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自傷行為。


「自傷行為」

そう聞いて君は一番最初に何を思う?

僕は生きるための逃げ道。

どう思うかは人それぞれ。

でも否定的な考えがあるならこの投稿を読まないでほしい。 


この投稿を読んで「キモい」「なんなんだよ、コイツ」って思ってもいい。それは君の自由だ。


でもこれが僕だから。








僕は、自殺願望が強い。でも僕は、死ぬ勇気がなくて、怖くなる。そんな僕は自分を傷つけたくて痛めつけたくて仕方なくなって自傷行為をしてしまう。


僕の中には2人いる。二重人格っていう訳ではない。1人は快感を求め自傷行為する僕。もう1人は自傷行為を後悔する僕。でも2人には共通する事がある。誰にも迷惑かけたくない事。自分が大っ嫌いな事。それは変わらない。だけど考え方が全くの別人。


初めて自傷行為をしたのは、僕が親にLGBTを伝える前のこと。みんなの思う普通になれない自分が嫌になって2年前ぐらいに買ったカッターで深くやった。全然痛くなかった。どちらかというと快感を感じた。同じ所をもっと深く傷つけた。気づけばカッター片手に泣いてた。無意識だった。カッターは使い古していて消毒も何もしてなかったから2日間ぐらい腕の感覚が気持ち悪かった。数日後、病院で採血した時に母親と姉にバレた。姉は「自分を大切にしてあげて」って優しく言ってくれた。母親は「なんで?なんで傷つけるの?悩んでるんだったら言ってよ。逃げる事は間違ってない。でも、逃げる=死ぬ・リスカは違う。もう二度とやらないで、死のうとなんか思わないで、、、、その度に解決方法を見つけよう」って泣きながら言った。そこには後悔している僕がいた。やらなきゃよかったって。心配してくれているのになんで正直にこたえられないんだろうって。もう2度と自傷行為なんてやらないと決めた。


でも、自傷行為を辞めたことによって言葉にあらわせないほど辛くなった。僕は辛くなったらリスカや首をしめることに逃げていた。それだったら誰にも迷惑かけないんじゃないかと思っていたから。でも僕の逃げ道はどこにもない。この頃から僕は誰にも相談しなくなった。僕の相談している時間が相手にとって無駄な時間で、不幸にさせてしまうと思ったから。自分でももう訳がわからなくなっていた。


2度とやらないってあれ程後悔したのに僕はまた自傷行為をした。僕がジェンダーだということが親に全く理解されていないことに気がついた。理解するのに時間がかかる、それはわかってる。でも「ジェンダー」ということは頭に入れてくれていると思っていた、理解されていなくても。だけどそれは叶っていなかった。

あれ程頑張ったのに、手が震えて心臓が飛び出るほど緊張したのに、感情的だったかもしれないけどわかりやすく伝えたのに。僕のしたことは無意味だったんだ。治りかけていた1回目の傷の上から切れ味のいい新品のカミソリでやった。痛くない。全然痛くない。泣きながら何回もやった。気がついた時には血だらけの机、腕、カミソリ。やってしまった、また後悔した。

数日後、姉にバレた。姉は馬鹿にするような笑みを浮かべて「何それ、またやったの、見せつけんな」って怒鳴ってきた。僕はその状況に耐えられず思わず絶対に言ってはいけないことを言ってしまった。「僕がどれだけ辛いかアンタにわかる訳ないじゃん、僕と同じジェンダーじゃないだから」「みんなと同じ普通のアンタに何がわかるって言うんだよ」って怒鳴った。

翌日僕は怒鳴り散らかした事に後悔をした。姉はちゃんと相談にのってくれていた。それなのに僕は裏切った。僕は最低な人間だ。もう消えたい。僕なんて生まれてこなければよかった。そうすればみんなを不幸にさせる事はなかったのに。そう考えるうちにまた手首を切っていた。首を思いっきりしめた。気づいた時には最後に見た時間から1時間経過していた。首をしめすぎて少し気を失っていたのかもしれない。そのまま死んでしまえばよかったのに、、、、もっと強くやればよかった、、、、。


何度後悔しても快感を求める僕がいる。なんで快感を求めてしまうのかわからない。手首にやれば確実にバレる。だから普段見えない肩に近いところにたくさんやった。いわゆるアムカ。今回は泣いてない。痛くもない。僕はどうかしてる。痛くないなんて、泣けないなんておかしい。僕はおかしい。早く消えたい。みんなの中から僕を消したい。いなかったことにしたい。


高校で僕はスラックスを選択した。親が真剣な声と顔で「みんなには、紫外線アレルギーだからって言ってね、お願い。」って言った。たしかに僕は紫外線アレルギーを持っている。だけどそれじゃあ、僕は僕だって言えないじゃん。でももう親を困らせたくないし、泣いた顔も見たくないからそのお願いは受け入れた。でも、それがものすごく辛い。やっぱり普通の人にとったら性同一性障害っておかしいし恥ずかしいのかな、、、、。そうだよね。


僕は自傷行為をして心配してほしい訳でも、止めてほしい訳でもない。でも頑張ったねって褒めて抱きしめてほしい。いつも頑張れって言われる。あぁ、もっと頑張んないといけないんだって思う。だから一度でいいから僕をたくさん褒めてほしい。僕は、僕自身を痛めてつけるということをして死を回避していると言えばいいのかな。僕の様子がおかしくなると親は泣いて僕を止める。僕は周りの人を泣かせたくない。だけど僕は死にたいと思ってしまう、そして自傷行為に逃げる。僕は辞めたい、何回も思っている。後悔だって何度もしてる。でも辞められていない。逆に頻度が増している。腕だけじゃなくていろんなとこを切ってる。そしてリスカだけでなくて、気を失うぐらい首をしめるようになってきてる。早く辞めたい。解放されたい。どうしたらいいのかもうわかんないよ、、、、。



僕は何をしたらいいの?何をしたら傷つけないで僕自身を認めてあげられるのかな。いつになったら僕は僕だって言えるのかな。もうわかんない。こんな僕、消えてしまえばいいのに。死んでしまえばいいのに。大っ嫌いだ。僕なんか大っ嫌いだ。










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