見出し画像

プチ鹿児島旅行❹ 帰途

温泉で汗もさっぱり流して気持ちいい疲れに浸りつつ、バスを待つ。定刻になっても来ない。時間は十分にあるので焦ることなく待つこと15分、ようやくバスがきた。
最終停車地が空港なのを確認し、席からずり落っこちそうになるほど熟睡をかまし気が付くと空港近くだった。一番後ろの席だったのでよかったが、運転手さんからは丸見えなわけだ。横寝にまでならなくて良かった。

飛行機の時間まで2時間もある。さてどうしようと考え、遅い昼食をとることにした。実は朝さつま揚げ1本を食べてからいままで水分以外何も口にしていない。さすがにおなかが減ったし、黒豚が有名な鹿児島で食べずに帰るのはもったいない。

空港のレストランで黒豚の冷やしゃぶうどんを注文した。味噌ダレとぶっかけ用の汁がついたうどんでとても美味しい。レストランで旅行に来ていることを噛みしめしばし休憩。

時間があったのでお土産を見たり本屋さんに立ち寄ったり、空港散策をした後、さっさとチェックインを済ます。残りの時間をどう過ごそうかと考えていたら、展望台に出られることがわかった。

画像1

展望台は結構人でにぎわっていた。飛行機の発着陸が繰り返されている様を間近で直にみることができる。
ぼーっと見ていたら、目の前にANAの航空機が轟音を立てて入ってきた。鼓膜が破れそうな爆音だ。そのまま見ていると、燃料を入れたり、荷物を運んだり、点検したり色々な種類の作業をしているのが見えた。飛行機が大きいので車がちょっとしたおもちゃに見える。エンジン部分も完全に動きを停止するまでかなりの時間を要していることを知った。
ひとしきり作業の様子を見てからもう一度お土産屋さんを冷やかして手荷物検査に向かう。

帰りも幸運なことに窓際で横2席は空席だった。少し雲があったが、鹿児島上空を旋回しているときに桜島を薄っすらとみることができた。途中の揺れもほぼなく、海をすれすれに走りながら静かに関西空港到着。

バスの時間に間に合うかギリギリで、空港内をできる限りの速足でゲートに向かう。発車2分前にチケットを買い、うつらうつらしていると21時くらいに駅に着いた。

自転車で家に帰るとその直後にゴロゴロと雷が鳴り始め、バケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨が降ってきた。こんな雨に遭遇しなかったのはなんと運が良いことか。

弾丸旅行、思い通りの旅行ではなかったが1日非常に濃い旅行ができた。

お土産で買ってきたゴボチは牛蒡を薄く削いで揚げたもの。七味味と黒胡椒味はとてもおいしかった。鹿児島限定土産ではないものの、おすすめです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?