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わたし代表

復讐ドラマを観た後に、
1年ぶりの「silent」を観る。
憎しみに駆られて復讐することなんて考えていないし、
殴ったり、
拳銃出したり、
そもそも人が死んだりしない。
静かで、
優しくて、
目を離すと何も伝わらない世界。



ギャップ(苦笑)


居酒屋で奈々に、
手話を仕事にした理由を問われた春尾先生は、
手話を学べば奈々や同立場の人たちの考え方を知ることができると思ったが、
実際は言葉を理解することと、
相手を理解することは違ったと言った。
奈々は、
奈々でしかなかった、と。


別に改まって言うことでも今更ないだろとも思ったんだけど、
あぁうん、
そうだよな~って改めて思っちゃった。


聴者だからってみんな一緒じゃないし、
ろう者だからってみんな一緒じゃない。
女だからってみんな一緒じゃないし、
社会人だからってみんな一緒じゃない。


統計的に共通点は多いのかもしれないが、
同じ立場であっても考え方は人それぞれ。
だから、
わたしは女性代表として語ることはできないし、
社会人代表としても、
指導者代表としても、
親代表としても、
片親家庭代表としても、
離婚歴有代表としても、
宗教2世代表としても、
とにかくわたしは、
わたし代表としてしか語ることはできない。


だから、
お互いが向き合っていなければ、
相手を知ることなど決してできやしない。
言葉が通じても通じなくてもだ。



この世界に、
方程式などないのだ。



型にはめず、
自分の常識を取っ払って、
相手を知ること。


多様性を重んじる世界になりたいのならば、
そんな柔軟性がないと厳しいんだろうな。


そんなことを思った。
というだけの、
オチも特にない内容でした。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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