noteで投稿していくのでいいのかしら?

ちょっと過激なタイトルをあえてつけてみた。

コロナ療養中、自宅隔離しているので時間があるため、そもそも論を考えてみたくなった。
そもそも、なんでnoteで投稿しているのか?
noteを選んだけど、別プラットフォームを選んでも良かったのではないか?またnoteが他のプラットフォームと違うところも見えていったらいいなと思い書いている。(思ったよりプラットフォーム毎の分析が難しくほぼ支離滅裂状態になってしまった。。)

noteって何か?

配信型SNSとして2014年株式会社ピースオブケイクが始めた日本国産の配信サイト
noteのことをさらに調べていく中で、ただの配信サイトと呼ぶよりかクリエイターエコノミーを実践する上でのメディアプラットフォームと呼ぶ方が今回行いたい話に合致するのでこの定義で呼ぶことにする。
noteのサービスとしては、投稿、つぶやき、画像、音声、動画の5つの投稿形態を各種SNSやECサイトに連携できるというものである。
無料の記事投稿以外に、課金プランと収益化可能な仕組みが用意されている。またnoteでは投稿者をクリエイターと呼ぶ。
読み手は気に入った投稿への投げ銭によるクリエイターへのサポートが可能。クリエイターは、月額会費制のサークル運営、記事の有料化ができるほか、プレミアム会員や企業向けのnote proといったサービスにより記事投稿以外のメリットとしてコミュニティの形成や運営、参加をすることが可能になる。

またnoteには過去にいくつか不祥事があった。
2020年ごろに投稿の詳細ページから投稿者のIPアドレスがわかってしまう障害が発覚した。またその後、ウェブアーカイブ拒否問題が発覚。脱線するが、ウェブアーカイブとは、1996年から始まった後世の人類のためにウェブ上にあるWebページを定期的にクローリングし、アーカイブするサービス。このウェブアーカイブのクローリングに引っ掛からなくなってしまったことが発覚したとのことである。

ウェブアーカイブについて概要だけ載せておく。ここに関してさらに深掘りしてみても面白そうだと思うが、それはいつかのネタとしてとっておく。

ボットがウェブ上のサイトをどの程度深くまで保存するのかという点は、インターネット・アーカイブのチームが決定しています。特定のボットは700の「最もアクセスする人数が多いサイト」を重点的にクローリングしており、そのサイトにはYouTube・Wikipedia・Reddit・Twitterなどが含まれるとのこと。また、グラハム氏は「アーカイブの観点からすると、興味深いのは世界中の政府やNGO、ニュース関連のサイトです」と述べており、インターネット・アーカイブはおよそ600人にもおよぶ専門家やパートナーと協力して、独自の原則にもとづいたウェブページのバックアップを行っています。

https://gigazine.net/news/20181002-internet-archive-time-capsule/

ウェブアーカイブに関してそのライフサイクルをまとめた資料も今後のために残しておく。

現在これらの障害も経て、2022年に会員数が500万人を超え、前年比の30%増となっている。アクティブユーザ数は2020年時点で月間アクティブユーザ数が2000万人を超えたとのニュースもあった。(アクティブユーザ数はその月に1度でもnoteおよびnoteアプリにアクセスした利用者の数を指す。つまり、純粋な人数ではなく、一人が複数回アクセスした場合それは複数回分でカウントされる。)
近年は企業の利用も増えており、政府としてもデジタル庁がnoteに公式アカウントを作成したりその地位を確立している。

正直ここまですごいメディアだとは知らなかった。運営しているメンバーも聞いたことある名前の人が多く。かなり成長している媒体だとわかった。

競合との比較

上述した通り、noteは2022年時点で登録者数は500万人で前年比30%で伸びている。その他にも有料コンテンツを実施するためのサービスやコンテンツを盛り上げる仕掛けをさまざま打ち出している。ECサイトと連携し、収益化をするための仕掛けも用意されている。(詳しくはこちらを参照)
まさにクリエイターエコノミーを実践していくためのプラットフォームとして育っている印象を受ける。

ここで他のそうしたクリエイターエコノミーを支えるメディアプラットフォームとして調べる中でわかったサービスを列挙してみる。他にもいくつもサービスはあると思うが、以下の二つと比較する。

・WordPress
・アメブロ

調べていく中でわかったこれらのメディアについてそれぞれ比較してみる。

・WordPress
全世界のウェブの1/3以上がwordpressで書かれており、日本国内でも利用者数は500万人以上のCMS。noteの競合なのか疑問になるほど巨大なサービスであり、ブログ機能はあくまでサービスの一部。2003年に当時流行っていたCMSの使い勝手に不満を持った創業者の二人がオープンソースで公開したのが始まり

・アメブロ
2019年の調べで利用者が6700万人のサイバーエージェント社が提供する国内最大級のブログサービス。
アメブロも有料記事のサービスが2019年ごろより開始された模様であるが、当初アフィリエイト広告での収入を目指しての記事としていた模様である。
またameba owndと呼ばれるbaseのECサイトと連携ができるサービスも展開されている。

比較軸がわからないほど規模も方向性も違うサービスだがブログを掲載できるプラットフォームとしてはいずれも代表的に利用されている。
国内か世界規模か、広告収益を求めるか、コミュニティの形成を求めるかなどが違う。またいずれもwordpressはかなり自由に自分でUIをいじれるのに対してnoteやアメブロはUIはほぼテンプレートで決められていることなどの違いが見られる。

noteで投稿していくことについて

noteのこと他のメディアプラットフォームを見ていく中でいかに自分がなんとなくこのプラットフォームを使い始めていたのかということを理解した。そもそもnoteがどれだけ色々なサービスを持っているか、できる可能性について知らなかった。またwordpressがどれほど巨大なプラットフォームなのかやアメブロというブログサイトについても。ECサイトとの連携なども考えていなかった。ただ匿名の誰かに見てもらえる日記投稿掲示板みたいな感覚で書き始めていたが、知れば知るほど、調べれば調べるほどnoteの潜在能力が見えてきた気がする。また他のプラットフォームもそれぞれに戦略を練っていることも。とても一日でまとめられる内容ではなかった。毎日更新しながらもっとこの業界のことも知りたくなった。

しかしこれが結論ではつまらないのでもう少し考えてみたい。
noteがすごいメディアであることは薄々わかり始めた。使い方によっては集客や収益化、コミュニティ形成ができるクリエイターエコノミーのプラットフォームであることを理解した。

そうすると、何を書くか、自分をどうブランディング化していくか、どこを目指して書いていくか考えていく必要がある。自分が片足突っ込んでみた世界はクリエイターエコノミーとの架け橋になる可能性のあるプラットフォームでありそこでどう振る舞うかは自分の目線次第である。

またクリエイターエコノミーという観点であればnoteという選択肢以外にもDe So上のメディアプラットフォームで投稿をしていくのも面白いかも知れない。ただ、web3の世界ではブロックチェーン上に消されないアイデンティティとして情報が残ると聞いているので、ちゃんと調べた上で、コンテンツの方向性などを定めてから始めた方が良かったりする面もあると思う。
どのプラットフォームで何を目指してどんなコンテンツを生み出していくか。この戦略を考えるの面白い。
匿名度が高く、かつ投稿に対しての反応があり、今も日本国内で利用者数が伸びているnoteで書く練習を続けていくのは今時点では良い選択であると考える。

以上。読んでくださりありがとうございました。

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