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家族のはなし

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うちの家族の日常
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#介護

母を看取った。

令和4年 11月25日 午後5:58 母の呼吸が永遠に止まった日。 私は朝から病室にいて、鎮静剤が入っていても、 眠気と戦い起きていようとする母に、いつものように他愛ない話をし、身体をさすり、顔を撫で、手を握り 休んでいいよ、少しねむっていいよ、と話しかけていた。 眠りたくない、起きていたい、と、うわ言を繰り返しながらも、母が目を閉じ眠ると、突然 溢れ出した。 涙を拭うことなく「お母さん、今まで私たちの為に頑張ってくれてありがとう。もう、私たちは大丈夫やけん、心配せず、お

ドクン ドクン 体の中を走る音は 時計のように 休むことなく 私の命を知らせている。 いつかその音が 飛び跳ね、狂った時を刻み出すと あなたの命の終わりを知らせる。 あなたの胸に耳を当て そっと目を閉じる。 無限の世界が広がりだす。 私があなたの一部なのだと理解する。 ありがとう。 ごめんなさい。 愛しています。 私の中を走る音が 強く、 強く、 そう、告げている。

日々夫婦 日々親子

父と母今日、退院した母の髪は根元から6cmくらい真っ白で 入院した時よりおばあちゃんになっていた。 それを見た父が 「真っ白になってしもうて 笑 竜宮城の生活はどうだった?」 と冗談を言って、そこに居たみんなが笑ってた。 「お陰様で快適でした。鯛も平目も美味しかったです」 母も恥ずかしそうながらも、ユーモアで返す。 我が親ながら、いい夫婦だなとほっこりする。 私と母帰ってきてすぐ、母の髪を染めてあげて お風呂で洗ってあげる時、 一生懸命、ギューッと固く目