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失恋┃結婚目前でお別れした話_03


これまでのお話

結婚を目前に彼とお別れし、呆然としてしまったので、
自分の気持ちを整理するために記事を書くことにしました。
背景や彼との出会い、お付き合いしていた時期のことや、
お別れした日のことは前の記事で記載しています。


彼に別れ際に言われたこと

「幸せにできない」
「他の人と付き合えばいい」
「君は俺のこと好きじゃない」
「話し合ってもだんまり」「(情緒不安定で)もう疲れた」
「君は俺を拒否した」

前回の記事より

別れ際に彼にこれらを言われたとき、
「その原因を作ったのはあなたではないの?」
「私だけが悪いの?」
と正直思ってしまいました。
今でも、一部のことについては絶対に彼が悪いと思っています←

ですが、どちらか一方が100%悪い喧嘩や言い合いなどほぼありません。
私にも悪い部分があったのもまた事実でした。
これまでは私が別れ話を切り出し、彼がそれを引き留める、
という形ばかりだったので、彼自身の不満や怒りを明確に聞くことはありませんでした。
それが言葉となって、自分にぶつけられたとき、初めて自分も彼を傷つけていたのだなと気付きました。


我慢してきたこと、彼にお願いしていたこと

私も彼が忙しいことは分かっていたので、自分なりに譲歩して我慢してきたつもりでした。
例えば、
・連絡がこないときは諦める、何度も連絡をして負担をかけない
・休日でも彼と会えないことを前提として期待しないでおく
・約束が守られなくても、彼の方から事前に(守れなそうということを)連絡してきてくれた時は許す
・会うのが彼の家ばかりでも、遅くまで仕事をしているのだから仕方ないと思い私の方から会いに行く
などです。

その代わり、私が彼にお願いしてきたのは、
・できない約束をしないこと
・それでも忙しくて約束を破ってしまいそうなときは、分かった時点で早めに連絡をすること
⇒私にも予定があるから、直前で(リスケ・キャンセルなど)言われても困るということ
・会ってすぐそういった行為をして、終わってすぐ帰されるのは、それ目的で呼ばれているように感じるからやめてほしいということ
でした。

私は自分の要求のすべてが間違っていたとは今も思っていません。
恋人としては当たり前のお願いだったと思っています。


反省点01_自分視点でばかり考えてしまったこと

ですが、彼はきっと私が想像するよりも何倍も忙しく、仕事で抱えている負荷も大きかったのでしょう。
当時の私は自分が寂しいこと、自分が我慢していること、自分が正しいことばかりに気持ちが向いてしまい、
彼の気持ちに寄り添って考えることができていなかったと思います。

連絡の頻度についても、私は、
「会えないという連絡くらい数分でできるのに」と思っていましたが、
それだって彼からしたら、
「会えないと言ったら、謝って、それから別の日程を提示しないと」
「また、寂しいとか言われるかもしれない」
と思うから、きっと面倒だったのでしょう。
私が仕事がいっぱいいっぱいで疲れている時に、自分を心配してくれる母に連絡を返すのさえ億劫だと感じてしまうように、
彼も私に連絡をする気力さえなかったのだろうと、今なら少しわかります。

そもそも、疲れているときでも連絡を取りたい、話して癒されたい、
と思う存在になれなかった時点で、きっと私の力不足。
彼は別れ際、「幸せにできない」と言ったけれど、
正確には「私とでは幸せになれない」だったのではないかな。


反省点02_他の男性と定期的に会っていたこと

※男性が二人登場するので、恋人=「彼」、異性の友人=「男性」とします

彼と音信不通になった時期に(もう自然消滅かと思い)、短期間ではありますがオンラインお見合いをしていました。
彼にもそれは伝え、「別れない」ということが決まった時点ですぐに退会し、結局一人の男性としかお会いしませんでした。

その男性にも、恋人とやり直すことになったため付き合えないことを伝え、
その後はただの婚活友達となりました。
⇒その男性からは、女性視点でのアドバイスを求められていました(例:「過去の恋愛について聞かれるのは嫌ではないか?」「初デートの服装について」など)。

また、私もその男性に、彼のことを度々相談していました。
自分の親しい友人に彼のことを話すと、心配されたり、別れた方がいいと言われるだろうと、身近な友人には彼のことを話していなかったため、
その男性は、私にとっては、彼のことを相談できる貴重な相手でした。

その男性とはお互いに特別な好意はなく、身体的な接触も全くありませんでした。
二人で会うこともほぼなく、その男性のお友達とその奥様と4人で会ったり、
私の友人を彼に紹介してからは、(紹介した女性を含めて)3人で会ったりすることが多かったです。
その男性と会う際には、どこに行ったか、何をしたか、何を食べたかなどを彼にも報告していました。

彼からも「その男性と会わないでほしい」という話はなく、
時にはからかったり、いじってきたりもしていたので、
特に何も気にしていないのだなと能天気にも思っていました。

ですが、普通に考えて、自分の彼女が他の異性と会っていて何も思わないということはありません。
私もその男性も、本当にお互いに何とも思っていなかったため、
罪悪感もなく、普通に異性の友人として会っていましたが、
それは当人たちだからこそ分かることで、
会っているときの様子や話している内容を把握しているわけではない彼は、不安だっただろうと今ならわかります。
これは完全に私の落ち度です。

ただの友人だから、お互いに異性として意識していないから、
二人で会っているわけではないから、という理由で大丈夫なわけがなかった。
普段なかなか会えないからこそ、彼を安心させてあげなければいけなかったのに、不安にさせてしまい、
仕事で疲れているのに余計な心労をかけたのであれば、嫌われるのも当然だろうと思います。
彼に最後、「他の人と付き合えばいい」と言われたのも仕方ない。


反省点03_職場の人に彼のネガティブな点ばかり相談してしまったこと

前述の通り、身近な友人や家族に彼のことを相談できなかった私は、
職場の人に彼のことを相談していました。
彼の悪口を言いたかったというよりは、あまりにも状況が改善しないため、
他の人に似たような経験があれば対策を聞きたかった、
自分の考えや対応が悪いせいかもしれないから、第三者の意見を聞きたかった、という理由からでした。

ですが、相談する人相談する人に
「別れた方がいい」「あなたたちはうまくいかない」
「早く見切りをつけた方がお互いのため」と言われました。
(結果的に皆さんの意見が正しかったけれど、、)
彼と別れ話をする際にも、私の意見はあまり聞いてもらえなかったので、
「職場の人にも継続は難しいだろうと言われた」ということを伝えていました。

これも私が良くなかったのだろうと思います。
二人のことなのだから、二人で話し合って解決していかないといけなかったのに、私は外に意見を求めてしまった。
それに(今回は残念ながらうまくいかなかったけれど)、もし結婚するとなった場合、職場の人も結婚式に参列してくれるかもしれない、
お家にも遊びに来てくれるかもしれない。
そうなったときに、彼のネガティブな情報ばかりが伝わっていたら、
彼はきっと肩身が狭く、居心地も悪かったでしょう。

私はきっと、もっと彼を信じて、彼の味方でいてあげないといけなかったのだろうな。
「君は俺のこと好きじゃない」と言わせてしまったのは、
きっとこういったことの積み重ねで、嫌な思いをさせていたからだったのでしょう。


反省点04_彼に提供できるものがなかったこと

別れ際の彼の言い分について、
「それはお互い様では?」
「どちらかと言えばあなたの非の方が大きいのでは?」
と思うのは
「話し合ってもだんまり」「(情緒不安定で)もう疲れた」
「君は俺を拒否した」
の部分。

そもそも、私は過去の恋人から「メンヘラ」「話し合いができない」というようなことを言われたことはなく、
「理屈っぽい」「冷静」と言われることの方が圧倒的に多かったのです。
彼と付き合ってからも、最初の1年くらいは、
かなり辛抱強く気持ちを言語化し、繰り返し伝えていました。

でもだからこそ、
短いようで長い1年という時間をかけて、
「これだけ伝えているのに伝わらない」
「話し合っても改善しない」
「別れ話すら真剣に聞いてもらえない」
という経験を繰り返えしてしまったからこそ、
もうどうやって言葉を尽くしたらよいのか、
何を伝えたらきちんと向き合ってもらえるのか、
わからなくなってしまいました。

何度も話したことを忘れられるのは、無視されることと似ていて、
簡単に約束を破られるのは、嘘をつかれることとほぼ同じだと思う。

そういったことを日常的に繰り返されていると、
「自分は大切にされる価値のない人間だ」と感じてしまう。
その状況で、何も解決していないのに、体の関係だけ求められたら?
それは恋人ではなくて、そういったことを目的とした都合の良い女性なのでは?
(実際にそうだったのかも)

だからこれについては、私は拒否したことを後悔していないのです。
彼との関係を継続するために、自分を押し殺して、
心身を傷つけることを我慢して受け入れるのは、対等な関係ではないと思うから。

ただ、私の至らなかった点があるならば、
そういった行為を介さなくても、一緒にいるだけで十分だと、
思ってもらえるようなもの(価値)が私に何もなかったこと。

例えば、
この人はいつでも絶対的な味方だと思えるような安心感。
忙しいときでも連絡したいと思えるような癒される存在であること。
仕事の話を相談できるような彼と同等の知識。
疲れているときでも元気になるような明るさ。 など
きっとそういうものが私には不足していたのでしょう。
だからそれは私の今後の課題。


反省を次に活かして

私の反省点と課題は下記のつ。
①意見を言うときは、彼の視点に立って考えること
「自分だったらこうするのに」
「恋人なのだからこういうことはしてほしくないのに」
というのは自分の当たり前や理想であって、今の彼にとっては難しいことかもしれない。
言っていることが間違っていないからこそ、彼はこれを言われたらプレッシャーに感じるのかもしれない。
ということを想像し、どのような言い方、タイミングであれば、彼に伝わるのかを考えるようにしたいと思います。
あまり自分の意見ばかり言い過ぎると、それは押し付け・エゴになってしまい、
「それなら他の理想的な人と付き合えばいいじゃないか!」と相手に思わせてしまいますしね。

②彼を不安にさせないこと
会えないときや、コミュニケーションがなかなか取れないとき、
他の人に相談して意見を聞きたくなってしまうけれど、
それがそもそも彼を不安にさせるかもしれない、ということを忘れないようにしたいと思います。

③彼の味方でいてあげること
喧嘩をしたり、相手に不満を持っていたりすると、
どうしても向かい合い、対立するような形になってしまうけれど、
一緒に歩んでいきたいと思ってお付き合いしているのだから、
「いつも隣で一番の味方でいる」ということをもっと伝えないといけなかったなと思います。
付き合っているのだから当たり前と思わずに、きちんと好意や特別に思っているということを、言葉にして伝えることも大切。

④自分を磨いて、一人の人間として一緒にいたいと思ってもらえる人になること
女性としてだけでなく、一人の人間として、
この人一緒にいると安心できる、頼りにできる、
楽しく過ごせる、信頼できる、と思ってもらえるように、
人間力を磨かなければなと思います。
とはいえ、それでも蔑ろするようであれば、それは彼に非があるので、
何でもかんでも自分が悪いとは思いすぎず、
「ここは自分に足りていない、課題がある部分だけど、その点はあなたが間違っていると思うよ。」
「ここまでは許せるけれど、ここから先は譲れないポイントだよ。」
ということは話し合える関係性でいたいなと思います。


最後に

1年半、我慢してきたことも辛かったこともたくさんあったし、
ここには書いていないような、様々な言動で私も傷つけられてきたけれど。
正直、大事な時間を無駄にしてしまったという気持ちもまだまだあるけれど。

それでも、ただ怒って悲しんでいるだけだったら、
自分の悪かった部分にも、課題にも気付け気付けず、
次にお付き合いする人のことも傷つけてしまっていたかもしれないから。
今ここで、きちんと振り返って反省できて良かったなと思います。

彼にとっても私にとってもしんどい1年半になってしまったけれど、
この経験が、それぞれの次のお相手と幸せになるための良いステップになりますように。
いつか私も彼も他の誰かと幸せになれますように。

1年半、どうもありがとうございました!







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