そんなら一位でいいじゃん
ヘッダー画像は、在りし日のアルトゥール・グリュミオー。
そうです。また、書きます。
バッハのバイオリンのための無伴奏パルティータ。
またかよ、というお声が聞こえてきますが、もう一度語らせてください。
わたしは川畠成道氏のファンだ。
しかも割りと数年前から。
ちょっと変態的なほどの。
生では聴いたことがない。
CDを繰り返し聴いているだけだ。
川畠氏のバッハのシャコンヌは切なく胸をざわつかせるような哀愁がある。
その他の曲の演奏もまた然り。
でも、この曲はとくにため息ものだ。
わたしが一番譲れない箇所も求めてくれるように弾いている。
べつに要求したわけではないが。
ラストの鳴きの音もこちらが涙するくらいの満足度だ。
だったら一位でいいんじゃないの?
なんで三位タイなの?
すみません💦
個人的に大好きなバイオリニストなので、一位でもいいんですが、どうしても一位のアルトゥール・グリュミオーにあって、川畠氏にないものがあるのです。
グリュミオーは冷淡に感じるほど、空気を切るように演奏を進めていく。
きりり、としているのだ。
まあ、でも問題はそこじゃない。
とある部分の音を弾くと、わたしの心臓を非情なまでに掻き乱し、脳ミソを突き上げ、まるで薬でキメてしまったかのような感覚に襲われるのだ。
川畠氏の演奏は普通の人間ならば「ああ、なんかどこか懐かしさを感じる」とセンチメンタルになってしまうのとまるで逆のスタイルなのだ。
ことバッハの無伴奏パルティータに関しては。
肝心なのはここ。
これはピアノ用にアレンジされたバッハのシャコンヌの楽譜なのでかなり省略部分がある。
この楽譜の真ん中の段の一番右端、右手の十六分音符のソの音。
ここが問題で、このたった一音、この音がわたしの脳天を突き破る音かどうかが、わたしの好みを左右するのです。
グリュミオーを知らなければ、あるいは川畠氏が一位に輝いていただろう。
だが、もう二十代からこの脳天突き上げ奏法でクセになってしまっているのだ。
もう戻れない。
でも、毎晩必ず寝る前に川畠氏の鼻息、ではなくて、シャコンヌを聴いてから眠るので、実質一位でいいんだけどね🏆🏅
熱でもあるのか、というわけわかめな記事を書いてしまった💦
べつに理解してくださいというわけでもないし、だからなんなんだ、と思われても仕方ない変態の戯言でした😅
でも、もしご興味のある方は是非とも聴いてみてください。
そして比べてください。
グリュミオーの切り裂き音がいいか、川畠氏の哀愁がいいか。
すみません、ここまでにしておきます💦
グリュミオーの写真を載せようとあれこれクリックしてたら、急に画面になんだかスキがどうとかおめでとうございます、の表示があり、あ! と気づいたときにはタップして消してしまいました💦
わたしは熱くなると、見境がなくなるのです。
いいえわったっしーは蠍座の女🎶
おまけにAB型なんです。
恋をすると盲目的になるタイプです💦
以上。
はよ寝よ。
どうか、この記事が川畠成道氏の耳に入りませんように。