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【1000字でススメ!】第84回「なんもない feat.星街すいせい, sakuma./MAISONdes」

みなさんこんにちは

ここは週1回ホロライブのオリ曲・歌みた動画から1曲選び、1000字程度でおすすめする。そんな記事。

今回の曲はこちら

「なんもない feat.星街すいせい, sakuma.」MAISONdes/2024年5月1日

僕にはなにがあるの?

今回取り上げるのはMAISONdesさんで「なんもない feat.星街すいせい, sakuma.」

まずはこの記事を読む前にぜひ1回お聴きください。

こちらは昨日公開された映画「トラペジウム」の主題歌。
元・乃木坂46の高山一実さんによる、アイドルを目指す少女を描いたデビュー小説の映像化作品です。
MESONdesは、同じ時代に生きるアーティストを引き合わせここでしか生まれないコラボレーション楽曲を生み出すどこかにあるアパートというコンセプトのもと、これまで多くの名曲を生み出してきました。今回はVTuberとして初めて星街すいせいさんが参加。
ちなみにアパートということもあり彼女たちには部屋番号が与えられるのですが、今回の「322」が彼女の誕生日3月22日からとられてるのも粋ですね。
青春期の「何者かにならなければいけない」という焦燥感を含んだ感情的な歌唱がこちらの心へと訴えかけてきます。また、歌っている彼女自身のバックボーンも歌詞に重ねずにはいられません。

タイトルである「なんもない」は、作中において主人公がアイドルと自らを比較したときに抱いた感情。
それは、「絶望」の言い換えなのでしょうか。

さて、この曲のピックアップ歌詞はこちら。

たった一度きりじゃない
人生なら どう生きていくんだろう
けど たった一度きりの今すら
ちゃんと生きているのか どうだろう

引用:MAISONdes「なんもない feat.星街すいせい, sakuma.」(作詞作曲:sakuma.)

「生きていること」と「死んでいないこと」の違いはなんでしょう。
私たちは果たして「生きている」でしょうか?

「なんもない」という絶望に触れた時、自分ならばどうするのか。
諦めて立ち止まるのか。
それとも目も眩むような光に手を伸ばすのか。
そこで手を伸ばすことができる者だけが、新たに光輝くことが出来るのでしょう。

なにも持たないからこそ、これからなにかを手に入れていくことができる。
何者でもないからこそ、何者かになれるのかもしれません。


ホロライブのオリ曲・歌みたはホロライブ公式チャンネル「hololive ホロライブ - VTuber Group」さんの再生リストから見るのが便利です!
あわせてご覧ください。

それではまた次回

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