「世界一受けたい授業」毒を撒いた

これを見てしまった。酷いものだ。以前、やはり堺正章の仕切る別の番組で納豆の混ぜ方で嘘を広めて番組がなくなったことがあった。これはそれと比べ物にならないくらい酷い事件。

そもそもイスラム国と言ったらいかんだろう。長野も出ていてどうしたの?

今回の事件でもイスラム諸国とその国民が、様々な形でこの卑劣な蛮行を強く非難しました。しかし、日本のマスメディアが最近の報道のなかで、この蛮行に及んだテロ集団を「イスラム国」と表現していることが非常に残念であり、誤解を招きかねない表現であると強く認識しています。テロ集団の名称として使われるこの表現によって、イスラム教、イスラム教徒そして世界のイスラム諸国について偏見が生じ、日本滞在のイスラム教徒がそれに悩まされています。いわば、これも一種の風評被害ではないかと思われます。 平和を重んじるイスラム教の宗教名を汚す、この「イスラム国」という表記を、卑劣なテロ行為を繰り返す一集団の組織名として、どうか使用されないよう切に願います。世界の他の国々において「イスラム国」ではなく、DAESH、ISIL等の表現を用いる例があるように、このテロ組織に関する報道で、誤解が生じない表現の仕方について是非検討いただき、イスラム教徒=悪人を連想させるようなことがないよう配慮いただきたいところです。
— 駐日本国トルコ共和国大使館、2015年2月4日

そしてその酷い中身。知らない人のために書いておくと。デンマーク人写真家ダニエル・リューという人が、シリアで写真を撮っている時にISILに拉致され、身代金2億五千万円相当を要求。デンマーク政府は家族の訴えを退け、身代金の支払いを拒否。家族は、ダニエル氏の写真を大企業に高額で売って金を作り、まんまと人質を取り戻した。というのだ。これを美談のように取り上げていた。

番組のあとtwitterで随分話題になった通り、本人も含めてみんなで揃ってISILへの寄付金集めをしたということに過ぎない。どこにも「美」はない。ISILはこの金で武器を揃えたり、新しい戦闘員をリクルートしたりする資金として使うだろう。

しかもだよ、これをまた映画にして公開したらしい。見た若者は、そんなに儲かるならISILに参加したほうが今の辛い生活よりよっぽどボロいぜと、どんどん中東に行くかもしれない。

もっと思考を飛躍してみよう。この人本当に捕まったのだろうか?全部狂言だったらどう。仲間とつるんでビデオ作って、家族もグルになって金を集めて、まんまと成功。25kg痩せたとか言っても、今は特殊メイクもCGもあるからねぇ。今はその金どう使おうか考えてるのかもなんてねぇ。デンマーク警察は調べてみてほしいなぁ。よしんば、ダニエル氏のケースは事実だとしても、こういう狂言犯罪実行する人にアイデアあげちゃったのかもよ。

最後の方でダニエル氏はお決まりの「ジャーナリストが危険を犯して出かけなければ情報もない」と自己正当化して、出演者皆賛同していた。それはそうだろう。ジャーナリスト頑張ってくれ。しかし、女々しいじゃないか。行く前に人質開放交渉人のコンタクト先を家族に教えておいたというじゃないか。これも実に怪しいんだけど、まあそれは置いといて、実に女々しいよね。(女々しいも性差別用語? だったらすみません) ジャーナリストの本分を全うしたいというなら、命を捨てる覚悟で行って欲しいよね。拉致されても身代金なんか払うなと家族に言い残して行くのが筋じゃないの。兵隊と同じ気持ちで行ってよ。デンマーク人は皆そんなナヨナヨした人間だとは思いたくないけど、そういう見本だからねぇ。

とにかくこれは酷かった。

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