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美人塾-第28回-超(腸)美人「デブ菌と痩せ菌は日本人には当てはまらない?」

先日、第28回目の美人塾を開催しました。
今回は、高畑先生という研究者の先生をお呼びし、ご講演頂きました。

美人塾とはなんぞや!?という方は下記記事もご参照ください。


講師紹介

高畑宗明先生

腸活という言葉がブームになっていますが、今回お越しいただいた高畑先生は、約20年腸活に関する研究を重ねていらっしゃいます。腸内細菌や免疫、発酵食品の専門家として世界20か国以上を巡られ、腸と健康の啓蒙活動を行ってらっしゃいます。
まさしく、真実を伝えるという美人塾にはピッタリの先生です。

私は20年間も菌の研究をすることは無理です(笑)
薬学部の時に、微生物学の授業で実験をしましたが、臭すぎて無理でした(笑)
そして、高畑先生は論文を読むのが大好きとのことですが、私は卒論時、文献を読めば眠くなるというタイプでしたので、これも出来ません(笑)
研究や論文を20年間やり続けているだけで凄すぎると思ってしまいます・・

そんな研究大好きな高畑先生のお話は全てエビデンスに基づいた情報のため、流行や機序が不明なことは語りません。よって信頼が出来た先生の一人です。

デブ菌と痩せ菌の真実

今回の目玉となったお話は、デブ菌と痩せ菌についてです。日本人はマスコミ文化でどうしても噂で聞いたことやどこかで見たものを信じがちなところがあると思います。
私もその一人だったので、もちろん、デブ菌と痩せ菌のことは知っていましたが、単純に肥満体質の人はデブ菌が多いからだというくらいしか知りませんでした。

しかし、実は、デブ菌と痩せ菌が研究結果として現れたのは、米国の研究データであり、日本人には当てはまらないという報告が相次いて発表されたそうです。むしろ、海外とは逆のデータばかりが出現しているそうです。
つまり、デブ菌と痩せ菌と日本人のBMIには相関関係がないと言われているそうです。

和食が最高の理由

上記の理由は、日本の独特な食習慣や生活環境が影響していると言われており、独自の腸内細菌叢を持っていることが原因とされているそうです。
その中でも、日本史上最高に健康だったのが、1975年の日本食だそうです。

最高の食事:1975年型日本食の特徴

一汁三菜(主食(米)、味噌汁、主菜、副菜2種)を基本とし、色々なものを摂取していること。
調味料は出汁や発酵調味料を使っていること。
大豆製品や魚介類、野菜、海藻、キノコ、そして緑茶を積極的に摂取していたこと。
煮る、蒸す、生が優先されており、続いて、茹でる、焼くが多かったこと。

上記のような食事は、酪酸産生菌を増やし、健康指標も高かった原因だと報告されているそうです。

まとめ

結論、過度なダイエットは避け、酪酸産生菌を増やす食品が多い和食中心の食事をすること。乳酸菌、ビフィズス菌と書かれた聞き慣れた食品だけにこだわるのではなく、色々な食品から食物繊維を摂取することが大切であると学びました。

腸の基本知識から、ダイエットのこと、そして、健康的な食事の話まで、多くのことを学ぶことが出来ました。上記内容はほんの一部であり、美人塾では基礎知識からわかりやすく教えて頂けるので、専門家でなくても裏付けの知識を得ることができます。

心と身体の健康について正しい基礎知識を得て、情報に惑わされず真の美しさを保てますように。


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