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365日休んだって世の中そんなに変わらないのにね -1ヶ月書くチャレンジ Day19-

こんにちは。まるやまです🍡

19日目のテーマは「自分があまり賛成できない常識」です。

なかなか真面目なテーマがやって参りました。わたしはこういう時すぐ脱線したがる癖がありますが、今夜はあえて本題から行きます。

昔からよく考えていたあまり賛成できない常識、それは……。

「ブランクがあると不利になる」です。

ブランクというと、学校で考えれば不登校や休学、新卒で就職しないことが思い当たります。社会人だと離職や休職の期間が該当するでしょうか。とかく、学歴や職歴に空白を作りにくい風潮だなと感じます。

学校に長く行かないのは良くない。一年も休学するなら就活でアピールできるような身になることをするべき。仕事をしていない期間があると面接でつつかれる。

法律で決まってるわけでもないのに、なんとなく「良くない」が前提にあるような気がしませんか?

単純に「休む」だけです。どうして「良くない」のでしょう。

学校に行かなくたって他の場所で勉強はできます。遊びにだって習いごとだって行っていいはずです。

一、二年くらい休学して遊びまくったり、いろんな種類のバイトを転々としてお金を稼いでは旅行で使う経験をしたっていいはずです。

仕事に疲れたら年単位で休んでいいし、大学などの学べる機関に通ったっていいし、治療のためにずっと自宅で過ごしたっていいはずです。

どうしていけないと思っているのかを深掘りしてみると、自分が抱えていた謎の常識に気づいたりもします。

人生100年と考えたらたった数年のことです。大した問題ではありません。それを分かっていたとしても、まわりの「常識の目」や雰囲気に押されて選べないことは多々あると思います。

わたしも選べなかったひとりです。

小学生の頃から学校という場所が苦手でした。高校までそうだった覚えがありますが、当時は不登校は学年にひとりか二人くらい。クラスにいると噂の的になる珍しい存在でした。

学校に行かないのは親も怒るし先生も困らせるから、避けるべきだと考えていました。ときどき我慢できなくなると、通学に使う電車を学校の最寄りでなく終点まで乗っていって、折り返して遅刻で出席したり。そうやって息抜きをしていました。

いま考えてみたら、行ける範囲で出席するだけで良かったなと思います。オタク度はより上がったかもしれませんが、好きなパソコンの勉強や本を読む時間に当てられたとも考えられます。

大学では、意外に忙しい講義の時間割とバイトと習いごとと趣味でパンクして、体とメンタルをめためたに壊しました。好きなことばかりしてるのにどうしてと自分を責めました。

途中で休学して、どれかに集中するために時間の配分を考えても良かったのです。留学やボランティア、インターンが目的でなくてもなにも問題ありません。

うつ病の治療で仕事をしていない期間が長くあり、回復後にいくつか受けたバイトの面接で説明に困りました。正直に答えるとあまり反応がよろしくありません。「初心者も歓迎」はどういう意味なんだろう? と首を傾げながら帰った記憶があります。

まわりでメンタル疾患を抱えながら働く知り合いが何人もいます。辞めてすぐ転職できないから休職を選び、しっかり養生できずに復職してまた再発する人も少なくないように感じます。

仕事の場合は生活するお金が必要だから休めないといった理由も含まれると思いますが、今回はブランクができる恐怖から選べなくなることだけを切り取って考えています。

長いあいだ休むことをもっと前向きに捉えられたり、気を張らずに選べるような世の中になったらいいなと思っています。

そして、経験してきたひとりとして、休みたい人を肯定できるような立場に居続けようと思います。

この記事は、いしかわゆきさん著「書く習慣」の巻末で提案されている「1ヶ月書くチャレンジ」を実践しています。
30個のテーマを1日1個ずつ書いていきます。


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