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【人狼note】はじめての児玉さん編

お久しぶりです。まるこです。
2回目の投稿まで長すぎん?と思われてはいないと思いますが
お久しぶりになりすみません。

書くネタは山ほどあったんですけど、
noteで書くのはどうかなと言うものが多く
また書いては消してを繰り返していました。

まあマイペースに更新していこうと思います。


1.人狼昔話〜児玉さんとの出会い〜


まるこは現在、渋谷、秋葉原、巣鴨に店舗を構えている
"人狼ルーム"というお店に遊びにいっています。

人狼ルーム
http://game.cotori.net/jinro_room/

そろそろ人狼ルーム(以下"ルーム")に遊びに行ってから1年になりますが、

ルームのGMさん、お客さんはとても面白くて、ゲームも強くて、
そして一緒にいていろんな感情を味わって楽しんでいます。

そんな私がルームに行くきっかけになったのが
2017年9月16日の
出張極上人狼in静岡で児玉さんと遊んだときのことでした。

本格的にアルティメットルールに触れ始めたのが8月下旬だったので、
超極上人狼ルールでの人狼はもちろんはじめて。

超極上ルール
ゲストを含め14人で行うルール。
2戦ゲーム参加、2戦観戦で行う。

人間陣営
予言者1、霊媒師1、ボディーガード(BG)1、
村人7
人狼陣営
人狼3、狂人1

自由投票(挙手制)
投票時の能力のカミングアウト(以下CO)の禁止
決戦、遺言時の能力COは可能だが
特定役職を仄めかす発言を一切禁止する

というルールです。

カードを引く前から緊張ばかりが先走り、
児玉さんの挨拶なども耳に入らず。
引いたカードは「人狼」
赤いカードを見て緊張が増し、震えが止まらなくなりました。

人狼のターンで顔を起こして見えた顔が、
静岡の女性プレイヤーMさん、

そして児玉さんの顔。

頭は真っ白でした。足を引っ張ってしまうのではないか。
面白いゲームにしなくちゃいけないけど、策以前の問題で頭が回転しない。

緊張が止まらず、ずっと手は震えていました。

議論が始まり、疑われる声が聞こえ、
そのまま死んでしまう未来を感じました。
でも面白いゲームが作れないなら、そっと退場もありかもしれない。

だけど...児玉さんやMさんに迷惑はかけたくないくて...どうしよう、と震えながら座っていました。


そして投票時間になり、じわじわと投票を受けます。焦りもだんだん現実味を帯びてきました。

投票の結果、3票か4票で2人の人物が決戦投票に上がりました。
私と、Nさんというプレイヤーさんの2人で
もう一度どちらを処刑するか選ぶ投票を行うこととなったのです。

このままなにもしないで
本当にいいのかな...。

「アルティメット人狼」という人狼イベントの配信をみて児玉さんが好きになって、
「いつか遊びたいなあ。」
「長野にも児玉さんがきてほしいなあ。」
そんな思いを持っていた渦中、
Twitterで見かけたこのイベント。

長野の人狼仲間と、「参加する?」と
話しながら勇気を出して参加フォームに
名前を書いて、送信ボタンを押したのに。

このまま死んじゃって、
本当にいいのかな...。


決戦投票は投票前に弁明の時間があります。
先に手を上げ言葉を発しました。

頭の中に浮かんだ言葉を
そのまま口に出していきます。

「能力があります。
 緊張していたから、疑われるのも当然です。
 でも死ぬわけにはいかない。」

とっさに選んだ手段は「能力者CO」。
このまま処刑され、人狼結果を見せるわけにはいかないと思い、頭が回らない中で出した選択肢でした。

次に決戦の対抗馬となった、Nさんの弁明。
言葉は明確に耳に入ってこなかったけれど、はっきりと聞こえてきた言葉がありました。

「能力があります。」

Nさんも能力者COをしました。

狂人の可能性もありますが、
この決戦が、真能力者を処刑できるチャンスになったのです。

決戦で私が処刑されると、仲間は3人。
児玉さんと、Mさんと、
そして、誰かわからない狂人の人。

もし私が処刑された場合。
仲間の児玉さん、Mさんが私を庇ってNさんに投票をしたとき。霊媒師が議論の中で、人狼結果だった私に投票せず、Nさんに入れた人が庇った仲間の人狼ではないか、と疑われることになってしまいます。

もし私が生き残った場合。
Nさんが狂人でないとき、人間陣営の役職であることがわかります。そして翌日以降Nさんの中身がわからないまま、議論を進めることができます。

生きるか死ぬかで、
大きく場が動く決戦投票となりました。

投票者に背を向け、観客席を見つめながら
そのときを待ちます。

「それでは決戦投票を行います。3、2、1」

後ろを振り返ると、
右側のNさん指す人たちと
左側の私を指す人たちに
ある人の境目ではっきりと分かれていました。

その境目は、私よりすこし右側にいたMさん。
その左隣には、児玉さんがいます。
2人とも、Nさんを指していました。

AAAAAAABBBBB
A:Nさんに投票した人
B:私に投票した人

Nさん投票7人
私投票5人

この決戦投票で、Nさんが
処刑されることになりました。

自分が怪しい自覚はあったのに、児玉さんもMさんも仲間である私ではなく、人狼ではないNさんに投票してくれた安心と嬉しさで、
少し涙が込み上がってきました。


Nさんは役職COをし処刑されたため、
残る役職COをする人は3人。
Nさんが狂人でなければ、
残りの人間陣営の役職者は2人です。

人間陣営の役職をもう1人襲撃できれば、自分の役職騙りに対抗が出る可能性も少なくなり、処刑が遠のく可能性があります。

能力者を狙いたい。

児玉さんが選んだ襲撃先はRさん。
自己紹介で、このゲームをリードするという意気込みを語っており、確かに役職者らしさを感じるところでした。


翌日の朝、誰も死んでいない日を迎えます。
RさんでGJ(BGによるRさんの護衛の成功)が起こったのです。

このとき、Rさんが何者かはさておき、
大事な情報が、
「BGが生きている」ということでした。

BGが生きている。
つまり、昨日処刑されたNさんはBGではない。
予言、霊媒、狂人のいずれかであることが
人狼視点で確定しました。


14人でGJがでると、
昼時間に処刑できる回数が、1回増えます。
本来、平和な朝を迎えなければ、
ゲームの中で処刑をできる回数は6回

人狼ゲームにおける人狼陣営は、
「人狼と人間の数を同数にさせる」ことが勝利条件となります。
人狼陣営は基本的に夜時間に襲撃をされないため、この昼時間の処刑をいかに人間に使えるかが勝利の鍵となります

6回の処刑回数であれば、
「人狼」が3人処刑される前に、狂人を含めて「人狼ではない」人を4人処刑することができれば勝利となります

処刑回数が増えてしまうということは、
それだけ処刑しなければならない人間も増えることになります。

しかし、これはチャンスでもありました。

NさんはBGではないことが確定しています。
ということは基本的にNさんは、予言者であるか霊媒であるかのどちらかを言いたかったはずの人です。

本物の役職を処刑できていた場合、
役職を乗っ取れる可能性があります。

やれることは精一杯やろうと考えました。
翌日の能力一斉COの提案に、
(もし狂がいたら霊媒COでバッティングは駄目!)という意思を込めて、
「役職者はCOをしましょう。3、2、1!」のカウントと共に「霊媒です!」と先にCOをしました。

その声と同時に能力者と手を挙げたのが2人。
その中にはRさんもいました。

その後手を上げた2人の能力を確認すると、
2人とも「予言者です」と言いました

児玉さん、MさんはCOをしていません。
このことから2人のどちらかに狂人がいることがわかり、Nさんが霊媒だったことが人狼の目線から確定しました

私がNさんの霊媒の結果を「人狼でした!」と嘘の情報を伝えると、
GJ先のRさんが人狼のMさんに「初日人狼ではないと知っていた人がMさんだった」と、予言結果を出していました。

Mさんは、人狼です。Rさんの結果は本物の結果ではありません。
つまり、GJ先のRさんが狂人だったことがわかったのです。

この日に本物の霊媒師がNさんかもしれないという議論になり、私が処刑された場合。

Rさんで護衛が成功した中で、翌日違う人を噛むと、「Rさんから噛み先が変わったからRさんが偽物かな?」
とBGが思う可能性があります。
なので、基本的に狂人であっても連続襲撃をする選択肢は選ばなければなりません。

そしてRさんを襲撃すると、2日目に2人の人狼陣営を失うことになります。

残り4回、人狼2人が処刑される前に人間を処刑しなければいけません。
BGを見つけながら。
人狼にとって、とても厳しい展開となります。

それをすぐ理解した児玉さんは、
私が本物だと思っていること、
Nさんがもし真霊媒師であっても、
私は人外だとしても狂人ではないか。

私の人狼の可能性が低ければ、
今日はグレー(予言者に占われてない人)を処刑しないか、と提案します。

グレーに残っている狼は児玉さんだけです。
人狼陣営にとって、霊媒師COの私を処刑するよりも、人間を処刑できる可能性がかなり高い提案です。

翌日の連続襲撃で狂人を失うことも考え、
私を守りながらも自分たちが生き残る世界を作り上げていたのです。

その姿に奮起し、私もこのゲームの本物の霊媒師になりきって生き残る道を自分も選び、
「私GJかな!?」など、
テンションで人間ぽさを補いながら
真霊媒らしく振る舞っていました。

その後の投票で、私に投票をした村人が
1人処刑され、狂人のRさんを連続で襲撃し、
4日目には真予言の人から
児玉さんが人狼であることを告げられました。

その中でも果敢に児玉さんは、
真予言との2択に挑み、私の処刑をずっと延ばしてくれました。

その嬉しさから
「私を守ってくれた児玉さんには
投票して欲しくないです。」
と気持ちがこもった投票ができたことを
ずっと覚えています。

なにもできずに震えていた
ちっぽけな人狼である私を助けてくれた
偉大な人狼の児玉さん。

そして白先になり投票を待って
守り抜いた優しい人狼のMさん。

2人のおかげで本物の予言者を
処刑することができ、
霊媒を騙った私も、
人狼結果を出された児玉さんも、
Rさんの白先のMさんもそろって、
狼仲間3人で生き残ることができました。


人狼陣営にもこんなドラマがあります。
もちろん、この裏にはとても悔しい気持ちを抱いた人間陣営の方たちが沢山いました。
その中にはその次のゲームで「神」になった人もいました。


人狼ゲームは、
自陣営の勝利を目指すゲームです。
でも、勝利を目指す過程は千差万別です。

自分が死んだら負ける未来。
どうしたらいいかわからなくて
混乱している今。
そんなときにどう行動するか。

ゲームの中でその人の
人間性を感じられるのが人狼ゲーム
です。

私はこの児玉さんとの初同村で
苦しい状況の中で守ってくれたことが

いまでもずっと、心に残っています。
だから人狼ゲームが、
対面人狼が好きなのです。


児玉さんと遊ぶと人生変わります。

是非一緒に遊んで欲しいな、
と私はずっと思っています。


2.2020年に入ってからの変化

というわけで、自分はその頃から
人狼をしているので、
そろそろ対面人狼も3年目になります。

私は人狼ゲームは人間のドラマを重視しているので、勝ち負けよりも1戦1戦の中身の充実に心を割いています。

その中で出会った人狼ルームは
本当に運命的でした。

いっぱい悩んで、誰に投票しようか
悩み抜くAさん。

言葉が届かなくて、気持ちがこみ上げるのを
堪えようとして説得を続けるBさん。

本気の戦いで緊張感がある空気の中、
和やかな雰囲気に一言でしてくれるCさん。

破綻して絶叫するDさんに大笑いするみんな。

そしてドアをあけたときに、こんにちは、こんばんはと迎えてくれるGMさんたち。

どの人をとっても面白くて
人狼ルームは人間味に溢れた場所だな
感じています。

そして今年、新しい出会いが増え、運命的な舞台に立てたことで、自分もその中に入れているのかな、と感じることができています。

そこからまた、人狼ルームが楽しくなった。


人狼ルームは面白い。

はやくまた、あそびたいなあ。



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