見出し画像

天井落下事件

インド洋に浮かぶ小さな島国モルディブ共和国でヘアメイクの先生をしていた頃のお話



臨時ニュースをお伝えします。

2006年2月11日の午前7時ごろ、モルディブにお住まいのMarrypossaさんのお宅で、天井が降ってくるという、大変、ショッキングな事件が起こりました。

詳しい状況を、現場からお伝えしたいとおもいます。

「現場の、Marrypossaさ~ん?」

「。。。はい、現場のMarrypossaです。
今朝、7時ごろですね…寝ていましたところミシミシという音とともに急に、天井の一部が落下してきました。

落下物の大きさは、直径約50センチほどの非常に大きいコンクリートの塊で、大変硬いものでした。

落下物は、私の頭部をかすめベットに落ちた後、さらに、床に落ちて、砕け散った模様です。
その際、私は飛んできた破片が目に入ったり、擦り傷を腕と顔に受けるなどしました。
しかし、この時私はちょうど、運よく、目が覚めた状態で咄嗟にインディージョーンズのように身をよけ、この落下物を回避しました。我ながら実に素晴らしい反射神経でした。何かの力に引っ張られたかのように、とっさに体が動いた…と言っても過言ではありませんでした。」
「Marrypossaさん、落下の原因はなんでしょうか?」

「大家さんに尋ねましたところ、ひとつは、建物の老朽化であろうということです。そして、もうひとつ気になる点ですが最近、上の大家さんの部屋に親戚の子供たちが泊まりに来ていて、走り回ったり跳んだりと非常に騒がしかったことです。」
「また、先ほど修理をやってくれる男性が着まして、天井の処理と調査をされました。その男性に今後の見通しを尋ねましたところ、違う場所にも落下の恐れが見つかったので、明日また修理しにくる。。と言うことです。以上、現場からお伝えしました」

「。。はい、ありがとうございます。大変、ショッキングな事件でしたね。その後、Marrypossaさんの容態は、いかがでしょうか?」

「えー、私は、大変元気でして、逆にアドレナリンがでたせいなのか、修理に来た男性に写真を撮っても良いか?と尋ねたりコーヒー飲むか?と進めたりと非常にテンションがあがっております。」

「そうですか。無事でよかったですね。以上、臨時ニュースをお伝えしました」



落ちてきた天井の塊
剥がれた天井
散らばった破片

生きてて良かった。
あれ直撃してたら間違いなく今頃こんな風にnote
書けてないですね。
九死に一生でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?