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「街にはサイネージが溢れている」

昨日はポカポカ陽気にも誘われて、午後からお散歩に出かけました。私の住んでいる佐倉の街から酒々井を抜け、宗吾参道駅まで行ってみようと思いたったのです。iPhoneの地図で見ると、宗吾参道駅まで1時間27分(徒歩)とでてました。お散歩には丁度いいかな(*^^*)。

京成線の線路に寄ったり離れたりしながら田舎道を歩き田んぼの真中を突っ切り、京成電鉄の車両基地研修所の間を抜け、ようやく宗吾参道駅に着いたのですが、はて、町がない…^_^;。この辺りの駅には往々にして“駅前には何もない”という状況が発生して驚かされますが、ここもご多分に漏れず、コンビニ一つない町並み?でした。

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唯一つ、大きな鳥居が見えたので、そちらの方向に歩き始めます。
その先は上り坂になっているようですので、きっと何かあるのでしょう!(この時点で「宗吾霊堂」というものの存在自体がなんだかわかってなかったっす(*^^*))

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「一日300円」という駐車場の看板のみ、「あ、ここは駅前なんだ」と感じさせてくれるサインでしたw。上り坂を5分ほど登りましたが、特に何もありません。そのうち道は通行量の多い幹線道路に突き当たりました。
はて、どちらに行こうか?
右と左を見回すと、右のほうが若干お店の看板が多い気がします。左は看板の間隔がまばらで、だんだん何もなくなっていく不安な感じが。なのでここは右に曲がってみようと決心し、再び歩き始めます。

すると、土産物屋や蕎麦屋、旅館なども現れ、だんだん“門前町”の様相を呈してきました。おお、きっとこの先に何かあるはず… お!あった!!

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ようやく「宗吾霊堂」を見つけました。
ここまで駅から10分ほど、鳥居や灯籠はあったものの、何の看板もなかったので結構不安な旅でしたよw.

義民 佐倉 惣吾郎を祀る「宗吾聖堂」

 当山に祀る御本尊 宗吾様は、江戸時代の封建制度の中で災難に苦しむ10万の大衆のため男子の大厄の42歳の御年に尊い命を捧げられました。

これは偏に国家泰平・万民豊楽(国の安泰は私たち一人一人の生活の幸せにある)を願っての御生涯であり、その志を曲げることなく貫き通したのであります。

 即ち、大衆の命・後世に生きる人々のために災厄を一身に背負い身代りになって下さったのであります。

 宗吾様のこの尊い御生涯・志に触れると共にそのお徳にあやかり、幸福で豊かな21世紀を生きていくためにも義民宗吾様を祀る宗吾霊堂に、皆様お揃いでのご参詣・厄除けをなさることをお勧めいたします。

上記は宗吾聖堂のHPからの引用ですが、なるほどそういう言われのお寺だったのですね。昨日は単に「近所に越してきましたタケウチです」とご挨拶をさせていただいたのですが、今度来るときは是非「厄除け」のお守りをもらってきたいと思います。

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境内では梅まつりが行われており、とてもきれいでしたよ。
iPhone11Proの超広角レンズで、本堂を一枚!

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さて、そこから一度駅の方まで戻ります。
戻りがてら「この後どうしよう?」と考えていたのですが、ここまで来たら折角だから成田山に行ってみようか、と思い立ちました♪

駅に戻り下り電車に乗ります。「公津の杜」駅を経て間もなく「京成成田」駅に到着です。この駅、ホームから改札口まで段差が一切ない(下りホームのみ)、不思議な構造の駅でした。ホームを降りたらそのまま駅前広場に出られます。究極のバリアフリーですねw。
駅前にある案内板を見て、成田山新勝寺の位置を確認し歩き始めます。駅前から繋がる参道を歩いていると、不思議なことに気が付きました。参道は一方通行の車道を両サイドから挟むように歩道が設置されているのですが、歩道と車道の間の車道側に1mくらいのスペースが設置されています。つまり、車道を両サイドから歩道が侵食する形になってるんですよ。
このスペースは、普通に考えると今流行の“自転車レーン”にも見えなくもないですが、ここでそんなに自転車が走っていない事を考えると、やはり“歩道”ってことなんすかね?(写真撮ってくるの忘れたので、今度撮ってきます)普通に人が歩いてましたわ。
まあ、それはそれとして10分ほどで新勝寺の山門前まで到達しました。

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正面の激坂を登ると広大な本堂のスペースが出現しました。

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ここはお寺なので、間違えて拍手とかしないように心がけつつお参りしてきました。
この左手奥にある出世稲荷神社にもお参りしましたが、門前にある売店ではリアルな油揚げとかが置いてあり「???」と思ったのですが、お稲荷さんの前に行くとそれをお供えするスペースが置かれていました。
ほ~、マッチポンプ、という言葉が頭をよぎる…w

その時点で時刻は午後3時。さて成田の町でも散策しようかとも思ったのですが、急に冷たい風が強く吹き始めたので、今日はこのまま帰ることにしました。(何せ、佐倉の駅からも20分程度歩かねばならないので…w)

今日は街の散策をしてみましたが、改めて「街にはサイネージが溢れている」と感じ、実際それが役立っている(というか無いと不便)と感じました(逆に言えば街じゃないとサイネージもない…)。
やはり人がいるところには何かしらのインフォメーションが必要になり、それを担っているのがサイネージ(看板)なんだな~と実感しました。

ではまた!

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