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HAMは諦めて、読書を始める…w

前回は「アマチュア無線(HAM)再開局」の話をしていたと思うが、いざ始めようと思っても何せ機材が全く揃っていないので、おいそれとは始まらない。

一応最低限(本当にこれ以下はないくらいの)の機材はあるのだが、こんなもんで始めたとしても何も始まらないだろう。田舎はアマチュア無線家が少ないのだ。
144と430のハンディ機では、聞こえないし話せない。

かと言って、新しい機材を買って揃えたとしても田舎のアパートぐらしではろくなアンテナが建てられないので、たかが知れている。後々何かと不満がたまり、嫌になってしまうだろう。

FT-8といって、PCと直結して通信する方法もあるらしいのだが、それならインターネットで直接やり取りした方が早いし金もかからない。所詮アマチュア無線はPCには太刀打ちできないアナクロな通信方法だ。

まあ、一応再開局はしたものの、結局のところ“何もしない”のが一番良いのかもな、と思う今日このごろだ。


で、その代わりと言ってはなんだが、ここのところ「読書」という更にアナログな趣味に走っている。
もうこの歳になると“ビジネス系”とか“ノウハウ本”などを読むのにモチベーションが続かないというか、興味がわかないので、読むのはもっぱら小説だけだ。

小説もかなり選り好みするしね。
物語の推進力が弱いものは、ほぼ無理な感じなのだよな。
風景やモノの描写がうるさいものは、ダルくなって止めてしまうことが多い。
そうは言っても“面白い”ものだったら大丈夫だ。

最近はすっかりレイモンド・チャンドラーを気に入ってしまって、彼の作品を読み漁っているが、元々数が少ないのでその内“枯渇”してしまい困ることになるだろう。
そうなると、読み返すことになりそうだ。

レイモンド・チャンドラーの一番?有名な作品に「The Long Goodby」(Wi-kiを調べると“ネタバレ”が堂々と書いてあるので、未読の方は参照しないことをオススメする)があり、それが気に入っているという話を前回もしたが、この作品には3つ(4?)の日本語訳があり、そのどれもが今でも手に入る作品だ。

  • 「長いお別れ」 清水俊二訳(1958年)

  • 「ロング・グッドバイ」 村上春樹訳(2007年)

  • 「長い別れ」 田口俊樹訳(2022年)

後、今年の5月に「ザ・ロング・グッドバイ」小鳥遊書房という本も出ているようだが、まだ手に入れていないため詳細不明だ。

まだぼくは村上春樹版と清水俊二版しか読んでいないのだが、田口俊樹版を近々読んでみようと思っている。
なんでそう思ったかというと、訳者の田口氏が本人の言葉でいろいろ語っている動画を見たからだ。

訳者自体の語っているのも聞くのも、面白いものだ。

それにしても、村上春樹版のロング・グッドバイの「訳者解説」はすごい。
何せ50ページくらいあるので、ちょっとしたビジネス書を読むような心構えで読まないと挫折する。

彼の分析(読み方)はおもしろかったので、もしこれから読む方がいらっしゃったら、頑張って読み切ることをオススメする。
さすが、村上春樹。ちなみに訳自体も村上版の方が好きだ。

そんなわけで、一冊の小説(しかもかなり長編)を3回も読むことになるのだが、更に何回か読むかもしれないね。

「ハードボイルド(固茹で卵)」というジャンルについてはいろいろご意見もおありでしょうが、今のところぼくの気分にあっているのかもしれない。

レイモンド・チャンドラーを読破した後は、やはりダシール・ハメットアーネスト・ヘミングウェイに行くべきなんだろうが、まだ決めてない。
いずれにしても、ノンべばかり出てくる似た者同士な感じが良いのかもしれないね。

ここのところウイスキーの消費量が増えているのも、その傾向か。
いずれにしても、ろくでも無いところばかり真似をするのは止めておこう。

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