得にとらわれてしまい、主体的に学ぶことを疎かにしていました。
今では、リスキリングやリベラルアーツに関して積極的に取り組む企業などが増えていますね。
その学びを自分が学生時代にすべきだと感じております。
このブログをご覧になっている方が、データサイエンティストとしてドメイン知識を取得したいと感じた際に、少しでも学ぶ取り組みを行なっていただければ幸いです。

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