本をもらったら読みたい本が沢山できてしまった話

考える人

というwebマガジン(って何だ?)を読んでいる。以前webではなくリアルな季刊誌として存在した頃には、ドリトル先生とか梅棹忠夫とか仏教関係とか興味を持った特集の時は買って読んだりしていた。いつのまにか廃刊になり、web版があることを知って懐かしく見ている。興味を引く記事がチョクチョクある。フォローしているエッセイもある。メールも購読している。只だけど。

連載されているエッセイが纏まると単行本になったりする。出版社は何らかの方法で人気を見ているのだろうか・・・。

とにかく、そこで単行本の出版記念にオートグラフ入の本を希望者にプレゼントという募集があった。申し込めば抽選でいただけるという。こういうのには遠慮がない私だから、本の前身となったwebエッセイをほとんど読んだことがないのに申し込んだ。正直に言えば、幾つか読んだ時はあまり面白いとは思わなかったのに。
こういう時は当選するんだな。

ちゃんとサインもされている

貰って読まないのも気がひけるので、読んでみた。世界文学の有名(?)作品色々の読後感想を3頁位で書いているというもの。ジャンルは所謂古典からSF、児童書と幅広い。元々がwebエッセイだから、各章が手短に纏まっていて私好み。

一番最初の「ギャツビー・・・」はあまりおもしろくなかった。前に読んだ時と同じ感想。ここで諦めてもなんなので、我慢して読み進めると、次からはどうしてどうして、どれもこれもメチャ面白いではないか。ここに来て気になって著者の略歴を見ると成程随分立派なことが書いてあるではないか。普通応募する前にその位調べるだろうがと自分でも思う。

読んだことのある本もあれば、初めて耳にする本ももちろん幾つもある。こういう本を読んで厄介というか嬉しいというか、そこに書かれている本を読みたくなってしまうのだ。今までも、「海軍主計大尉小泉信吉」や「忙中本あり」を読んだ時もそういうことなり、色々な本に巡り合うことができた。奇妙な符合だが、「海軍・・」は父から、「忙中・・」は著者の赤松正雄さんから頂いたものであった。

「やりなおし・・」を読んでいて、出てきた本が読みたくなると、それを忘れてしまわないように書き留めるか何かしないと先に進めない。外出先でメモがない時は携帯でアマゾンの「リストに追加」したり、名古屋市図書館で調べて予約したりしてしまう。図書館の本が来ると、肝心の元の本は中断だ。サブルーチンコールみたいなもんだ。

というわけで今日も2冊の本を借りてきた。

これは元々おとぎ話なのだが、この版はさらに幼い人向けに書き直しだということがわかり、オリジナルを借り直すことにした


古そうな本だが全く傷んでいないので、私が最初のお客かな

まだ緒についたばかりなので、これから山のように読みたい本が出てくるかと思うとドキドキする。

サブルーチンコールしないで読むだけでも面白いから、推しだな。




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