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「神代植物公園大寒椿歌 十五首 上」

チャウチャウの
かわゆさ覚ゆ
獅子頭
椿となりて昔が今に

獅子頭

花びらを
所せましとならべられ
愛を語れよ
余すとこなく

卜伴錦(ぼくはんにしき)

みずからに
白き天使がまいおちて
紅に染まるを
愉しむように

昭和の栄 サザンカ 綺麗だから特別に

いにしえを
蹴散らし魅せた
アバンギャルド
古来の色は見え隠れして

京錦 ハルサザンカ これも特別

あくまでも
主人慕える使用人
主役の愛嬌
家に振りまき

太郎冠者

鹿児島と
聞けば紅色さつまいも
梅も椿も
血流のごとくに

鹿児島

これからの
満るときをたのしみに
下弦の月は
ぼんやりと見ゆ

中部名月 
今日は上弦の月 写真は新月から五日目の月と木星。月に消されないくらいに輝いていました。

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