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余命0日が少し延びたかも

父が2度目の面会に来てくれて体調の事を説明したので、この機会にここでも入院の経緯と現状を報告しておこうと思う。
 腸に転移した癌が大きくなって腸が破れると緊急で手術になるのだが、肝臓に転移している癌も同様に大きくなっているので手術に耐えられない可能性があって、その時の判断は相当難しいだろうと主治医に言われて今回の入院が始まった。主治医から言われた訳では無いが明日どうなるかわからないという事なので余命0日という事かと理解するしかなかった。
 なので可能な限り家族や親戚、友人や同級生と会っておこうと連絡して面会に来て貰う事にした。会えるのが最後になるかもしれないので、すこしだけ我儘を言ってみても良いかなと思っての事だ。
 入院初日から腸からの下血に対処する為に輸血、絶食療法、栄養剤点滴、止血剤点滴、鉄剤注入、抗生剤点滴を行ったが、もちろん全て同時にやってた訳ではなく、先ずはこれ、次にこれという具合にこれらの治療を行ったという事だ。
 入院してしばらくすると高熱が出て2日程苦しかったが薬の処方で対処できた。お腹まわりが少し痛む事が入院初期はあったと思う。まあすぐ収まるぐらいのチクッとした痛みだったが。
 次に手に皮疹が出て痒みで悩まされた。同じくらいに微熱が出るようになった。何が原因かわからないが皮膚科医と主治医の判断で抗生剤を止めて、減らす予定の薬を元に戻す事になった。
 血液検査等の結果から下血が収まりつつあったので入院1週間目に絶食から重湯とスープの食事が取れるようになった。
 皮疹は毎日少しずつ良くなっていき、今は手からは完全に消えているが、痒みだけが少し残っている。お腹まわりの痛みは全く無くなった。貧血の為に歩くと息が切れていたのが今は普通に歩ける。熱も平熱に戻った。
 
 余命10日ぐらいには、なってるんじゃない?

 まだまだ油断は禁物だと自覚しつつも自分自身では危機感は無くなってきている。
 
 家族、親戚、友人達の励ましが特効薬となった気がする。
 
 余命20日ぐらいには、なってるんじゃない?

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