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ペット飼育におけるネグレクトについて考える。<漆>

※ これは、ペット飼育ネグレクト疑惑動画をupしているYouTubeチャンネル『やまねこと猫』の動画を振り返り、問題点を検証していく記事である。

■ 突然の報告

仕事が忙しくなり、動画up頻度が落ちるという報告があってからおよそ1ヶ月。
3~4日程更新が途絶えたある日、一つの動画がupされた。
炭治郎の訃報を知らせるものである。
下の画像は、亡くなった日の経緯を文字起こししたものだ。

訃報テキスト

気になる点がいくつかある。

1.検査では異常は見つからない

『調子が悪そうで検査はしたが、異常は見つからなかった』という点について、過去の病歴から考えれば再発や悪化が考えられるが、それに関しては異常は見つかっていないという。
膀胱炎が重篤化した場合、腎不全や尿毒症になってしまうほどの病気だ。
2月の膀胱炎、9月の尿道閉塞による緊急入院、これらの病後ケアはほぼされていない。(そもそも、膀胱炎の時点で病後ケアがきちんとなされていれば緊急入院にまでは至らないのでは?)
それなのにもかかわらず、検査では異常が無かったという。
果たして夕方の受診は本当になされたのか、少々、疑問である。

2.あるはずなのに『無い』ことにされた動物病院

容体が急変し、動物病院に電話をかけたがどこにも繋がらずとあるが、山口市には21時まで受診可能な動物病院があるのだ。
炭治郎が亡くなったのは11月15日、この日は『きよときペットクリニック』の受診が可能だったはずだ。
受付が20:30で終了とのことだが、HPを見ると時間外の受診も可能とある。
この情報は『山口県 動物病院 夜間』と検索すればすぐに出てくるものだ。
ペットを飼っていればこのように夜間、怪我をしたり病気の急変があったりとした場合に、事前にどの動物病院が受入れ可能か調べておくものではないだろうか。

3.死因について

動画内で語られた死因は不明となっている。
Twitterではチャンネルのメンバー向けに発信されたメッセージのSSが出回り、そこには死因が不明とは書かれていなかったようである。
(チャンネル主の許可を得ない状態で出回った情報のため、ここでの言及は避けることとする。)

『猫の突然死』について調べてみると、コチラのWebサイトがヒットした。
突然死の原因の一つに、腎臓病が挙げられている。
膀胱炎や尿道閉塞を患ったために、重篤化し腎臓病を引き起こした可能性は大いにある。
もし、膀胱炎の時点で(遅くても尿道閉塞での入院以後)きちんとした病後ケアがなされていたら、今と違った結果になっていたかもしれない。

■ 多頭飼育するということ

当然のことながらペットを飼育していると、医療費がかかる。
ワクチン接種や健康診断だけでなく、突発的な怪我や病気ならなおさらである。
年間にかかる医療費としては、平均1~3万円程であるという。
それが15匹と考えると、多く見積もれば45万円程だ。
ロロのように定期的に通院していれば、更にお金がかかることになる。
やまねこと猫の動画では、ワクチン接種であったり病気にかかった猫の病後ケアが話題に上がることはほとんどない。
そのことを考えると、生活費から猫の医療費を賄えないのではないかと思えてならない。
最低でもロロの定期通院代だけしか捻出できないとしたら、他の猫たちの医療費が削られてしまっていた可能性がある。
それが炭治郎の医療費であったとしたら……。
あくまでも、可能性のひとつである。

■ 再度のお願い

以前にも情報共有した行政機関に、再度、情報を提供させて頂いた。
状況が悪化していること、炭治郎の病後ケアがまともにされていなかった可能性が高いこと、炭治郎の早過ぎる死、これらを伝えた。
動画内で語られていた内容に虚偽がある可能性があるため、真実を追求して頂きたいという旨も伝えた。
どうか、炭治郎に起きた事実がしっかりと行政機関に伝えられ、正しい判断が下されることを切に願っている。

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2021/12/16、一部、画像削除・加筆修正。

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