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【1000字でススメ!】第41回「ユグドラシル/不知火フレア」

みなさんこんにちは

ここは週1回ホロライブのオリ曲・歌みた動画から1曲選び、1000字程度でおすすめする。そんな記事。

今回の曲はこちら

「ユグドラシル」不知火フレア/2023年4月2日

朽ちることなき樹の下で

今回取り上げるのはホロライブ3期生不知火フレアさんで「ユグドラシル」

まずはこの記事を読む前にぜひ1回お聴きください。

こちらは彼女の3周年記念ライブの際に立て続けに披露されたオリジナル楽曲のうちのひとつ。それから半年ほどの時を経て、彼女の誕生日にMVが投稿されました。
まるで神話のような詩的な歌詞で綴られ、語り継がれてきた物語の世界へと誘われるかのようです。
「Smile & Go !!」では配信者としての彼女の自己紹介ソングだったのに対し、本曲ではぐっとハーフエルフという設定によって彼女を表現した曲になっています。

歌詞には「海賊」「騎士」「兎」など同期である3期生のメンバーを想起させるワードが仕込まれておりサービス満点です。

タイトルの「ユグドラシル」は、北欧神話に登場する世界樹とも呼ばれる世界を体現する樹のこと。
北欧神話は古今東西さまざまなファンタジーにおいて下敷きにされてきており、私たちもすっと曲の世界に吸い込まれてしまいます。
歌詞の隅々まで幻想的な表現が織り込まれており、語り手であるハーフエルフの繊細な心情に触れることができるのではないでしょうか。

さて、この曲のピックアップ歌詞はこちら。

季節は
巡りて
種はいつか芽生えて
見守り
見送り
花は実を残す

引用:不知火フレア「ユグドラシル」(作詞作曲:砂守岳夫(未来古代楽団))

この曲は命尽き去っていく仲間たちを送る優しい鎮魂歌。
わたしたちにとってファンタジーの話であっても、その世界で生きる者、そしてハーフエルフである彼女にとっては長命であることは逃れることのできない現実です。

悲しみに立ち止まることなく、出会いと別れを繰り返していく。しかし、その出会いも悲しみだけではありません。

数多くの思い出を輝きに変えて、彩られていくことで命は続いていきます。

誰かを見送り、そしていつかは見送られていく。
しかし、誰かが覚えている限りその輝きは色褪せることはありません。


ホロライブのオリ曲・歌みたはホロライブ公式チャンネル「hololive ホロライブ - VTuber Group」さんの再生リストから見るのが便利です!
あわせてご覧ください。

それではまた次回

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